★【96点】もののけ姫【解説 考察 :貴重な中世日本のファンタジー】★

もののけ姫

製作

1997年日本映画

日本人として待ち望んだ
中世日本のファンタジー

created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
¥7,480 (2020/08/06 19:02:59時点 Amazon調べ-詳細)

監督

宮崎駿
・となりのトトロ
千と千尋の神隠し
・ハウルの動く城
・風立ちぬ

あらすじ

1500年代の日本。
東北地方のエミシの村に住む
族長となる予定の男、アシタカがいた。
しかしエミシの村に呪われた猪の神様
タタリ神が突如現れ、
村を襲撃しようとする。

ちょうど散歩していたアシタカは、
タタリ神の猛攻を止めることに成功するが、
右腕にタタリ神の呪いが移ってしまい、
村長たちはアシタカの追放を決定。
村を救った英雄は一夜にして、
呪いを解くために西へ旅に出ることになる。

道中にて、深い森に住む
神様の話を聴いたアシタカは、
さらに森のある地へ進む。

そこでは、
エボシ御前率いる、
食糧物資輸送隊に対して、
森の神様である犬神のモロと
その娘として育てられた人間のサンが、
彼女たちを襲撃する。
エボシは火縄銃を用いて、
モロを撃退に成功。
しかし道中の輸送部隊にダメージがあった。

その森の谷底。
森を抜けたアシタカは、
そこで傷ついた人々を発見し保護する。
その近くにはモロとサンがおり、
自己紹介と目的を告げるが、
彼らはアシタカを無視する。

傷ついた人々を保護して、
深い森を抜けたアシタカは、
エボシが統治するタタラ場という村に
辿り着き、保護した人を返すのだった。

エボシに気に入られたアシタカは、
村に迎えられ、
森に住む神様と対立していることを知る。

エボシたちの村では製鉄が行われ、
火縄銃を作成していた。
それを近隣の侍たちに狙われ、
小競り合いが起きていた。

また材料を得るために森を切り崩している。
またタタリ神の死体にあった鉄の塊は、
エボシたちの作った銃の弾丸だった。
不快感をあらわにするアシタカだった。

そしてサンはエボシを殺すために
タタラ場を襲撃するが、
銃の力になす術がなく、
サンは殺されそうになるのだが、
サンが呪いを解けるかもしれないシシ神と
繋がりがある可能性を感じ、
エボシとの戦いに割って入り、
2人を気絶させ、サンを森に返そうとする。

その頃、
エボシにより殺された仲間の仇を打つべく、
九州から猪の神、乙事主がやってくる。

タタラ場からサンを連れ出そうとした最中に
重傷を負ったアシタカ。
サンは彼を生かすかを確認するために、
シシ神様の現れる森の泉へ連れていく。

そこに現れた乙事主と猪軍団。
彼らは敵討ちのためにタタラ場の襲撃を計画
モロにも手伝いを依頼するし、シシ神にも
協力をいらいするのだが。。。

そしてタタラ場では、
天皇の部下であるジコ坊などの
狩人と銃使いが、天皇から
永遠の命を得るためにシシ神殺しの依頼を
授かり、エボシにも協力を依頼する。

2020年6月28日劇場鑑賞 2020年117本目




我が名はhis!世界的に高評価の『もののけ姫』がリバイバル上映されているので鑑賞してきた。

北米の映画データベースのimdbにて、
2020年7月4日現在65位という
高評価作品の『もののけ姫』。
97年の映画である本作が、
新作大作の製作が延期されてしまっている
コロナ禍での劇場を救うために、
2020年6月26日からリバイバル上映が
行われることになった。

当時劇場公開時に鑑賞してないが、
VHSでは鑑賞したことがあるし、
地上波でも何回も見て、
録画したのも何回も見たが、
ここ15年ぐらいは全く見てなかったので、
せっかくなので劇場で再鑑賞してきた。
ちなみにジブリ作品の中では一番好きだ。

中世の日本を舞台にしたファンタジーってめっちゃ貴重

本作が大好きな理由は中世の日本、
戦国時代を舞台にしながらも
森に住む神様と人間たちの対立を描いた
ファンタジー作品である点。

むしろ日本産で、日本が舞台で、
しかもアニメ作品で、
こんなに壮大な物語そうそうないと思う。

どうしても等身大の学生やら、
もっと幼い少年少女が主役のアニメーション。
もしくは未来で巨大ロボットに乗るとかが
多くなってきたような気がするが、
その中でも森や神様というものと
真摯に対立する古来の人々、
そしてどことなく宗教観を排除し、
人間の文明発達の犠牲になる
本来の地球の主であった神様が、
その欲により身を滅ぼしてしまうという、
人間の本質的な業を描いてる物語として、
やはり好きだなぁと。

これ以降だと象徴的や観念的な作風で
話が破綻していたりと、
監督本人のエゴが暴発しており、
ジブリ作品はここが個人的にピークかなと。
若い世代がいまいち育ちきれなかったのが
原因でもあるけども。

これ以前の作品も勿論大好きだけども。

意外な裏設定らしきものが多い

まぁ本国の作品なので、
熱心な人も多いのは必然。
多くの直接的には描かれてない設定があるようで、
そりゃそうだろな。

アシタカの妹と思しきカヤは
許嫁で、あの時2人はセックスをしているとか。
アシタカとサンはセックスをしているとか。
サンの母親はエボシであるとか。
そういうのがあるようです。

宮崎駿自体はダンマリなので、
辛いところですね。
結局事実のない考察なので、
噂や妄想に近いんだよなぁ。

火縄銃の時代設定などが
見えてこない部分があって、
ファンタジーが加速するが、
ダイダラボッチが命を吸う展開など、
EVAっぽい部分もあるのがいい。

原画数が多いらしい

via GIPHY

アニメには詳しくないが、
書いている原画数はめちゃめちゃ多いようだ。
個人的には序盤の祟り神の
黒いウニョウニョの動きの細かすぎる動きに
衝撃を受けたが、
つまりそういうことなんだろう。
あの気持ち悪い動いは、
わずかな動きを原画の枚数で
表現しているのだろう。

via GIPHY

後半の猪の皮をかぶった人間たちの
不気味な動きもそうだろう。

しかしジブリとかはソフトに力を
いれているのだろうか?

ネガスキャンとかで、
4KUHDとかをしたら、
凄まじい原画数を再スキャンとかになったら
相当な労力だろう。
でも絶対購入して鑑賞したいなと思うが、
しかしジブリはソフト映像が真っ赤だった
というクソ設定をやった過去があるから。

はっきりものを言う登場人物が熱い

裏設定など、
神様の設定など難しい要素が
めちゃめちゃあるが、
登場人物の台詞ははっきりとしていて明瞭で
わかりやすい。

アシタカの清々しさが素晴らしい

via GIPHY

序盤から上役の指示で文句も言わずに追放され、
妹にもお前を思うぞ発言をする
好青年のアシタカ。
(女コロコロ変える話はおいといて)
その彼が森で出会った人に堂々と
自己紹介をして用件を聞く姿、
理想的な営業マンではありませんか?

竹を割ったようなスパッとした物言いは
やはり響く。
どんなに小手先の言葉並べて、
小さい脳を使った裏工作よりも、
組織から逸脱した言動は強いなと。

そこからも
怪我人を救ったり、
女の子を救ったり、
能力値がもともと侍よりも数段高い
という設定、呪い意外にももともと高いよう。
扉を素手で開けたりと、
主人公として、対立する二つを割って入る、
第三要素としての主人公の役割が素晴らしい。

エボシ様などのキャラクターも見事

またそれ以外にも
時代を先取りしたような、
虐げられていた女性がリーダーとして活躍する
エボシの強靭な思考と言動など見事。

サンの最後のアシタカへの言葉なども熱かった

そんなキャラクターを他所に
古来の特殊部隊の立ち位置の僧のジコ坊の
暗躍っぷりをやっぱりアシタカがぶち壊す
感じも面白いよな。
てか結局は天皇がらみの神殺しの陰謀という
最後に馬鹿には勝てないと登場人物全員を馬鹿と
ひとまとめにする上級国民ぶりが
物語と現実の皮肉を揶揄していて
人間の業の深さを実感した。面白かった。

久石譲の音楽もよし

大人になってみると
特徴的な音楽にも魅了される。
『ロード・オブ・ザ・リング』のように
テーマ曲を何度もリフレインするタイプの
劇中音楽の構成で、
テーマソングが最後まで非常に印象的だった。

『もののけ姫』というタイトルは不適格だったのでは?

via GIPHY

ふさわしい名前だと思うし、
それ以外にどんなタイトルだったらいいのか?
と問われるとなんとも言えない。

しかし今作を改めて見て実感したのは、
『もののけ姫』のサンはあまりにも
パンチが弱い。

死ぬ運命に抗うために旅に出たアシタカ。
村を発展させ強大な力を
手にしようとするエボシ。
エボシによるシシ神の森の侵略に
立ち向かうモロ神。
そしてシシ神を狙うジコ坊。

この関係だけで
物語は完結できると思う。

むしろもののけ姫であるサンは、
この輪から出ている。
人間に生贄にされてモロ神に育てらた
娘でしかない。

強いて言うなら本作のヒロインで、
アシタカの相手役という立場でしかない。

物語においては、
モロ神と人間の仲介役という立場なのだ。

それが映画のタイトルである点に
非常に違和感を感じてしまった。

彼女は物語における機能を描く存在でしかなく
独立したキャラクターとしての魅力が
希薄だった。

アシタカと森への思いに揺れる少女へ変わる
というような大きな葛藤もなく、
人間と神の戦いに巻き込まれてアシタカを
援護するという中途半端な存在だった。

もともとのタイトルにはアシタカの名前が
ついていて、
これはアシタカの伝説が描かれた作品であった
という説もあるため、
なんとも言えない。

しかし本作は『もののけ姫』という
択一したコピーライトにより、
自分を含めて、
大きな印象を与えられた。
『もののけ姫』が電通による
マクガフィンであると、
今になってようやく知るのだった。

ちなみに『崖の上のポニョ』も
地獄絵図が終盤描かれるので、
ジブリ映画の
名前が映画の中身を表してはいない。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 10/10
・映像のアプローチ 10/10
・映画の美術面 10/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 9/10
・上映時間と個人的趣味 9/10

96点

やっぱりすげぇ映画だったのと
改て感じました。

また包帯を巻いた人も呪われたのかな?
と思ったが、
あれはハンセン病の人だったらしい。

またラストにてダイダラボッチに
首を返して、
緑が生茂るが、
あれはダイダラボッチが死んだということ
という解釈もあるようだが、
明確に表現がないのでなんとも
言えないと思う。

環境破壊とテクノロジーについて、
再度考えながら、
生き抜くことについて
もう一度考えさえせられる。

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そう言えばジブリは見放題関係は
どこに入るのかな?
日テレ系列でHulu?
それともディズニー関係で、
ディズニープラス???

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