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◯【67点】PERFECT DAYS【解説 考察:もっと何も起きないで欲しい。】◯

同じ日々の繰り返しでも良かったんだ

はじめに

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

製作

2023年日本・ドイツ映画

繰り返される日常が少し壊れる時

監督

ヴィム・ヴェンダース
・ベルリン・天使の詩
・パリ、テキサス
・夢の涯てまでも

キャスト

キャスト一覧
役所広司
十三人の刺客
・Shall we ダンス?
・バベル

PERFECT DAYSのストーリーはどうなっている?

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
2023年秋ぐらい
中年の平山は1人で
東京の東の方の墨田区周辺の
2階建てのアパートに住んでいる。

彼の仕事は渋谷区の公衆トイレの掃除だ。
彼は朝6時前に出勤し
昼過ぎぐらいに仕事を終えて
帰宅して銭湯に行き
帰りは浅草駅の地下でお酒を
飲む。
寝る前には古本屋で買った本を読み
そのまま眠りにつく。

趣味は写真撮影で
フィルムでの撮影を好いている。

だがある日
平山の家に1人の少女が現れる
彼女は妹の娘で
数年振りの再会である。

家出をしてきた彼女との日常が
彼の生活を少し変えていく。

2024年2月25日劇場鑑賞
2024年11本目

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『TOKYO!』から15年の月日が流れて

2008年に公開された
映画『TOKYO!』は
監督脚本が海外で活躍する人で
舞台と俳優は日本と日本人だった。

15年間そういう話は聞かなかったが
再び夢のコラボが実現。

謎の無駄金プロジェクト
『THE TOKYO TOILET』
として東京都渋谷区の
トイレをクソおしゃれにするという
謎のプロジェクトの集大成として
トイレを舞台にした短編映画を
ドイツの巨匠の1人
ヴィム・ヴェンダースが監督の
予定だったが規模が大きくなって
長編映画になった作品。

トイレ清掃員の男の
慎ましい日常に焦点を当て
主演に役所広司を据えている。

日常に潜む喜びを一緒に見つけて

via GIPHY


朝5時台に目覚めて
仕事に出かけ
不特定多数の人の排泄物や
それ以外のもので汚された
公共トイレを掃除し
昼過ぎには帰路につき
お気に入りの銭湯と居酒屋で
ご飯を食べて気になった本を読む。

土日は趣味の写真撮影の成果確認と

via GIPHY


洗濯、そしてお気に入りの
スナックで過ごして終わり。

ルーティンの中にも
少しだけ違う日が訪れる
それを慎ましく見守る。

日常に隠された
一瞬の美しい瞬間を収めるように
写真を撮る。

日々には喜びがある

それ『パターソン』で見た

お。おう。

ネタバレ;歪んでいく日常

そんな慎ましい日々を愛している
男、平山ですが
同僚の20代の青年の刹那な欲望に
巻き込まれて
お金やカセットを失う始末。

via GIPHY

挙句に唐突に仕事も辞めて
シフトが二重になったりと。

なかなかの地獄

さらには急遽親戚の姪が現れて
家で娘の対応を行う。

via GIPHY


挙句に姪の親には自分のことは
遠ざけて欲しいと思われているとか
なかなか嫌な設定が明らかに。

確かにこの勤務時間で東京在住は無理があるやろ

え?そこに切り込んでくのこの映画?

と姪と一緒に日々を過ごし
姪も上機嫌。

お前どっからきたんだ

とこのぐらいならまだしも
平山の休日にも
映画的な展開が侵食。

いきつけのスナックの開店時間
に覗いたらママと謎の男との逢瀬。
きまずと思った平山。
隅田川沿いで缶チューハイ飲んでたら
まさかのその男が登場

いやその展開いりますぅ???

流石に色々あり過ぎて
ラストの出勤時に涙。

いやこのオチ全然イラねぇ

考察:東京で一人身で50代でこの仕事

もうね。
朝6時か7時に仕事開始して
通勤に毎日高速道路使って
墨田区で2階建て1LDKとして
家賃8万円ぐらいと考えても
手取りいくらなんよぉ。

月給22万円ぐらいにしか見えない。
差し引き手取り16万円で
8万円の家賃払って
まぁ8万あるからいいか。
それで夕飯に1600円、
お昼に500円とか考えても
そして銭湯に500円とか

まぁギリやってけるか。

しかしそもそもここを借りるのに
どうやったのぉ?とか
車どうやってかったのぉとか
絶対的に資金はなかったと
思われるが。

その正体は
どっかの地方の金持ちの
息子だったというオチ。
しかし父親から
ネグレクトされていたのか
ほっぽりだして家出

捨てた過去がせまってくるんじゃあ

しかしそんな彼を
姪がほっておかなかった。
しかしその姪も母親により
迎えに来られるが
まさかの高級車に乗って参上。

劇中姪は東京スカイツリーに
いったことがないと言っていたので
中高生ぐらいと考えて
電車で行けない距離と考えて
しかも高級車で迎えにくるので
宮城県ぐらいから来てるんじゃないかなぁと。

そりゃまぁ実家が太かったら
こんな生活もできるよなぁと。

しかしめちゃめちゃ良いとこに住んでる。
スカイツリーや浅草駅まで
自転車圏内。

だがそれでも渋谷区には仕事に
いかないよなぁというのもあるが。

もうなんというか
外から見ればこういうのも良いよなぁと
思うが

リアリティを出してるけど全然羨ましくない

優しい雰囲気の映画としてるが
悲劇性が高いわけで
しかも全てを捨てて
諦めたからこそ
この日常を体現できているという

天国に辿り着くまでの修行みたいな映画

体調崩したら終わりだし
車で事故ったら終わる
絶妙なバランスを生きてるおっさんの
バランスを少し崩されるという
なんとも不愉快な映画だった。

公衆トイレが綺麗

とトイレのプロモーション目的の
プロジェクトからの映画化のため
トイレがクソおしゃれ。
そして結構広そうだから
危ないよなぁと思うわけです。

しかしその綺麗なトイレが
映画映えするする。
やはり巨匠映画監督の作品だけあって
映像が綺麗綺麗。

1人演技する役所広司も
言わずもがな見事だが
それを描く監督と撮影と照明も見事。

映画鑑賞が趣味だから楽しめるわけで

とこんな映画もはや
なんで楽しめるか?っていうと
そりゃ映画鑑賞が趣味だからだなぁと
しみじみと思う。

平山の慎ましい日常の
環境音が鳴り続ける劇場はとても静か。
一人芝居で基本的に
喋らない平山の演技は
まさに映画という映像表現の矜持を見る。

そして平山が見る夢を意識した
モンタージュ。
そこで流れる洗練された音。

平山の移動中には彼が愛する
オールドな洋楽が多数。
ルー・リードの
パーフェクトデイズはもちろん
ながれるわけで。

お酒が好きな人がお酒を飲みに
居酒屋に1人で行くように
お風呂が好きな人が銭湯に行くように
私たちは映画が好きだから
この映画を見て
ゆったりとした時間の流れを
堪能するのだろうなぁと
映画と対話してその時間を楽しんだ。

たまにはこういう映画も良いもんだ

鑑賞経緯:国内で高評価だから見たが

とそもそもの鑑賞経緯としては
2024年3月2日時点で
日本の映画データベースサイトの
フィルマークスにて
37000人以上が鑑賞し
5点満点中4.2点と超高評価だったし
同様に北米の映画データベースサイトでも
7.9点と高い評価を得て
メタスコアも80点という
超高評価だったので見たわけだが

結果的には

映画としては凄かったがオチが好きじゃなかった

あのスナックのママのやついる?
そしてあれ泣くのいる?

感情が崩れることもある。
みたいなオチいる?
それとも安易にこの人生に陥った彼に
寄り添ったということなのか?

日本人の日常が切り出されそこにほのかに潜み続ける喜びの切り取り
だけで自分は満足だったのに

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 8.3/10
・映画の美術面 7.8/10
・キャラクターの魅力 6/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 6/10

67点

終始ここで終わりでいいんだけどなぁ
早く終わらないかなぁと思っていた。

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