え?これはもしや当たりでは?
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年日本製作
総集編ぐらいがちょうどいいのでは?
監督
福田己津央
・機動戦士ガンダムSEED
・GEAR戦士電童
・新世紀GPXサイバーフォーミュラ
ネタバレ あらすじ
2024年1月16日
amazonprimevideo自宅鑑賞
2024年1本目
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概要:問題作の『ガンダムSEED DESTINY』の総集編
2024年1月26日劇場公開予定の
劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
に備えて過去作の
スペシャル・エディションのHDリマスター版
を鑑賞することにしたわけです。
今回は前作が48話を3部作だったのに対して
50話を4部作と尺が大幅にUP
『ガンダムSEED』の続編で
2006年〜07年に地上波にて放送された
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』を
4部作の総集編にし
2006年5月に放映された1作目。
1話〜13話の13話分を94分に
まとめている。
また本作は
2013年4月〜2014年3月にMXテレビにて
放映された
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター』
というHDリマスター版という
画面アスペクト比を4:3ノーマル・サイズの
原画から上下部分をカットした
16:9ワイド・サイズに変更され
一部カットは新規カットに大幅に入れ替えられ
総集編にて追加されたシーンなどを
混ぜ込まれた10年の月日を経て
現代の高精細なアニメ作品の数々に
埋もれることなく視聴に耐え
海外勢にも布教のできる
バージョンアップ版から
一部カットを入れ替えたものを
劇場効果に合わせて2023年に製作し
今回初公開。
上記の2024年1月26日劇場公開予定の
劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
に先駆けて劇場公開されたものが
VOD配信に追加されたというやつ。
総集編:絶妙に短縮しているがダラダラしてる作品なのでむしろちょうどいい
1話〜13話を94分にまとめた総集編。
1話18分程度と考えると
13話分なので
234分くらいあるが
今回は半分ぐらいに圧縮している。
『ガンダムSEED』の総集編シリーズに
比べると最初から余裕ありまくり。
そしてそもそも同じ雑魚MSの戦闘シーンが何度も出てくるし回想シーンばっかの問題作だったし
シンはぐだぐだ嫌味たらしいなど問題が多い作品だったのが色々短縮されてむしろ良くなっている。
主役がアスランに最初から変更
『ガンダムSEED DESTINY』の
一番の問題点は
主役であるシン・アスカが
後半になると倒される存在の
敵の1人に格下げ。
前作までの主人公のキラが
主人公のポジションに返り咲き
挙句にシンさんは
吹っ切れたアスランさんに
ボコボコにされるという
凄まじい格落ちしてくる作品。
しかしこの総集編では最初から
アスランの語りから始まり。
アスランの視点を中心に描かれるので
シンが最初からほぼ脇役
レイやルナの登場も序盤のみで
アスランの活躍が主になる。
後半ではキラの復活や
シンの覚醒など要所要所の
盛り上がりのあるMS戦闘を
絡めたシーンはしっかり描かれる。
また
シャアことデュランダルの台詞が異常に長い
と過去作の問題点を
うまいこと解消していて
絶妙過ぎる。
絶妙に過去作を意識してるの好き
新主人公の登場や
デスティニーガンダムの
絶妙なZ顔など
製作者達の絶妙な配慮がありがたい本作。
しかし見返してみると
絶妙なオマージュもあってびっくり。
アスランが初期ライバルキャラで
やはりクワトロを意識しては
いるんだろうなぁと思うわけで。
そんな彼がザクに乗って
背面打ちというトリッキーな技を
決めるのがなんだか百式に乗った
クワトロみたいで面白いわけです。
また『SEED DESTINY』では
ザフト側の量産型MSが『ガンダム』に
目配せしてジンからザクに変更。
勿論ジンやゲイツの発展期も出てくる。
そのザクに乗ったアスランが
大気圏に突入する時の姿が
『ガンダム』にて大気圏突入して
燃え尽きた姿と一緒なのも激アツ。
相変わらずの殺伐とした世界で熱い
と前作でも最終戦争とも言える
大量の核攻撃の応酬や
コロニーレーザーの応酬。
地球での電子レンジ攻撃やら
EMP爆弾からの虐殺など
もう人類末期感が凄まじいが
今作では序盤で
コロニーの残骸を地球に落とす
鬼畜の所業が行われ
主要都市が壊滅しまくる。
そこから再びの大量の核攻撃からの
コロニーレーザーで軍人が
爆発する爆発する。
またシン・アスカの家族が
戦争の犠牲に遭う
ゴア表現のきつい死体の登場など
なんだかんだえぐいんだよな
さらにはラクスの影武者やら
ラクスの暗殺で特殊部隊の登場など
絵柄の割にハードな内容だよ
ラスボスがの声がシャア
続編にあたりザクなどの初代ガンダムの
ネタを流用するだけでなく
主要メンバーというか
ラスボスの声優にシャアの声優を務めた
池田さんを起用。
しかもあの鬼畜な所業を行った
アスランの父のパトリックの後釜という
不穏すぎる存在。
シンやアスランやカガリにクソいい顔
しときながら
ラクスのセクシー影武者を用意したり
ラクスに特殊部隊と大量のMSを極秘裏に
差し向けてる鬼畜キャラ。
勿論終盤で大胆なデスティニープランを発動する
人類を遺伝子レベルで管理して統制しようとした
凄まじい思想の人だった。
またこの初代ガンダムの声優を
ラスボスにする風潮は
次回シリーズの『ガンダム00』でも実施され
古谷さんが偽名でリボーンズを演じましたね。
それもとても良かった。
声優ネタとしては
レイの声がクルーゼと一緒の関さんだし
ネオの声ムウと一緒の子安さんだし
バレバレなのやばい。
逆に最初にデスティニー見た時は
ルナ・マリアのポンコツっぷりがヤバくて
声優含めてなんだかなぁって思ったが。
そのイメージは現在は払拭。
ちなみにシンさんとルナさんは
声優さん同士で結婚しててやばい。
問題点:思い返すと新キャラの印象が薄め
冒頭こそ大活躍の
エクステンデッドの3人。
しかし中盤からは登場せず。
中盤はドラマパートが中心だったり
キラの描写に割かれたりと影が
薄くなった印象。
それはレイやルナも含む。
もともと登場時間が少ない
イザークやらディアッカは逆に
MSで活躍していた。
シンはギリギリ終盤でSEEDを得るシーンが
あるので印象はある。
しかし元々の脚本に難がある作品で
元々エクステンデッドの処理の仕方も
なんかおかしかったりとする作品なので
納得感はあったりもするんだよな。
調べると面白い複雑な兵器事情
今作での印象が強いのはやはり
ザフト軍の主力MSでザクが使用されている
ところ。
グフも登場するのでその面白さはすごいが。
前作では最初にオーブと地球連合が
共同製作したMSが奪取されるのに対して
ザフト側が今回奪取される。
そしてそのザフト側の新型機が
イージスガンダムをベースにした
それぞれ変形できるMSというのも面白い。
海、陸、宇宙に特化しているのもいい。
その背景には軍縮があり
MSではなくMAとして数を数えるなどの
裏事情なども面白い。
同様にインパルスが分離して空を飛べるのも
そういった理由があるのも調べると面白かった。
地球連合は
バスターをカラミティ
イージスをレイダー
ブリッツをフォビドゥンに進化
させてるのも面白いなぁ。
この辺りがガンダムSEEDはめちゃめちゃ上手くいってプラモ展開やメディアミックス展開に大成功したんですよね。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6.8/10
・映像のアプローチ 7.8/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7.7/10
73点
シンがSEED覚醒したところ
前シリーズでキラが覚醒した時も
同じくTMレボリューションのZipsが
流れてて笑えた。
前作ではそこでSEXシーンが
モンタージュされてるの思い出して
しまった。
あとラクスが無駄にアカペラで
歌ってたの
実際どんな気持ちだったんだろう。