上質なマフィア成り上がり作品として
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2024年アメリカ海外ドラマ
丸裸にされるその男の本質とは?
キャスト
ネタバレ あらすじ
2024年11月11日U-NEXT鑑賞完了
Googleアドセンス広告
概要:ペンギンのスピンオフ遂に登場!
2022年の映画『ザ・バットマン』は
バットマンの実写映画の単独作としては
3度目のリブートの1作目です。
2年目の若手バットマンが
遂に現れてしまった
スーパーヴィラン、
リドラーの連続殺人テロ事件に
立ち向かうが
そこでゴッサムに隠された
恐ろしい真実を暴き出されるという
幕開けが描かれる。
劇中にて最大犯罪組織の
ファルコーネ・ファミリーの
優秀な犯罪者として
ペンギンことオズワルドが登場。
主役でもメインヴィランでもないのに
ゴールデングローブ賞受賞俳優の
コリン・ファレルが演じたが
その姿は全身特殊メイクをまとった
不気味な存在だった。
<h3>なぜ彼ほどのスターが脇役なのか?</h3>
と思ったが映画上映時から
ペンギンを主役にした
海外ドラマの製作が決定していると
いう話があり
そちらが2024年11月遂に
配信開始されたというわけ。
舞台は映画『ザ・バットマン』の
1週間後という直接的な続編。
洪水で街が崩壊しただけじゃなく
裏社会の支配者の
ファルコーネが死亡したことで
街の勢力図は大幅に壊れ
腹心の1人だったペンギンは
当初は残された薬物などで
大儲けをして街を去ることを
考えていたが
いつしかこの街の支配者になることを
のぞみ支配者争いとして
ファルコーネの娘と息子を巻き込み
そして敵対するファミリーの
マロー二ファミリーとの
地獄の抗争を画策する。
コリン・ファレルにぴったりの壮大なギャング物語
超好評作品
ザックスナイダーとDCの離縁と
彼が紡いだDC作品たちの終焉。
海外ドラマアローバースの終焉。
新規のジェームズ・ガンによる
ジャスティス・リーグ関連の
リブートが発表され
混迷を極めるDC映像作品だったが
2022年の独立した世界である
『ザ・バットマン』は好評だった。
そしてその続編である今作
『ザ・ペンギン』はとても評判が良い。
2024年11月26日時点で
北米のインターネット映画データベース
サイトのIMdbでは11万6000人が鑑賞し
平均点が10点中8.7点という
超高評価作品。
IMdb内ではテレビシリーズ部門で
上位250作品中88位にランクインし
凄まじい快挙。
自分としてもかなり面白く、リアルタイムで毎週鑑賞するぐらい楽しかった
『テッド・ラッソ』や
『ピース・メーカー』以来ですわ。
監督やライターなどいまいちピンと
こないが全体的に上質で
毎回のエンディングの入り方の
大掛かりなクリフハンガーには
びっくりした。
眼福:この時代に生粋のギャング成り上がりが見れる幸せ。しかもアメコミもので
と今作めちゃめちゃ良かったわけですが
何が良かったって
やっぱりペンギンの無計画で
衝動的なのに
その場の悪知恵という機転で
うまいこと乗り切って
でもやっぱり考えて
計画を練りまくるのに
最悪な事態に陥って
ピンチになるのに
運命に導かれるように
生き残り前に進んでいく
危機危機の連続
そしてマフィア同士の
銃撃戦の連続
そして苛烈になっていく抗争は
街を巻き込む大規模な展開に。
このご時世に
グッドフェローズなどの
スコセッシを彷彿させる
イタリア系マフィア映画の
格式のようなものを
味合わせてくれるとは。
そしてびっくりするような
怒涛の展開。
そしてびっくりするような
幼少期の生い立ち。。。
ペンギン:まさしく狂人
原作のバットマンでは
他のヴィランに比べると
狂人レベルが低く
むしろバットマンの情報源として
利用されたり持ちつ持たれつな部分も
ある印象。
そのためコミックでもメインヴィラン
になるケースが少なく
あんまり出てこない。
しかしやはりサスペンスホラー要素が
強かった『ザ・バットマン』の世界線であって
ギャングのボスになるという運命以外に
その生い立ちの設定や彼の
本当に望むものの設定がエグい。
ドラマシリーズでは
認知症を患った母を介護して
兄弟は過去に死んでしまったという
設定が序盤に明かされるが
終盤のエピソードで
過去回想が描かれるわけだが
20代とかで死んだかと思ったら
10代の中学生レベルで
兄弟2人が死亡。
正確には大雨と遊んでいた
下水道を利用して
彼らを閉じ込めて溺死させた。
流石に怖かったわ
そしてその殺害理由は
愛する母親を独占したいのと
その時に腹が立ったからという。
そのどうしようもない子供のような
無茶苦茶な倫理観は現在でも
所持しており冒頭で咄嗟に
重要人物を殺害とか
母親はずっと大事にするという
初志貫徹っぷりは凄まじい。
ヴィランとしての生い立ちは
今作で苛烈に演出され
そしてラストのペンギンとして
ゴッサムに君臨した時
彼が愛する母と心を通わす
ことができなくなったが
恋人の娼婦に
母親のコスプレさせ
自分を褒めさせるという
拗らせっぷりが素晴らしく
見終わってかなり清々しかった。
そんな彼が
今作のバディの肉親を全て失った黒人
というアメリカの闇みたいな
悲しき青年をめちゃめちゃ大事にするのに
最後は自分の弱点になりうるからと
お別れする展開は
マジクソ唖然しました。
凄まじい脚本だったわ。
オーサンサ
助演のクリスティン・ミリオティが熱い
自分は『パーム・スプリングス』で
知りましたが印象的な俳優さん。
今作ではペンギンを仇とする
映画版でのキャットウーマンと
同じで、ファルコーネの娘として
街の次世代の支配者になり
ファルコーネが大事にしたものを
全て破壊しようとし
新たな秩序を生み出そうとするのだが
やはり絶対的な強運を持つオズワルドの
前には及ぼなかったが
それでも存在感が凄まじかった。
前半はゴッサムの次世代覇権争いに
翻弄されるが中盤の過去パートで
全くもって白だったのに
父親に強制的に
アーカム・アサイラムに入れられて
地獄のような体験をしてたという
エピソードのインパクト。
そしてそれを止めなかった身内への
報復劇とファルコーネの終焉。
タバコ大量に火をつける姿とか
ガスマスク装備とか
吹っ切れて大胆な服装になるとか
見事でした。
彼女の最後の顛末の
再びアーカム・アサイラムに
ペンギンの策略で囚われるとか
絶対嫌なことする
ペンギンのクソさに
ピーク超えてどん底になる感じの
えぐさ含めてすっごく良いキャラだった。
考察:ハングマン
娼婦殺しのハングマンとして
投獄されたソフィアだったが
劇中では匂わせでファルコーネだった。
これ自分的には弟の濡れ衣として
ソフィアが捕まえられたのではないか?
と思っている。
弟のアルベルトは
コミックの『ロング・ハロウィーン』にて
ホリデイという連続殺人鬼だったのですが
そこを今作のミスリードとして
実は真犯人であり
ファルコーネ一家の跡取りとして
父が守り
父としては犯罪とは無縁の
牢獄の方が安全?と思い彼女を
投獄したのかな?と思った。
でも実際にファルコーネは
『ザ・バットマン』にて
女性を殺しているわけだし
実際には彼が娼婦を殺す趣味を
持っているのかもしれない。
考察:『ダークビクトリー』
『ザ・バットマン』は下地として
キャットウーマンの活躍や
バットマン2年目という引用から
『ロング・ハロウィーン』をベースに
していたわけで
一部に『ダークビクトリー』を
引用しているという面白さ。
ハングマンという連続殺人鬼の名称は
『ダークビクトリー』からの引用で
実際にソフィアは今作にて
ハングマンに相応しい殺人鬼へと変貌。
バカにされた精神異常者という
烙印からファルコーネ家を滅ぼした
恐ろしき悪魔へと上り詰めた。
もしかしたら名作バットマンコミックの
引用を『ザ・バットマン』の関連作で
行うかもしれないですね。
ここが凄い:ゲースロ級の恐ろしさ
全話クライマックスかのような
恐ろしさと展開が見事だった。
1話の冒頭の映画の終盤の
洪水のシーン。
ファミリー同士の血で血を洗う抗争や
裏切りの連続。
ペンギンの暗躍があっさりバレる展開。
ソフィアの地獄のような拷問や
殺人を強要される
アーカム・アサイラムでの日々。
ガスでのファルコーネ家殺害。
ペンギンのマローニの子供と妻を
焼き殺す地獄の殺害方法。
そしてファルコーネハウスを爆破。
衝撃のオズワルドの過去。
下水道大爆発!
ペンギンの鮮やかな報復と
愛する弟子ヴィクターとの別れ。
そして母との別離と
ペントハウスの獲得。
これでもか!と凄まじい展開が
目白押しでびっくりした。
流石にシーズン2は作れないだろうが
素晴らしいシナリオと
コリン・ファレルと
クリスティン・ミリオティの怪演。
裏切りに裏切りが続く
凄まじいマフィアの成り上がり
作品としてめちゃめちゃ面白かった。
まさかアメコミドラマのフォーマットで
こんな大傑作になるとは
夢にも思わなかった。
コリン・ファレルは『ザ・バットマン』に
出演した時にこうなることを想定
していたと思うと鳥肌が立ちますね。
『ザ・バットマン』2にも
ペンギンとしてちょい役出てきて
欲しいです。
次回作では片目にメガネつけるか
ゲーム版みたいに瓶底ささると良いですね。
このドラマだと
若かりし頃のファルコーネ役が
マーク・ストロングで胸熱展開。
しかしどうして変えた?と思うところもある。
あの変ちくりんなところが
良かったんだけどね。
最終盤のセリーナの手紙は
何につながるのであろうか??
通販
広告
TVで放映中のアニメも見たい時に見れる!Huluで今すぐ視聴!2週間無料トライアル実施中!
チープで狂人を演出した作品だけある。