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好きな『ガンダム』を考える。

前置き
就職活動をしてみて、自己紹介の重要性、第一印象の重要性を考えさせられた。
自分が何者で、何が好きか、それを相手に素早くプレゼンテーション出来れば、円滑に相手と親しくなれ、物事も上手く進むのではと思った。まぁーまだ就職出来ていないが。
そんなことで、そういえばオレガンダムが好きなわけだが、どれが一番好きかとか考えたこともなく、どれも好きという解答を出している。
それはなんだか話しに膨らみが無いので、この度考えてみることにした。
見たことあるガンダム作品。
TV
機動戦士ガンダム – Z – ZZ – V – G – W – X – ∀ – SEED – DESTINY – 00 – AGE
映画
逆襲のシャア – F91 – G-SAVIOUR – 劇場版00 – リング・オブ・ガンダム
OVA
0080 – 0083 – 第08MS小隊 – UC – Endless Waltz – STARGAZER – EVOLVE – ガンプラビルダーズ
SD
SDガンダム三国伝
しかしこれ以外にも小説作品とか漫画作品など無数に展開されているガンダム作品。
そうだな。これは、やはり限定しなくては辛い。
またガンダムの凄い所は、番外編の充実ぶりにもあたる。TVなどで出てきたロボット(MS)の開発秘話だったり、メインストーリーの裏側で起きていた事件や、それに関連する謎の兵器たちなど木の根っこ、または家系図の如く物語は無数に広がっている。その終わりの無い設定数は、知的好奇心を持ってしまえば、地面を延々と掘りつづける作業の如く、また延々と沸き続ける水の如く、終わりなどないのかもしれない。
また舞台設定も多数あり。本数の富野が製作したガンダムから連なる宇宙世紀から、その後の平成ガンダムシリーズといわれる単作のW、X、G、そして00年代に生み出されたガンダムのスタンダードと言われるSEEDから連なるコズミックイラ。さらには00とエイジなど無数にある。
また00年代以降のガンダムはメディアミックスの技術が非常に高まっており、失敗作のエイジを除いては、より広い世界観が短期間で築き上げられている。
と話し始めたら終わりがこないのもガンダムであるのは、言うまでもない。なのでガンダムを歴史もの所謂大河ドラマのように好きな人は、その劇中内の長く広い歴史を喋り出すと止まらないので、話したがらない人も多い。(え。)
つうわけで、考える。
悩む
考えると言っても簡単に答えが出ないのが実情。
ここは消去法で行こう。
『AGE』実際見たわけではない。途中で面白くなくて腹が立ったので見るの止めて、まとめサイトを閲覧して「本当にクソだぜ。全く」と言い乍ら最終回だけは見た。結果つまんなかった。
『リング・オブ・ガンダム』これは除外。
『ジーセイバー』これも除外。
『エボル』も除外。短編は基本除外。
『デスティニー』これは、普通に面白くなかった。『seed』は放映当時は結構好きだったけども『デスティニー』は徐々に興味が失せてきて、見なかった回もあった。総集編だらけだし、主人公が途中で変わったり、期待外れの展開にがっかりした。終わり方もなんか微妙。当時脚本家がダウンしたって聞いたけど本当なのだろうか?
『SEED』最近になって好きじゃなくなってきた。最初は結構好きだったけどもリマスターになって再鑑賞。見ていると毎回回想シーンが5秒ほどあるのが特徴的。キャラの考えることを分かりやすくする為に、わざわざ何度も何度も過去に放映したシーンを導入するという安心なやさしい設計。それがガンダム初心者にも向いていると思われるのだが、そういうのは、映像主義の人には不快な描写なのだ。そんなキャラの感情を違う映像で表現するのが正しい映像技法であることを製作者は知らなかった。その回想の頻度からある意味、手間を浮かせたように思える。
回想するなら新規カットが見たかった。それに尽きる。
また総集編もあったりするクソ仕様。
とりあえず話し云々より製作に問題ありの印象。その結果『デスティニー』がああなってしまったんだね。なるようになったようなものだ。
『スターゲイザー』映像が綺麗だが一話完結のため、難癖もつけ難い。そのまま続編とか何かに繋がらなかったので、これ自体なんだったのか今になって疑問。質は高い。
『x』異色な世界観のガンダム。別に悪くもない。サテライトキャノンのチート性能が一辺倒な感じになっていると思う。惜しい。
『ZZ』段々ゲームなどで扱いが悪くなってきた富野ガンダム。気がつけば劇場版Zのせいで存在さえも闇に葬られたガンダム。しかも富野自身によってだ。主人公の妹が死ぬまで、コメディタッチで描かれた変なガンダムで、実際Zの頃の主力メカが変に活躍する変な感じは、良いとこでもある。終盤になってかなり物語がハードになっていくのは、どのガンダムも一緒。ゲームで再現されるとだいたい難易度が高い。当初はシャアとアムロも出る予定だったとか?
ZZガンダム自体は3つに分離したり頭からぶっといビームを出したり、ビームサーベルがデカかったりと個人的には好き。ジュドーも好きなキャラ。ただゲームなどで不遇な面が強いので、自分の気持ちも不遇になっている。Zがゲーム化されることは多いのにZZは無視のパターンが多い。ここがフォローされれば逆シャアなどもフォローされるんだけどな。ZZにはもう少し頑張ってほしい。
『ガンプラビルダーズ』結構好き。ガンプラに乗って戦うという新しいコンセプトのアニメ。(いやプラモ狂四郎があったよね。)正直テレ東とかで放映して欲しかったんだけどな。結果的にAGEみたいなどうしようもないのtbsでやってしまった。その枠を『ビルダーズ』に譲ってほしかった。
『SDガンダム三国志』さりげなく、見てたけど結構面白かった。一話が15分とかなんだよね。すぐに終わるかな?って思ったら長く続いてた。全部やってほしかったけど赤壁の戦いで終わったのが残念。先が気になる。
『08小隊』OVAシリーズガンダムで一年戦争の裏側で起きていた地上戦中心の物語で、熱心に支持されている。ez8が好きだったり強敵がグフだったりとノリスさんの活躍がマジ素敵なわけ。
高性能機体が全然出てこないということが一番の魅力だと思うガンダム。
なんせ量産型ガンダムが出てきたりグフが活躍したり量産型ガンタンクを守ったり、ホバートラックが出てきたり。とりあえずなかなかovaが出てこなかった印象が強い。(監督途中で死んじゃったみたいだね。)
アイナ、シロー、ノリスなどなど素敵なキャラ多いものの、あまりにも作品が地味でロボットの性能も低かったりと、ゲームなどに出演すると印象が薄い。ただこのガンダムこそ本物のガンダムでもある。泥臭いオイル臭い、現実的なガンダムってことかな。根底に富野ガンダムが好きな自分としては、そこまで熱心に応援してはいない。
『0080』ニュータイプのいないガンダム。しかも中年の渋いおじさんやベジータっぽいさえない青年が主役のガンダム。ニュータイプらしさが一切無いサラリーマン風な男ウラキ。
これも人気のある作品。特にガトーさんがたまらない。なんせボイスアクターは大塚さんですから、スネークと一緒です。しかも生粋の武人で三国無双でいう関羽のような人。能力的には呂布。
でもニュータイプじゃない。
「ソロモンよ!!私は帰ってきた!!」などの名言も多数ある。
しかし主役があまりにもぱっとしない。ロボットはインパクトあるんだけどねー。特に宇宙世紀のOVAとしては空白の期間を丁寧に描いている点でも良い。ティターンズが生まれた理由も描かれているしね。またジム・カスタムなどの地味な機体も活躍するし。上質である。
とそこそこ好きな部類のガンダムになってきたわけだ。
『W』ガンダムがいっぱい出てくる。しかもどれも特徴的で『G』よりは戦争ものらしい武装になっている。序盤こそなんだか長ったらしいが、キャラクターそれぞれに個性が強いのも印象的。ただ世界観がよくわかんない。けどもキャラクターを演じた声優も皆さん魅力的で終盤のトレーズVS五飛やヒイロVSゼクスなど忘れられない会話が多い。迷言の多いガンダムだが、やはりロボットのデザインがピカイチ。その後のOVAではより格好良くなったガンダム達が登場し、ヒイロVSウーフェイの迷言もある。OOの原点とも言える。(ウイングの原点は『G』だけど。)
『G』このガンダムのおかげガンダムは自由を得た。いっぱいガンダム出てくるしそこそこ活躍しない。主人公のガンダムは金色に光るし、敵はガンダムだし超巨大のモンスター。ガンダムには必殺技があってそれの名前を叫ぶ。ライバルは師匠というおじさん。でもその正体は…。
というガンダムの概念を破壊したプロレスガンダム。非常に痛快な一品。熱血ストーリーでガンダム同士ならべても変な立ち位置だが、決して面白くないわけではない。
師匠と主人公の最後の会話は傑作です。
『OO』シーズン1は結構つまらなかった。なにがしたいかもよくわからない腐女子ガンダムだった。能力もインフレしており、ガンダムじゃなくても良いようなスーパーロボット路線。しかしシーズン2からはラストが決まったのかなかなか面白かった。映像の質もかなり高く、粒子というのが設定に強く、緑色の点が輝く印象が強い。またガンダムが赤くなったりとリアル路線ではあるもののスーパー系のような破壊力を持ったガンダムたちは非常に魅力的だった。
またシーズン1ではガンダム無双であったがシーズン2から敵もガンダムと同様になり対等な方向になっており、接戦が多い。主人公機が戦闘以外の方法で戦いを終わらせる機体に進化するのは、なかなか新しい描写で、ネタだったものを論破して真面目な話しに強引にしたのは自分的には好印象。ラスボスがアムロの人と声が一緒だったりラストバトルが初代ガンダムとエクシアのオマージュにしたりと非常に好印象。
しかしその後の劇場版では、最高にカッコイイガンダムたちは拝めたものの敵をこれまでと違う宇宙怪獣にしてしまったことにより、従来のファンが激怒。自分的には、新しいガンダムの手法として面白いと思った。そもそものニュータイプ理論の根底は相互理解だったと思うし、本来のガンダムのニュータイプ思想に真面目に取り組んだそんな一本だったとも思える。見応えはたっぷりだったと思う。『オレたちがガンダムだ!!』はわすれてはいけない名言。
『ターンエー』
異色なガンダム。月と地球の戦いの物語。その正体は遥か未来の地球。この世界の過去には封印した歴史があった。それはガンダムを用いて宇宙と地球で別れて戦う悲惨な歴史だった。
というガンダムを統括した最後のガンダム。
富野の中ではリング・オブガンダムを除く最後のガンダム。後期の作品ということもあり、映像の方向性や雰囲気も牧歌的になっており、ガンダムが重要というわけでもない。
しかし近年のゲームの影響でターンエーガンダムが最強の扱いをされている印象も強い。
やっぱり終盤の戦いが見応えあったり名言も数多く存在する。ユニバースなどの迷言もある。
ビームの出方とかもこれまでとは違う。ロボットの音も特徴的。
あと発掘要素があったりする。かなり異色なガンダム。
『Z』
ガンダム2作目。なんと味方にシャアがいるという奇想天外な話し。年取ったアムロもいる。
そして敵がなんと連邦軍とお手本のような2作目。シャアは勿論偽名を使いクワトロでいたり、主人公の機体が変形したり、アムロは宇宙に行かず途中退場だったり、強化人間などのブラックな擬似ニュータイプの登場や、その他にも多数のニュータイプの登場により1stよりも苛烈な戦いが全編を通して描かれる。終盤には多くの仲間や敵が命を散しシャアまでもが行方不明になり主人公は精神崩壊を起こすというガンダムの中で一番好きな人も多い。特にラスボスの倒し方が印象的でもあり、1stのオマージュのシンデレラフォウなどの回もある。
それを悔やんでか原作者自身が新しい解釈の劇場版なども存在し、現代風の映像で蘇るZたちは見応えがあるが、映像の技法が特殊なので、見る人によっては腹が立つ。
ただ続編とはこうあるベキというのが明確に描かれている。
デスティニーは見習うべきだった。
『0080』ポケットの中の戦争。
一年戦争末期の冬。新たなガンダムの開発を知ったジオンはそれを破壊すべく特殊部隊を送り込む。という短い期間の話しで、主人公は軍人ではなく、そのコロニーに住む少年というかなり異色な物語。ガンダム史上一番泣ける。ジオンも連邦も関係ない青年と女性と少年が戦争の小さな渦中に巻き込まれ意地を見せる物語。全ては「嘘だと言ってよバーニー」に統括される。短い巻数と期間で見れるのでかなりオススメ。
『逆襲のシャア』
アムロとシャアの戦いに決着がつく伝説的な作品。
そこで全ては終わらず歴史は続いて行く。ただ中盤まではクェスがだるいので話しが冗長になってしまっている。しかし初代ガンダムZを見てこれを見ることで一つの歴史を収めることができる。しかしシャアの幻影はまだ存在していた。
『機動戦士ガンダム』
原点であり革命児。これまでのロボットアニメの常識を破壊した作品。緻密なSF設定を盛り込んでおり、まだ緩い序盤でもそれは強い。また少年が徐々に戦士として覚醒していく物語としても一級品であることは言うまでもない。宇宙という未知の領域で新人類として覚醒する主人公アムロの戦いはまだ始まったばかりだった。
『F91』
富野が手掛けたガンダムで『逆襲のシャア』の次に作られた。しかし人気が出ずテレビシリーズ化はしなかったのだが、映画一本で物語が完結しているという意味では私の中で高評。
どの作品も視聴を終えるまでに1ヶ月がかかる場合があるがこれは一本で全て終わる。
ガンダム入門としては一番良いかもしれないと思う。
『UC』
富野信者の小説家であり映画監督である福井さんが書いた逆襲のシャア後の宇宙世紀を舞台にした小説ガンダムユニコーンのアニメ化作品。OVAでありとても質が高い作品。人気もある。
現代の技術を総動員しているように見えるほどすごい。特に音楽がやばい。映像もやばいが。
話しは小説家として腕もある人の本気の小説なので、かなり緻密に作られ、これまでのガンダムの宇宙世紀の歴史を論理的に解釈し綺麗にロジカルに生み出されており、特に逆襲のシャアを補完しているように思えたり、ZZで出てきたあの人だったり、Zで出てきたあのマシーンだったりを改造したりなど、ファンを喜ばせることに特化しながらもしっかりとしたお話が描かれた偽ガンダムだ。(笑)
ただ富野のアイデアを我が物顔しているように見えることもあり一部ではアンチもいる。
ガンダムという遺産を昇華したそんな作品であり、宇宙世紀の連邦軍とジオン軍の戦いを終わりにする物語のようだ。(まだ未完)
しかし現代の高い技術で描かれる宇宙世紀ガンダムはガンダムファンにとってご褒美でしかなく、当然OVAを購入する。作ってくれてありがとう。
『V』
富野が描いた最後の宇宙世紀。地球クリーン作戦という衝撃的な虐殺や次々死んで行くキャラクターたち。暗黒富野の代名詞。次々死んで行くキャラクターたちに大興奮したのを覚えている。
おかしいですよカテジナさん!!
というわけでどうやら一番好きなガンダムは『V』に決まりました。
消去法で行った結果こういう順番でガンダムが好きみたいです。
でも『V』って全くプラモデル化されていないよな…。
以上自己満足の記事でした!!
書くのに2時間かかった。

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