◯ダークナイト ライジング【IMAX版】 2012年度53本目◯

「ブルース・ウェインの物語は壮絶に終わり…。」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-ダークナイト ライジズ

アメリカ2012年アメリカ制作アメリカ
監督
クリストファー・ノーラン
(『ダークナイト』『インセプション』『プレステージ』『メメント』)
出演
クリスチャン・ベール
(『ザ・ファイター』『ダークナイト』『3時10分、決断のとき』『リベリオン』)
マイケル・ケイン
(ノーランバットマン三部作、『プレステージ』『インセプション』『アルフィー 』『サイダーハウス・ルール』)
ゲイリー・オールドマン
(ノーランバットマン三部作、『裏切りのサーカス』『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』『エアフォース・ワン』『レオン』)
アン・ハサウェイ
(『ラブ&ドラッグ』『アリス・イン・ワンダーランド』『レイチェルの結婚』『プラダを着た悪魔』『ブロークバック・マウンテン』)
トム・ハーディー
(『ブラック&ホワイト』『裏切りのサーカス』『ウォーリアー』『インセプション』)
マリオン・コティヤール
(『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』『ビッグフィッシュ』『インセプション』『コンテイジョン』)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
(『50/50 フィフティ・フィフティ』『メタルヘッド』『(500)日のサマー』『インセプション』)
モーガン・フリーマン
(『ショーシャンクの空に』『インビクタス/負けざる者たち』『セブン』『ドライビング・ミス・デイジー』)
予告編

バットマン真面目なあらすじネタバレ有りバットマン
現代のアメリカの架空の都市ゴッサム。バットマンがジョーカーを捕らえ、同時にハービー・デントの殺害容疑などをかけられた事件から8年がたった。
ゴッサムシティは平和な場所になり、ハービーの光の騎士としての戦いは、今ではデント法となり多くの犯罪者を裁いてきた。その結果警察は調子にのっており、ハービーが精神異常に陥り復讐を行った真実をゴードン(ゲイリー・オールドマン)は明かせずにいたのだ。その平和を祝ったパーティーを行っているウェイン邸。バットマンが消えてからブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)もまた表舞台から姿を消していた。
そんな中、一人のメイドがブルースに食事を持って行くのだが、彼女は有名な盗人で目的は別にあり、ブルースはそれに察知し、彼女を捕まえようとするのだが、弱点の怪我を攻められたブルースは彼女を逃してしまう。
彼女の目的に興味を抱いたブルースは、彼女の本当の狙いが自分の指紋だったことを知り、彼女を探す。また地下のバットケイプで捜査を始めるブルースを見た執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)は、彼がまたバットマンとなり、今度こそ命を失うのではないか?と危惧を始める。
そして、ブルースの指紋を盗んだセリーナ(アン・ハサウェイ)は、それを売るべく酒場に向かう。
だが商売相手はセリーナの命を狙おうとし、セリーナは警察を呼び逃れる。
そこに現れたゴードンたちは、敵が下水道に逃げたので、追いかけるのだが、敵は罠を仕掛けており、ゴードンは捕まってしまう。
そしてゴードンは地下に潜伏していた傭兵として名高い功績を残している謎のマスクを装着したベイン(トム・ハーディー)の前に部下に連れてこられるのだった。
ベインはすぐさまその部下を殺害する、そしてゴードンの上着からハービーの真実が書かれた手紙を見つけるのだが、その隙にゴードンは下水に潜り脱出する。
数時間後、熱血警官のジョン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が発見。
それを機にブルースは、事件が警察だけでは手に負えないことを知り、またもバットマンとして活動する為にリハビリを始めるのだった。
そしてベインもまた地下から這い出てきた。彼は証券会社に突入し、ある計画を始めた。
2012年7月27日鑑賞
バットマン感想バットマン
長々とだらだらとネタバレして書いていますのでご注意ください。
05年に8年ぶりに制作されたアメコミヒーローのバットマンの映画のシリーズの最終作がついに完成して日本公開。
監督は以前同様、クリストファー・ノーラン監督。出演者も続投。
また新規にクリストファー・ノーランの『インセプション』に参加したキャストが今作『ダークナイト ライジング』にて重要キャラクターとして大活躍する。
またクリストファー・ノーラン監督は、『ダークナイト』以後。いや正確にはこの新バットマンシリーズを映画化してから非常に高い評価を得ている映画監督であり。また『バットマンビギンズ』
『ダークナイト』はいずれも高い評価であり、本作『ダークナイトライジング』も高い評価を頂いている。特に『ダークナイト』での評価の高さは歴代に残るものでもあり、興行成績もアメリカの歴代記録に迫るものがある程だった。
そんなノーラン『バットマン三部作』の最終作。『ダークナイト』がIMAXで撮影された為に非常に話題になり、本作『ダークナイトライジング』もIMAXでの撮影が大半。
日本でもIMAXシアターが普及されるようになり、筆者もIMAXで鑑賞した。(『インセプション』も『ダークナイト』もIMAXで見たよ。)
また筆者は『バットマンビギンズ』からバットマンの虜になっており『ダークナイト』以降でコミックやフィギュアに手を出し始めていて、なかなか熱心なバットマンファンであり、本作を制作段階から熱心に追いかけていた。
そんなわけで感想。
うん。微妙
正直ね。映画的には凄く面白かった。アクションもスケールも映像もね。全部良かった。
じゃあ何が微妙かってバットマン映画じゃない。
もうね。これバットマンの映画っていうよりはクリストファー・ノーランの新作の大作アクション映画なんだよね。
前作の『ダークナイト』は完全なバットマン映画だったんだけど、こっちは『プレステージ』とか『インセプション』よりでね。オレが見たかったのはこんな映画じゃない。
しかし映画としては、十分に面白いので、普通にオススメだと思う。
しかし今でもこの映画は、実際そんなに面白い映画ではないのかもしれないと思う今日この頃だったりする。
さてさてまだ色々調べるにもノーランたちの製作背景だとかが全く見えてこないのが原因か?
二回目の鑑賞をしてから感想を書くべきなのかもしれないが、二回目見る気も起きないのも事実。
前作の『ダークナイト』が自分の中で最高で完璧だったのも理由だろう。
『バットマンビギンズ』でバットマンの背景や設定などを細かに描いた結果、次作『ダークナイト』ではバットマンの設定をそこまで描かなくて良いことになった為に、新規で出てきた原作の人気キャラクターのジョーカーをとても魅力的に描くことが出来、彼をロックスターのように描いたことにより、彼のアクションを肉体的ではなく、劇的な犯罪という描写により描き、またヒース・レジャーの神演技のおかげもあり、まさに本物のジョーカーを降臨させた伝説の映画になっており、そのジョーカーはまさにコミック映画そのものであり、コミック映画が至るべき一つの極地を生み出した映画だった。
また原作を知らない。過去作を知らない人には、ハービーが最終的にトゥーフェイスという著名な悪役になるというのは、知らない人には驚きの展開。
1つの映画に3人のスターが見事に現れ。ゴッサムなパーティーをシリアスでいてダークに描いているのだ。
そんなわけで、その続編となれば、大いに期待するのも当然。
そしてその悪役が発表されたとき、やはりがっかりしたのも事実だった。
「え。ベインって。」
ベインと言えば自分の中ではゲーム『アーカム・アサイラム』や『アーカムシティ』に出てきたムキムキなプロレスラーのイメージが強く、筋肉馬鹿でしかも魔法の薬を使った化け物なので、結構アホなことしてやられるイメージが強い。(笑)
しかもそれを演じるのが『インセプション』で知ったトム・ハーディーというのもヒース・レジャーに及ばなそう、というかジョーカーよりも狂人でないキャラクターで大丈夫なのか?という危惧が結構あった。
しかし劇場公開前に『バットマンVSベイン』というアメコミを読み、ベインが意外と凄い奴ということを学んだ。
またベインはバットマンの背骨を折るということで有名なキャラクターであるので、その描写に期待したものだった。
だが続々と世に出てくる情報に耳を疑った。
『ダークナイト』から8年後の物語であり、登場キャラクターにラーズ・アルグールがいるとか。
こっ…これは、まずい展開だ。そしてまた『インセプション』から多くのキャストが続投するという情報も聞いた。
これは、やはりまずい。結果本編が160分というなかなかの長編になることになり。どうなんだろうとますます危惧する結果に。
そして映画を鑑賞。
冒頭は、ベインの登場を描いたアクションだ。
これは前作の『ダークナイト』にも似ている。銀行強盗から始まるオープニングは最高だった。
そして本作の『ダークナイトライジング』はそれには勝らないが巨大なスケールで犯罪を描く。
まさか空飛ぶ飛行機丸々一機を分解させて、驚愕の脱獄を行うとは、これでこの映画がいかにしてい巨大なスケールで描くか、またベインという男がいかにして大胆でそして冷徹でそして熟練した傭兵であるかが描かれる。流石ノーランだ。凄まじい。驚嘆した。
そしてその後。バットマンファンには胸が痛くなる展開になる。
『ダークナイト』から8年が経過しゴッサムは平和になり、バットマンは姿を消し警察はゴードンさえも首にしようとしており、謎のデント法が成立されハービーは英雄になっていた。
その展開全てが、バットマンファンを裏切る展開だ。
そもそもバットマンがいないゴッサムが8年もあったなんて信じられない。
ゴッサムに平和!?そんなものがあって良いものか?本来ならジョーカーの登場により、全世界の狂人たちはゴッサムに吸い寄せられて行くのだ。『ロングハロウィーン』で悪役たちは言っていた「ゴッサムはおれたちの街だ。お前らマフィアが牛耳る場所じゃない。』コミカルな悪役の連日なパーティーにバットマンは毎晩奔走する。
それがゴッサムのあるべき姿であり、バットマンファンの大好きな『バットマン』である。
なのにジョーカー以降犯罪は減った。
そもそもデント法ってなんだ?ちなみにデント法についてはいまいち描かれていない。
てかバットマンが隠居って、そして杖をつくウェインの姿と全く世間に出てこないウェイン。
どうやらレイチェルが死んでしまったウェインはインポになったようだ。
そんな展開はちょっと嫌だが、思えば『ダークナイト リターンズ』でも相棒のロビンの死により、バットマンを引退してから数十年経ってのお話だったな。
ちなみにそのときはジョーカーまでもが全く犯罪をおかさなくなった。(でもバットマンが復活したら彼もまた一番に虐殺を行い戻ってきた!!)
でも正直ノーランの描いたバットマンではバットマンが活躍した時期が1年もあったとは思えないのだ。それなのにハービーが死んだくらいで引退というのは、展開的に早すぎるのでは?
まぁーそのおかげでゴッサムが平和になったとは言え、本来の『バットマン』の持ち味である「自身の弱さにより父と母が死に、それの償いとして父の愛した町であるゴッサムを守ろうと異常に執着する男の物語」が、かなり損なわれているように思える。
狂っているからこそバットマンは魅力的なのに。
だって超能力もないのに、秘密兵器と体術を駆使した金持ちが何で戦えるって、それは狂人な精神を持っているからでしょうよ。
そんな彼に悪役たちも恋して悪さしにくるというのに。もうそれだけで、この映画はバットマン映画としてはナンセンスなわけだ。
しかし物語は急展開。
アン・ハサウェイがすぐさま悪役としてキャットウーマンに変貌し、隠居中のブルースと対峙する。
そのブルースはまさに老いぼれなのだが、危機を察知しただけで若返るという何とも優れた演技を披露してくれるクリスチャン・ベイル。いやあんた。まじ狂人だよ。
そのキャットウーマンの精度が高い。ケツといい足といい。まぁーしかし正直言えば、彼女は別にキャットウーマンとも名乗っていないわけ。
見た感じモデルは『イヤーワン』と『ロングハロウィーン』かな。
しかし非常に残念なことに物語の狂言回しがここでフューチャーされる。
それは新米警官のジョン・ブレイクことゴードン・ジョセフ=レヴィット。
彼は『インセプション』でも準主役のような立場だった。
彼がネズミのようにゴッサムシティを右往左往して、シーンを繋いでくれる。
総括すれば登場キャラクターの中で一番登場時間が長いと思える。
その理由は、ラストに明らかになる。
また、もう言ってしまうが、本作の主題はブルース・ウェインがヒーローを引退する物語なのだ。
「え。バットマン引退ってコミックの『ラストエピソード』みたいにさ、死んでもまたバットマンになるべく輪廻が決まっているのでは?」と思った方、違うのですよ。これはクリストファー・ノーランが描くヒーロー映画の完結編なのです。
どうやって終わるか、またシリーズものとしてどの敵がやってくるのか、またヒーロのいなくなる街はどうなるのか?そういうことを真面目にノーランが多額の予算を賭けて生み出した一大傑作なのです。勿論難解です。
むしろ別にバットマンでなくても良いし、バットマンが重要な要素でもなく、バットマンを通してノーランが描いた映画なのです。
もう言いますが、厳密にはコミック映画でもなければバットマンの映画でなんかないのです。
ノーランの映画が最高なら本作は最高だし、『ダークナイト』が最高に好きなあなたなら、本作は「これじゃない」と思うもので、そして『バットマン』が好きというあなたは、「あれなんだろう、これ全然バットマン映画じゃない。つうかこんなの認めない。」というのが当然だと思う。
むしろ最終的には、この映画が微妙なのは、映画を俯瞰出来るオタクぐらいしか気がつかないので、気にしないで楽しめたなら全く問題ない。
この映画が微妙とか言っている奴が狂人でマイノリティーなのだ!!
正直に言いますが、自分は総体的には面白かったが、部分的に見れば何一つ感動出来なかったし、ドキドキも一切しなかった。何でバットマンでここまでやるかな?やるならせめて遊べよ的な。
もっと言ってしまえば、ノーランのやり方には反吐がでる。
『インセプション』でのメンバーをこんなにも続投させて、シリーズ的にも大事な完結編なのに重要なキャラクターにそれぞれ割り当てるとは、なかなか酷い。
またベインの設定やタリアの設定がコミックと違い過ぎて結構キツい。
一応本作のネタ元は
ベインがバットマンを倒した『ナイトフォール』
ゴッサム・シティがアメリカから分断されて孤島へと変貌する『ノー・マンズ・ランド』
そして隠居していた高齢のバットマンがもう一度戻ってきて全てのけじめをつける『ダークナイト・リターンズ』にインスピレーションを受けたようだ。
ということは、ベインがどういうキャラクターかは原作を流用しているだろうしバットマンの背骨を折るのもなかなか楽しみ。そしてバットマンが復活するには…。というわけだが、ベインの設定自体原作とは別物なのだ。
『ナイトフォール』と『ノー・マンズ・ランド』は翻訳されていないので注意。
原作の生まれていないときに罪をかせられ、獄中で生まれながら過ごし、そこで強靭な精神を育み、肉体も鍛え、また人体実験に参加して、薬物を使い怪物のようなパワーを手に入れバットマンの強さを知り彼と戦おうと考え、ゴッサムに行くのだが。
本作では違う、最初は謎の傭兵として描かれるが、終盤になるとそれは一変して、彼はアルグールの弟子の一人でとても優秀だったというキャラだったけどちょっと体ボロボロでアルグールが妻を思い出すから嫌いということで破門。死んでからタリアがおいでーって感じでたらし込んだとおもわれる。
また謎のマスクからてっきりヴェノムという原作の薬物を吸収しているのかと思ったら、昔拷問を受けての後遺症で体にずっと痛みを感じる難病を緩和する為にモルヒネを吸収しているという凄まじい小物。
でもモルヒネで痛みを和らげている?もしくは感じないせいか、攻撃してもひるまないし、影の同盟(『バットマンビギンズ』でブルースが修行して後継者になるとこだった。危ない組織)でエリートだったので、体術に優れている。(得意な戦い方はブロレスという痛いやつ)
またゴッサムを灰にするべく核爆発させようとゴッサムを分断してアメリカを服従させるけど、結局は、アルグールの娘、タリアが出てくるので、全ての計画を考えたのはタリアということ。
一応趣味でか、ゴッサムの刑務所を解放したり、金持ちたちをリンチにしたり、貧困層を味方につけたりしている。がタリアのせいでやはりいまいち中身のないキャラに仕立て上げられた可哀想なキャラクター。
結局タリアが大好きという痛い設定により、もはや狂人でもなんでもないので、もうそういう意味でバットマンファンはがっかり。
そしてバットマンがベインに勝った方法もマスクにパンチするだけという卑怯な戦法。
最初の戦いからそうしていれば良かったのに。だってあのマスク変だろう。一応ブルースが獄中で色々と情報を得たから倒せたようだ。
てか本当にタリアに設定全部終盤持って行かれて、マジでかわいそうなキャラ。
ブルースに嫌がらせすべく煉獄とかいう穴の監獄に置いたが、そこを唯一脱走したのはベインだけで、だからベインは最強という設定だったのに、実はそれはタリアだったというオチで、ベインはタリアを守っていた男だったという。とことん中身がないキャラ。
それだけでも十分酷評は当然か。
ちなみに映画のラストで現れるタリアも勿論従来の原作の設定とは違う。
そもそも何故復讐しにきたかと言えば、父親が死んだからだとか。
いや。だったら今まで何していたんだよ。
またタリアが強くないのもやばい。こんな計画を考えたのに映画のラストに向けてアホな行動をしてうっかり死んでしまったり、ブルースを殺そうとしたり、それなのにブルースと寝てみたり、かなり謎なキャラクター。
まぁーシリーズ的にも1の関係者をラストに出せば首尾は上々ってことになると思ったんでしょうね。映画制作者らしい展開ですよ。
でもとことん後のせさくさくだし。ベインの生死は不明だし、結構お粗末。おまえ子供のときに牢獄をよじ上った天才なのに何でそんなに弱いんだよ。やはり女子だから成長過程でそういう要素亡くなってしまったのでしょうか。
原作だとタリアはバットマンとの愛情と父への忠誠で揺れたり、バットマンと子づくりしちゃうキャラなので、この扱いには非常に残念。しかもタリア自身のバックボーンがほとんど描かれないのがエグいよね。
でもさ、ベインが影の同盟に入って、タリアと恋仲になるのは原作にあったね。まぁアルグール生きているけど。
てっきりアルグールがブルースを治すのかと思いきや、そもそも背骨は折れていなくてズレていただけで、普通に完治して、登って脱獄する展開でした。途中アルグールが生きているとかいうけどそれがね、まさしくフォースでしてアルグールさんは実はクワイ・ガン・ジーだったんですよ。へへへへ。
いや。なんて悪役たちは爪が甘いんでしょうか。
ベインが「あそこを登れるなんて!!」って驚くのはマジで馬鹿げてるぜ。
まぁー次のシーンで速攻帰還するブルースは影の同盟よりやばいよな。
しかもアルフレッド無しというのがまた…。
そうそうこの映画ね。描かれた期間が凄まじく長い。
警察を地下に封じ込めたベインというか影の同盟たちは、かりそめの政府をゴッサムに生み出し革命家ごっこしていて、それへの蜂起の準備をジョン・ブレイクを中心に行っていて、それでバットマンが壁を登って戻ってくるまでに数ヶ月。
いや映画的に数ヶ月かかるのもなかなかな無いような。
そもそも警官たちはよく餓死しなかったものだよ。食べ物が地下にあったらしいが、それなかなかね。
まぁー結果的にブルースが壁登るのが、映画的にハイライトですが、別に感動もしなかったし、あそこがなんでまだ牢獄なのかも意味不明?タリアの嫌がらせ?でもなんでみんな生きてるし、なんでみんなに登れと言っているのでしょうか?
そもそも実際本作は、バットマンの内面も原作と大きく違っていた。
ブルースがね。街に戻る理由はゴッサムの人々が殺されて、ゴッサムが灰になるのを見ていられないよ。(ノ_・。)なわけ。
原作だったら
「父の愛したゴッサムが!!」とかなわけよ。もう何だか正義感が自身に怒りを燃やすみたいなのになってて、むしろダークナイトじゃねえのよ。
まぁー本作はダークナイトがヒーローに認められる話しだからさ。もうバットマンじゃないっていうのは、根底にあるのよ。本当だったらあそこで、父親が死ぬ光景だとかを見て、お前がオレを殺したとか父親に言われて、死にたくなったりするのが本当のバットマンなのよ。
原作のコミックやゲームはでは毎度盛り込まれる要素なのよ。
でもね。それはしないのよ。お約束を破るのがノーランってわけ。
最高の相棒でもあるアルフレッドは中盤で何故か退場して、終盤に帰ってくるかと思いきや帰ってこない。ラストは彼の独白を『インセプション』風に絡めるのだが、そもそもアルフレッドの過去って『ダークナイト』で傭兵だって言っていたのにまさか中盤の武力で制圧されるゴッサムで出てこないとは…。
まぁー焦点をウェインだけに絞ってるとは言え、ジョン・ブレイクの活躍云々よりは、うっかりアルフレッドが大活躍する方が、嬉しかったは。
ノーラン真面目過ぎなんだよ。
てかブルースに焦点絞ったって言ってもそんなに出てこないしね。
登場人物が多すぎる。
そのせいかドラマ面が薄いんだよな。上映時間が普通の映画の倍ぐらいあるにも関わらずねぇー。
まぁそんなに長くも感じさせなかったけどね。
1と2を足して2で割った映画。
この映画結局1の要素を強引に持ち込んで街がまた悪によって脅かされるから総体的に見ると『バットマン ビギンズ』と『ダークナイト』を足したような内容になっているんだよね。
犯罪自体は『バットマン ビギンズ』でやろうとした事をまた行っていて、その余興で『ダークナイト』のジョーカーが行ったようなことをまたやって、でもそれが結果的にうまくいっちゃう場合で、絶望的になっちゃう感じ。
確かにアメリカの大不況を反映させた要素があって、やはり映画としては非常に優れていると思ったけどね。別に楽しくない。
え。このバットマンにはアーカム無いの?
一番近年のバットマンとして大事な要素であるアーカムアサイラムという精神病の囚人が収監される刑務所が全く登場しなかったのが、一番の遺憾な所。
島全体を描いたにも関わらず、アーカムが出てこないのは、この映画がバットマン映画でない証明かな?
まぁー原作にした漫画が全体的に古いから登場しないのもあったかもしれないけどさ。
でも絶対あんなゴッサム占拠とかしたらジョーカーは黙っていないよなぁー。
そんなつまらない世界おれは認めねぇーとか言って暴れるよな。
そこからしてももう微妙過ぎるんだよね。
コミック映画の正統なパーティー映画の続編が間にあれば…。
やっぱりもう一本、普通に『ダークナイト』の続編の映画を生み出してさぁーバットマンと警察の対立と新たな狂人が宴しちゃうような映画ですげぇーバットマンが傷つくような物語を生み出してくれた方が良かった。別にノーランが撮らないでも良かったからさ。
じゃないとブルースが変に足とかやられているのがむしろ違和感に思えたし。
まぁー現実的に考えれば1年ぐらいバットマンになるだけでも体ボロボロなんだろうなぁー。
でもコミック映画としてバットマンが最高だったとオレは思うんだよ。『ダークナイト リターンズ』の冒頭の「このコミックがアメコミの価値を変えた。」そして『ダークナイト』という映画はそれと同じくらい「アメコミ映画というものの価値観を変貌させた」と思うんだよ。あれからのアメコミ映画は全部変わってしまった。
なのにその続編がむしろ「アメコミ要素を唾棄して人間を現実的に見据えて、凡人がヒーローになることを写実的に描いた」とか言われてもさ。もう。ある意味ではアメコミを否定したわけじゃん。この映画見てコミックが欲しくてたまらない、フィギュアが欲しくてたまらないとかそんなこと全然思えないよなぁ。
まぁーコミック的にはキャットウーマンが結構忠実だったよ。最高にセクシーだったし。
でもラストでブルースと恋仲になったから存在を無かったことにします。
あとスケアクロウが唯一のネタとして救いでした。ウィリアム・フィクナーが出てたらもっと良かったのに。
メモ得点メモ
7
ちょっと厳しめにしてみた。
映画としては普通に良かったが、色々納得がいかないのも確か。
ジョン・ブレイクがなんであそこまでフューチャーされるのかもラスト見れば、やっぱりかよ。(笑)となって、どうやらナイトウイングになって、街を守るらしい。てか地下組織要素はナイトウイングがやるのかな?それはありそうだけど。
やっぱりバットマンが引退というのは、気に入らない。まぁーでも引退させるべく作った映画なので、ラストの終着点は初期段階から確定だったのかもね。
あとラストの核爆発のシーンは違和感がやばい。まずヘリコプターがあんなに早く飛べるわけなし。imdbに書いてあったけどあれ爆発したら津波が起きるらしいよ。(笑)
結局タリアの勝ちじゃん。まぁー津波起きなかったけど。ノーランにしては珍しい穴だな。
てかまじあんなアトム的展開おれはバットマンに求めていないし、『ウォッチメン』ぐらいのドロドロしたラストが良かったわ。あんな安いハッピーエンドなんてね。
正直全体を通せば『インセプション』の方が感動出来たし魅せられた。
アクションとか凄かったしベインとバットマンの肉弾戦も良かったけどね。
部分部分は良かったけど、上映時間長いし、納得いかないことも多い。
これなら原作読みあさった方が良い。
上映終了後に拍手あったけど、あれは一体どの視点での拍手だったのかが気になる。
いや拍手したら正直にわかだろ。良いよな。本当に。オタクじゃなくてうらやましいよ。
ちなみにIMAXで見たのですが、昔と違って縦に伸びたりしなくなって、ただ綺麗なだけな感じです。でも音が迫力あって、ウィンブルコイン使ったんだけどあれやばいね。爆発シーンだとか飛行機がおちるシーンだとかは座席がすげぇー振動して本当におちているみたいだったわ。
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