★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2018年アメリカ映画
監督
デヴィッド・リーチ
・ジョン・ウィック
・アトミック・ブロンド
出演
ライアン・レイノルズ
・デッドプール
・ウルヴァリン:X-MEN ZERO
・[リミット]
ジョシュ・ブローリン
・ノーカントリー
・インヒアレント・ヴァイス
・ミルク
・アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
モリーナ・バッカリン
・デッドプール
・セレニティー
・GOTHAM/ゴッサム
ジュリアン・デニソン
・ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル
T・J・ミラー
・クローバーフィールド/HAKAISHA
・クレイジー・パーティー
・トランスフォーマー/ロストエイジ
・ある日モテ期がやってきた
エディ・マーサン
・ハッピー・ゴー・ラッキー
・ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
あらすじ
元特殊部隊のウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、NYでトラブル解決屋として金稼ぎをしていたが、
末期ガンが発覚し、愛する元娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と生きる為に特殊機関の人体実験に参加する。
そこで長期間拷問を続けられた後にミュータントとして再生能力を覚醒させるが、人体実験の副作用として皮膚がボロボロになり、アボガドゾンビのような体になってしまう。
自分に拷問した奴らへの復讐とこの醜い姿を治癒し、愛するヴァネッサの下に帰るために、赤いコスチュームを身にまとい、
デッドプールとして殺し屋になったウェイド。
復讐は達成するが、元の体には戻ることはできない。しかし醜くくなった姿を最愛のヴァネッサに受け入れてもらった彼は、
デッドプールと名乗り傭兵というか殺し屋稼業に身を置く。
幾度の殺しというか犯罪組織壊滅させるデッドプール。しかし仕事を失敗し、ヴァネッサを失ってしまう。
自暴自棄になり死のうとするが、死ぬこともできない。
死の淵に立つとヴァネッサに会える。だがヴァネッサは彼に弱き者を救う使命を与えるのだった。
ヴァネッサの下に行くために、弱き者を救う。
嫌々ながらも旧友のコロッサスの指示でX-MENに合流し、ミュータント養護施設での事件解決に参加。
虐待を受けて暴走そうした少年ラッセル(ジュリアン・デニソン)を止める。
ラッセルの心情を察知したウェイドは、養護施設のスタッフを殺害。
結果ミュータント能力を失う装置をつけられてラッセルとともに刑務所へ連行される。
遥か未来。
ラッセルは、極悪人に成長した。娘と妻を失ったケーブル(ジョシュ・ブローリン)は過去を変えるために、
少年のラッセルを殺害しようと刑務所にやってくる。。。
2018年9月16日UHD鑑賞94本目
スーパードゥーパー $@%!#& カット版見た!
劇場でも鑑賞しましたが、この度UHDを購入しエクステ版を鑑賞しました。
てかXBOX ONEを購入して家にUHDを導入しました。
まぁ4Kテレビが無いとHDR機能が発揮されず、画面が暗いという問題があります。
次のボーナスで買おうと思います。
さて劇場版よりも15分長い本作。
どんなシーンが増えているのかなと思いましたが。
・全体的にロングバージョン化
シーンそのものが増えるというよりは、
シーンに別カット(長い)を入れて、ロングバージョンにしてる。
序盤のちょっとしたやり取りや、日本のヤクザ風呂のシーンなど。
ドーピンダーとの会話シーンが増えたり。
・追加シーンもあるよ
序盤の自殺シーンのシーン増加。飛び降り自殺と白熊自殺が追加。
序盤のX-MENに加入するシーンでは心を入れ替えて冷蔵庫整理するシーンなどが追加。キモい。
エピローグのおまけもちょっと変化あり。
感想
ブログ休止していたので、ブログとしては初めて書く。
女も男もデブも同性愛者もメクラもインド人も黒人も宇宙人もなんでもこい!!俺たちはX-フォースだ!
前作はラブストーリーでしたが、今作はファミリー映画。
いやどんな狂ったファミリー映画だよ!と思いましたが、ちゃんとファミリー映画としてのカタルシスがあるのがすごい。
デッドプールの製作陣なのかライアン・レイノルズなのかがわからないが、映画に対しての知識が凄く豊富で、
脚本が見事だと思う。
事あるごとに出てくるデッドプールの映画ネタというかエンタメネタの冴えと深さには驚嘆だが、
狂ったコメディ映画の体裁でありながら、本当に大切なことを地で描き続ける姿勢はこの映画のアイデンティティ。
主人公はアンチヒーローで狂ったお喋り傭兵のデッドプール、ヒロインは元娼婦のセクシー姉ちゃん。
白人は出てきてもホワイトトラッシュ。
愉快な仲間にはインド人、ふっとちょな少年でもデブだからヒーローにはなれない。
同性愛者のミュータントは激かわいい日本人の彼女がいて、黒人のナイスバディ姉ちゃんは幸運を使い、スタイリッシュラッキーセクシーアクションを披露!さらには宇宙人も仲間にいて、多種多様な仲間をまとめて地でラブ&ピースを体現するデッドプール。
またどんなに辛くても冗談を言って自分を鼓舞して立ち向かって行く。
そんな姿に自分も励まされて行く。
ヒーロー映画なのに悪役不在?悪役は潜在的な概念だ!!
そんな『デッドプール2』の悪役ですが、一見するとケーブルっぽいけど、
そのケーブルも悲劇を背負って、現代にやってくる哀しき獣。
ラッセルが闇落ちして悪に目覚める過程にあるのは、子供を虐待する、ミュータントを差別するという悪意。
そういった差別や諸悪をラブ&ピースで真っ向からぶち当たって行き暴力で解決するのではなく、
そのものをコケにしてディスってネタにしてあざ笑う
そんな邪道中の邪道のアンチヒーローのデッドプールが、凄くかっこいい。
身体能力や超再生よりもユーモアこそがデッドプールのスキル!
ユーモア満載
映画としてはまぁ無駄にグロくて悲惨でゲラゲラ笑える。
ユーモアは随一で、豪華カメオ出演もやばい。
デブで髭もじゃでひたすら酷い話をするマット・デイモンとアラン・テュディック。
感電死する透明人間をまさかのブラッド・ピットが演じたり。
X-MENのアポカリプスメンバーが出てきたり。
本編見るまで知らなかった。まさかのジャガー・ノートの登場!!
コロッサスとのバトルも最低過ぎてゲラゲラ笑える。
笑えるけど下地のストーリーがファミリー映画で人類愛の話なのでイケてる。
ダブステップはクソだ!とかバンガレイドの使い方とか、
アナ雪の歌はパクリだって言って酷似した曲をひたすら口ずさんだり、
ケーブルを平気でサノスと詰ったり。
オープニングが露骨に007を意識したり。
音楽のネタも濃い。
エピローグのネタも映画ファンというかヒーロー映画ファンは笑っちゃう展開。
ただデヴィッド・リーチの個性は少しなりを潜めて、デッドプールの映画だったな。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 9/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 10/10
・音楽 8.5/10
・上映時間と個人的趣味 9/10
87点
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