DESTINYのダメなとこ
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2023年日本製作
子供多すぎ問題と使い回し問題
監督
福田己津央
・機動戦士ガンダムSEED
・GEAR戦士電童
・新世紀GPXサイバーフォーミュラ
ネタバレ あらすじ
2024年1月18日
amazonprimevideo自宅鑑賞
2024年2本目
映画感想リンク:○【73点】機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界 HDリマスター【解説 考察:シリーズの問題点が絶妙に解決?】○
映画感想リンク:▲【42点】機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場 HDリマスター【解説 考察:物語をなぞるだけのダイジェスト】▲
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概要:問題作の『ガンダムSEED DESTINY』の総集編
2024年1月26日劇場公開予定の
劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
に備えて過去作の
スペシャル・エディションのHDリマスター版
を鑑賞しているわけです。
『ガンダムSEED』の続編で
2006年〜07年に地上波にて放送された
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』を
4部作の総集編にし
2006年7月に放映された2作目。
14話〜28話の14話分を94分に
まとめている。
また本作は
2013年4月〜2014年3月にMXテレビにて
放映された
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター』
というHDリマスター版という
画面アスペクト比を4:3ノーマル・サイズの
原画から上下部分をカットした
16:9ワイド・サイズに変更され
一部カットは新規カットに大幅に入れ替えられ
総集編にて追加されたシーンなどを
混ぜ込まれた10年の月日を経て
現代の高精細なアニメ作品の数々に
埋もれることなく視聴に耐え
海外勢にも布教のできる
バージョンアップ版から
一部カットを入れ替えたものを
劇場効果に合わせて2023年に製作し
今回初公開。
上記の2024年1月26日劇場公開予定の
劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
に先駆けて劇場公開されたものが
VOD配信に追加されたというやつ。
総集編:少年少女の戦争
14話分を94分にまとめた総集編。
1話18分程度と考えると
14話分なので
252分くらいあるが
まぁ前作と同等の短縮具合。
今作では
地上に降りたシンが
強化人間のステラに出会い
亡くなった妹のメタファーで
保護しちゃうことがきっかけで
狂っていくという
Zガンダムのフォウオマージュ
戦争中なのに単騎で駆け出して
保護したり凄まじい。
アスランは本格的にザフト軍に戻るが
キラが戦場に現れた挙句
軍に所属しないで武力介入して
戦力を削いでくる
OOガンダムを先取りした1人ソレスタルビーイングというかテロ行為
流石のスーパーコディネーターなので
マジクソ最強なキラさん。
好きな時にSEED覚醒して
マルチロックを自主的に行う
圧倒的なパワー。
動揺しまくって混沌に飲まれた
アスランさんは全くSEEDできない
くそっぷり。ちょっと仲良くなった
同世代のハイネもボーっとしてたら
殺害されたりとクソっぷりがやばい。
そんなキラさんに
直談判しにいくも
デュランダルに丸め込まれたことが
バレた挙句、元婚約者と親友が
暗殺されそこなった事実を知って
更に動揺。
現在の恋人っぽいカガリは
権力を剥奪されながらも
オーブ軍の介入を止めるために
MSでぷかぷか登場し
演説開始。
そんなカガリの号泣っぷりに
お兄ちゃん怒ったぞと
お前おれの妹泣かせんなよ
親友でも許さんぞ!とアスラン
あっさり新型ガンダムをバラバラに
されるというわけ。
20代未満のエースパイロットたちが結構子供の自己主張で戦争するの見てると気持ち悪いですね
また前作では歪んだ存在として
よりハードさを高めた
地球連合のガンダム3人に対して
今作はより無邪気に子供っぽい感じが
とても色濃く出ており
そんな3人がキャッキャしてて
4つどもえの戦場のノイズっぷりがすごい。
ステラに至ってはヤンデレ妹系強化人間で
キャーワーとか幼女系な部分もあって
悪いアニメ感がめちゃめちゃ出てしまっている。
しかもそのステラを演じるのが前作で
2役もやった桑島さんなわけで
演じ分け方はすごいが
流石に拙い言葉を喋らせられた
挙句絶叫したりするわけで不憫だし
露骨に製作者たちの優遇を感じて
見ててきつかった。
10年近く経ってようやく理解した。
そりゃまぁ宇宙世紀とかの
大人の軍人による戦争とかを見慣れて
その枠組みに子供が入って
現状を打破とか純粋な価値観で悪を
見極めて倒していくという
そういうガンダムの面白さが自分好きなんだけど
今作で少年少女が自分たちの道理で
ロボット使って戦場を悪化させるだけで
一応裏ではデュランダルとジブリールの暗躍とか
あるんだけど
同じく子供っぽいオーブのセーランとかいたりとかで
大人たちが(タリアとかネオとかね)が振り回されてて
終始混沌としているんだよね
おそらく狙ってそういう作品にしたのだと
思うのだけど
それが結果的に自分はダメだったなぁ。
MSデザインとか好きだったんだけんどなぁ。
更にそこから主役交代とも思える
ストーリーラインの変更だったりもあるし。
あと普通に子供多すぎなんだよな。
そして総集編にすることで重要要素はオールカットなのでその苦手なところが濃厚になっている
よりハードにより過酷に
『蒼穹のファフナー』も
苦しいハードな展開に
涙しながらもたどり着いた平和に
心安堵したわけですが。
類似とも言えるSEEDシリーズ、
前作では隕石が地球に落ちて
まぁそりゃあ酷いことになったわけで。
今作のエグぽいんととしては
地球連合側の強化人間製造施設の訪問が
発生するわけです。
プラントは遺伝子操作して
優れた人類になったが
子供を持つことができなくなって
しまったという地獄っぷりがあるが
そんな地球側は
遺伝子操作された人類を殺すべく
どっかから子供を連れてきて
薬漬けにして強化人間にして
MSに載せてるという
鬼畜すぎる所業。
そこが反乱があって
研究員たちもそこにいた子供達も
みんな死んじゃってる施設を
訪問するという
鬼畜過ぎる展開がある
大量の少年少女の死体に
脳みそだけ保存された棚が画面いっぱいに
登場したりと
製作者倫理的におかしいのでは?
となかなか疑いたくなる。
それを見た少年のシンや
同じくクローン人間であるレイなどは
地球連合に怒りを激らせるわけです。
それが展開的に全然結びつかないわけですが
SEEDデスティニーのお家芸のバンクや回想がついにきた!
流石に総集編にもなれば
総集編じみた演出を本編で
延々とやっていたが
それはないかな?と思ったらあった。
何気ない会話のシーンで
過去作でのキャラ死亡シーンが
わざわざ出てくるわけで。
それが2、3回30分おきにくる。
そしてあれ?さっきこの移動シーンなかった?
あれルナマリアのザク同じ動きしかしてなくない?
と
当時の製作が間に合ってなかったのか?
この作品をどう作っていいのかわからなかったのか?
本編の合間に謎の総集編があったり。
そして各キャラが何かあるたび
え?
みたいなリアクションをする
学生が作ったかのようなリアクション
シーンという演出。
本編にて何度も過去のシーンの白黒映像が
流れるサッカーの時間稼ぎのようなのが
延々とあったわけでげんなりしていったが
それがまさか総集編でも
行われてしまうとは。
まぁ基本的には本編の総集編だから
そうなってしまうのは仕方がないか。
いや。短縮版なんだからそこ短縮して違う要素盛り込めよ!
とまぁ問題作は結局問題作なんだよなぁと
改めて思うのであった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 5.8/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 6/10
63点
キャラ多すぎなんだよなぁと思うわけです。
あとキラってSEEDより声低めだったのかと
2023年版で撮り直したりしたのか?
今作では鬱病っぽさは感じなかった。
ハイネが登場した10分後に死んでて笑った。
このガンダムの世界で
起こってる戦争の状況とか
軍に所属している人たちが描かれてるのに
全くわからないのすごい。
あとドラマパートが多めの総集編で
絵的にも古い絵が多かったのも
ちょっときつかったな。
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