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◎【78点】ウィキッド ふたりの魔女【解説 考察:濃厚世界設定のダンサンブルファンタジーミュージカル映画】◎

前編だけでも満足

はじめに:ご訪問ありがとうございます

“まえがき”
閲覧いただきありがとうございます。
本ブログは筆者の鑑賞記録保管を
目的としたブログです。
副収入目的で色々SEO対策をして
おります。
閲覧いただきありがとうございます。

本ブログ記事を読むことで
私が味わった娯楽作品の
カタルシスを追体験できるかも
しれません。

ですがこの記事を読むことで
追体験するのではなく
映画を鑑賞して
自分自身でカタルシスを味わって
ください。
私以上の発見と出会うことが
できるのではないかと思います。
本日はご訪問いただき
ありがとうございます。

ちなみに直近のGoogleコアアップデートで
過疎ブログになりました!

製作

2024年アメリカ映画

『オズの魔法使い』の前日譚が幕をあける

ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語 上

監督

ジョン・M・チュウ
G.I.ジョー バック2リベンジ
クレイジー・リッチ!
イン・ザ・ハイツ
グランド・イリュージョン 見破られたトリック

キャスト

キャスト一覧
ミシェル・ヨー
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
クレイジー・リッチ!
グリーン・デスティニー
・007 トゥモロー・ネバー・ダイ

ジェフ・ゴールドブラム
グランド・ブダペスト・ホテル
・インデペンデンス・デイ
・ジュラシック・パーク
・ザ・フライ

ネタバレ あらすじ

ネタバレあらすじ
オズの国。西の魔女が死んだ。オズの魔法使いが行方不明になった。西の魔女が死んだことでオズは再び平和になった。オズの魔法使いに使える魔女の南の魔女のグリンダは、地域住民が喜ぶ中、西の魔女ことエルファバの過去を知るグリンダはただ1人本当のことを話せなかった。エルファバは悪人なのかグリンダにはわからなかった。グリンダは過去を思い出す。

エルファバはマンチキンランドの総督の娘だが、彼女は総督の妻の浮気相手の子供で、妻は浮気の最中に緑の薬を服用していたことをきっかけに全身が緑色になってしまい、さらに強大な魔力を持って生まれるのであった。父の総督は全てを察していたのかエルファバを差別していた。総督は再び子供を授かるがあることが原因で早産になってしまい妻は死亡し早生まれの娘は生まれつき歩けなかった。エルファバは彼女の従者としてこの度大学入学に付き添うことになった。
入学式の際に彼女はグリンダと出会う。グリンダは魔法使いになることを夢みたが魔法を全く使うことはできなかった。優等生を気取る彼女は内申点を高めようと考え身体障害者のエルファバの妹を強引に連れ去ろうとするがそれに激昂したエルファバは魔力により周囲を破壊してしまう。それを見た魔法使いのモリブル(ミシェル・ヨー)はエルファバに目をつけ、彼女の力を解放しオズの魔法使い(ジェフ・ゴールドプラム)に紹介することを考え、入学予定のなかったエルファバを弟子とすることで入学させるのであった。

大学生になったエルファバは自分の人生が開けたと考えるが、同じくモリブルに気に入られたい魔法の才能のないグリンダは部屋のないエルファバをルームメイトにするが2人は息が合わず、嫌がらせをしあう中になってしまった。

だがある日根本的には向上心の高く優しいグリンダに助けられたエルファバの妹はエルファバにグリンダと仲良くして欲しい伝え、エルファバは心変わりし、
ダンスパーティーでの一件をきっかけに2人は急速に仲良くなった。

そしてエルファバはオズの魔法使いに彼の住むエメラルドシティに招待されエルファバは親友のグリンダと一緒に彼の元を訪れるのだが。。。

2025年3月9日吹替版劇場版鑑賞
2025年16本目

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概要:伝説の映画『オズの魔法使い』の続編がついに映画化

1939年の映画『オズの魔法使い』(1900年のライマン・フランク・ボームの小説)の続編が実写映画化し日本でも4ヶ月遅れで公開したので、家族で鑑賞してきました。同作品は1995年グレゴリー・マグワイアによる小説。8冊の小説があり2025年に8冊目の新作が発行されている。1作目のウィキッドは2003年にブロードウェイミュージカル化され、本作はその映画化に該当し、2部作となっている。『ウィキッド』は『オズの魔法使い』にて打ち倒された西の魔女にまつわる過去の物語であり、『オズの魔法使い』のアメリカの田舎の農場で暮らす少女がその状況に絶望し夢の中で冒険したような内容とは、全く関わりを感じさせない、魔法が存在し動物が喋る不思議な国の物語が紡がれ、西の魔女の幼少期や学生時代に迫り、悪人は最初から悪人だったのか?悪人を悪人たらしめるものはなんなのか?悪とはなんなのか?という深い問いかけを私たちに提示する児童書の続編とは思えない重たい物語になっている。

監督はティーン向けダンス恋愛映画『ステップ・アップ2:ザ・ストリート』を監督しハリウッド映画界に進出したジョン・M・チュウ。その後色々な理由で酷評を受けた『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』や『G.I.ジョー バック2リベンジ』などを監督しつつもオールアジア人映画『クレイジー・リッチ!』にてスマッシュヒットと賞レースへのノミネートに成功し同名ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』にて再びダンス要素のあるヒューマン作品のルーツに戻り大成功。多くのドラマ映画やハリウッド映画監督の経験やダンスミュージカル映画監督としての高い技術を培った彼が大本命とも言える『ウィキッド』の映画化を監督している。

西の魔女という不遇な存在のエルファバを演じるのはイギリスのミュージカルにて『カラーパープル』の主演を担当しアメリカで最高賞トニー賞受賞経験があるシンシア・エリヴォ。彼女は映画界にも進出しテレビドラマや映画にも出演を重ね今作の主役を射止めた。

相手役の善き魔女と言われるグリンダには8歳からプロ活動を始め、ミュージカルや歌手として大成功を収めている歌姫のアリアナ・グランデが務めている。助演としてその高すぎる高音は鳴りを顰め、シンシア・エリヴォとのコラボレートや劇中内でのグリンダの役回りとして複雑な立場の明るい女性を好演している。

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目立ちたがり屋で自己顕示欲が高いけどちょっとバカなのに根はめっちゃいいやつで向上心の塊で憎めなさすぎてやばい

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上記以外ではオズの魔法使いには妙なセクシーさとおちゃらけ感を保持するジェフ・ゴールドブラム。エルファバの師匠にはアカデミー賞受賞女優でアジア系俳優のミシェル・ヨーが出演、作中には身体障害者なども登場し多様性にも配慮がなされている作品となっている。

驚愕:前編ですが2時間40分

と今作の上映時間、ミュージカル映画ですが驚異の2時間40分。そもそもウィキッドにそんなに長い要素あるの?と見る直前まで知らなくて驚いた。ミュージカルの方は2時間30分なのにそれを凌駕する内容なのはどういうことなんだろうか?と思った。鑑賞してみると

やはり長いと感じた。

映画としてはダンスミュージカルの質が高く、撮影や歌唱とダンス全てのレベルが高く思えた。

しかしこのシークエンスそもそもいる?こんなに長い必要ある?とを個人的に感じた。

his
個人的には図書館の件がそこまで必要だったのか?と思った。ミュージカルの質はとても高かったんだけどね。
ここが短ければ15分ぐらいは短縮できたのかなぁと。

疑念:『オズの魔法使い』との繋がり

違う原作者の前日譚作品であるわけですが『オズの魔法使い』との繋がりについて疑念を感じるわけ。あれって田舎の少女が田舎最悪!ってなって夢を見てて、地域の住民たちが動物やブリキになって登場して一緒に冒険してこの世界から脱出するって物語だった気がするけど、わざわざ倒される悪役の過去を描き、彼女が悲劇や葛藤にさらされ続けていたという物語は必要だったのか??とありがちではあるがすっごく疑問に思った。しかし原作者自身この世界をどんどん広げている。
またそんな彼女が水が苦手?というのも何か納得ができない。そして今作の濃すぎるほどの世界設定など、『ナルニア国物語』や『ロード・オブ・ザ・リング』を彷彿させるファンタジーの物語、そしてがっつりティーンだったエルファバとグリンダ。映画はミュージカルという音楽映画の枠を超えたそれぞれの正義と思想と欲が入り乱れる物語が紡がれる。

his
『オズの魔法使い』と繋がってるのかこれ?
2013年の映画『オズ はじまりの戦い』とは繋がってなさそうですね。どっちが本流なのだろうか?

濃厚:世界設定

オズによりいがみ合う人間たちの戦いは終結した。そしてこの世界の動物はおしゃべりができ共存していた。だが動物たちは影で言語を奪われ始めていた。

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この山羊の声優が山寺宏一さんでハマり役で驚いた
そして魔法使いは減り始めている世界。偉大な魔法使いのオズは魔法を使える人を探しているその真意は奇術師とも言える機械仕掛けの神を作る心優しきエンジニアであるオズのペテンによる統治と平和の実現のために必要悪が平和の解であるというオズの意見。そこに対しての母親の過ちにより呪われた肌と強力な魔法を得て、同じ人間たちから迫害され、動物の乳母に育てられたエルファバ。彼女は人間よりも動物を愛し、動物たちを人間の敵にしようとするオズの思想に反旗を翻し、世界にバランスをもたらすとオズに思われていたが対立してしまう、しかし心優しきオズはそれもまた受け入れようとするが思想の強いエルファバの師匠でオズと人類の平和の存続を維持しようとするモリブル。そして何も知らずに魔法に憧れ偉大な魔法使いになろうとした魔力のないグリンダは親友となったエルファバを支えるためについてきたが世界の真実を知り共犯者へとなっていく。

なんだこの重たいドラマは?

イケメンキャラとして登場したグリンダの彼氏で影でエルファバと惹かれ合う別の都市の王子フィエロ。彼は影で馬と会話をする親動物派。今作では教養に対して無駄と考えを持つがその背景については言及がないがエルファバは彼の本質を見抜いている。Part1ではエルファバがオズたちと決別して強大な魔法書を強奪して去るとこで映画は終わる。

his
逆に2ってどこまでやるの???
ここまで描いた前編って後編何するの??噂だと『オズの魔法使い』を再度描くのでは??という。。。
his
見る前に持ってた印象と全く違う映画ですわ

ネタバレ:ハリポタを彷彿させる魔法学園映画

と類似映画としては『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』。ダンスパーティーシーンもあるし恋愛要素もあるし。喋る動物の教授や魔法の練習などどこか雰囲気が似ているところがあると思いました。ハリポタも20年前の映画でもう知らない世代もいるんだろうなぁと思う。そう思うと華やかでお城のような寄宿学校を舞台に恋に踊る人々や学友との仲に悩んだりと金がかかってて見ていて面白かった。

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ここがすごい:質の高い力技ミュージカル演出

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ミュージカル映画は監督の力量次第というのを実感した。ジョン・M・チュウ監督は『イン・ザ・ハイツ』の例えばオープニングの多人数を用いたダンサンブルな演出が個人的にツボだし、それ以降もずっと人間の数を用いた演出が続いたし、中盤と最終盤のエモい展開も見事にダンサンブルに描き切っており最高だったししっかり歌と音楽で作品のテーマやドラマを描き切っていた。今作でもそこは素晴らしかった。本を踏むという酷い演出ではあるが一風変わった図書館を見事にサーカスとして機能させ素晴らしいダンサンブルなミュージカルを見せてくれたし、冒頭の魔女が死んだという歌のコーラスと民衆のダンスのバランスも見事だし、中盤の学園での楽曲も移動を用いた行進とも言える表現も見事。

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中盤の奇妙なエルファバのダンスのもの悲しさとそれに呼応したグリンダの絶妙なダンスも圧巻だった。

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最高潮のエメラルドシティもとても良かったです。まさかミュージカル初演の二人を演じたイディナ・メンゼルとクリスティン・チェノウェスが出てくるとは思わなかった。絶妙にCGも混ぜていたし、最終盤のDefying Gravityは圧巻でした。自分は吹替版で高畑充希バージョンで終始見ていたが普通に良かったです。帰宅後英語版のサントラも聞きましたが流石によくわからんかった。配信とかされるだろうしそこで確認したいなぁと思う。

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ここがすごい;エメラルドシティの衣装すごかった

ワンシーンではあるがエメラルドシティの歌での登場人物たちの衣装と街のデザインが秀逸でとても素敵でした。今作がアカデミー賞にて衣装賞と美術賞を受賞したのは納得。また映画の冒頭のエピローグに近い『オズの魔法使い』の描写であるチューリップ畑を歩くドロシー一行のシーンのチューリップはガチで植えたものであること。さすがに驚いた。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.7/10
・映像のアプローチ 8.3/10
・映画の美術面 8.6/10
・キャラクターの魅力 7.4/10
・音楽 8.3/10
・上映時間と個人的趣味 7.3/10

78点

思ったよりもとても楽しめました。長いし完結しないしとのことで続編見る前にテレビで見る程度で良いかもしれないのですが面白いのでおすすめです。
見た直後はもう2作目見ないでいいかなぁ。なんか想像つくしと思ったんですけどもがっつりドロシーとかが絡んでくるしオリジナル要素も追加されるということでこれは見といた方がいいなぁと鑑賞直後より感じております。

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his0809
育児の影響で更新頻度落ちてます。

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30代後半のおっさんです。 結婚して3歳の娘を育てて家事手伝ってます。 家でUHD見たり、映画館で注目映画見たり 伝説的な映画を再視聴したりしてます。 自分の備忘録目的でブログやってます。 好きなアニメはガンダムです。 洋画が好きです。洋楽も好きです。PS5でゲームしてます。邦訳アメコミのバットマンを読んでます。バットマンが好きです。