★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2025年5月〜7月アメリカ
あらすじ
2025年7月29日U-NEXT鑑賞完了

メインストーリーが無くなったけどどうなる??
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感想
前シーズンで遂に物語の核であったリックの復讐の物語が完結し、新たなる物語も追加されるかと思いきや全くそういうこともなく、ひたすら単話完結というシーズン8が始まり完結しました。
それでは以下各エピソードの感想です
エピソード1:恐怖のサマー
原題はSummer of All Fears。元映画タイトルはThe Sum of All Fears。で2002年にベン・アフレックとモーガン・フリーマンしゅつでんで映画化された『トータル・フィアーズ』。映画では核攻撃を受けたアメリカが、その犯人を追い詰めるというお話の模様。もちろん今作とは関係ないし、いつもの混沌と狂気が入り混じった通常回です。モーティとサマーがリックからモバイルバッテリーを黙って借りた罰で、マトリックス空間にモバイルバッテリーを借りることをいけないと洗脳される地獄のシュミレーション内で30年ぐらい過ごして、脱出に成功して通常回が幕開け。その記憶が残ったままの2人、大人になって世界の指導者になったサマーは実の母と同じ精神年齢で楽しく過ごすかに見えた?逆にモーティは逮捕され地獄の日々に追われ戦地に赴き精神がやられ、まだ心の中は戦争状態という『ランボー』オマージュでダムに突撃してしまうというわけわからん展開。
通常運営のリック・アンド・モーティという感じの混沌とした作風が普通に始まる。面白いのだが何か違和感を覚える。
エピソード2:バルクリック
原題はValkyrick。トム・クルーズが主演した映画『ワルキューレ』のパロ。邦題にするあたりでワをバニして読んでしまっている。
珍しいリックとスペースベスの冒険会
☆☆☆
エピソード3:ザ・リック ザ・モーティ&アグリー
早速番外編!シーズン6で滅んだモーティとリックが大量にいる世界のその後のスピンオフ
原題はThe Rick, The Mort & The Ugly、元ネタはThe Good, the Bad & the Ugly。『続・夕陽のガンマン』ですね。わかりづらい。タイトル理解できると今作がガンアクションものだっていう理解ができる。
☆☆☆
面白いんだけどコレジャナイ感がやっぱりあるのよね。
エピソード4:ジェリーの最後の誘惑
ジェリーが大活躍!その1
原題はThe Last Temptation of Jerry。The Last Temptation of Christのパロディ。1988年のマーティン・スコセッシ監督の『最後の誘惑』から取っており、復活祭を扱っている。イースターバニーが大好きなジェリーがイースターバニーの怪物になるだけじゃなく、謎の宇宙からのイースターバニー討伐部隊の登場という奇妙な展開。
☆☆☆
エピソード5:クリオ・モート・リック・バー
ジェネリック・リック・アンド・モーティという所感
原題はCryo Mort a Rickver。
これ邦題も余計に分かりづらいけどcry me a riverという楽曲のパロディだが、邦題でリックバーをリック・バーにしてしまってる、邦題担当のミスで訳のわからなさが極まってるの作品愛なくて辛い。
そんなことはさておきこのレベルの内容で良いのか?という悩ましい内容のエピソード。面白いには面白いが、往年の映画ネタ特化のノリというか。
やはり本筋のヴィランを安易に削除した前シーズンからの再構築ができてないんだわ。ファンとして終焉の足音が聞こえて、自分の加齢も含め悲しいです。
☆☆☆
エピソード6:ベスジャミン・バトンのリック的人生
今シーズンはベス推しだ!!
原題はThe CuRicksous Case of Bethjamin Button。
言わずもがなフィンチャー監督とブラッド・ピットの主演映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』が元ネタ。今話はしっかり元ネタとかかっており、ベスとスペースベスが小学生ぐらいに若返ってしまい暴走してしまうというお話。同時並行で宇宙の彼方の人間をモチーフに生み出したテーマパークで遊ぶベス以外の家族とそこでの狂気の暴走と脱出劇。
今シーズンではリックの精神的な弱さについてフューチャーをしている節があり、彼の弱さであり今一番大事にしている家族という存在に対してのアプローチとして、狂気を孕む娘(本質的には別次元のリックと入れ替わり、血のつながりはない)のベスを良心を維持するために宇宙を旅するベスと普通のアメリカ人として暮らすことになるクローンのベスの2人いるというクレイジーな設定の本作。その2人が息抜きに再会したら(既にジェリーとは3P済み)、幼少期に戻ってしまう悪戯をしたら大変!2人とも小学生に戻ってしまった。しかしその時期のベスは、少年を異世界に閉じ込めて殺すほどの危険人物。2人はお隣さんを拷問したりと大暴れという最悪の展開!!
☆☆☆
シリーズファンは納得のエピソードだったかなぁと思う。
エピソード7:フィクションよりリック的
驚愕のジェームズ・ガン参戦!
原題はRicker than Fiction。
Stranger than Fictioをパロったもので2006年のウィル・フェレル主演の映画『主人公は僕だった』からの引用。
ジェームズ・ガンの映画『マキシマム・ベロシツリー9』をTVで鑑賞したリックとモーティはクソっぷりに激昂し、続編制作中のワーナーブラザーズスタジオのジェームズ・ガンに殴り込み!!50回書き直しているという脚本を強奪し映画を作り直そうとするが、その映画の中に入ってしまうという奇妙すぎる物語。
制作会社のアダルト・スイムの親会社のワーナー・ブラザーズの新作映画でジェームズ・ガン監督作品である『スーパーマン』の宣伝も兼ねてかジェームズ・ガンが参戦!ネタとしてザック・スナイダーも登場!
☆☆☆
エピソード8:ノモートランド
驚愕のジェリー回2
原題はNomortland。
アカデミー賞受賞作品の『ノマドランド』のパロディですが、内容は無関係ですね。
別次元のリックやらモーティやらがいるんだからジェリーもいるというわけで、悪いジェリーもいたり破天荒なジェリーもいるというわけで、ジェリーとジェリーで冒険しちゃう全く需要のない回。
☆☆☆
エピソード9:モーティ・ダディ
モーティの息子7シーズンぶりに登場
原題はMorty Daddy。
元ネタはBaby Daddyという2012年から6年放映されたアメリカのシットコム。流石に日本には輸入されませんでしたね。
シーズン1の7話に登場したセックスロボットから生まれたモーティの子供、エピソード最後にモーティを恨み旅立ったが、そのまま作家になりモーティ家の悪口を書いて成功していた模様。そんな彼の寿命が近いということでモーティに連絡し、モーティは母親の骸に彼を合わせるため、リックのゴミ箱の異世界へ彼を連れてく。
同時並行の物語では、リックとサマーの冒険。トム・クルーズとスピルバーグの近未来SF映画『マイノリティ・リポート』をパロった食べたいものを予測してふるまうレストランを舞台にその秘密を暴き、まさに『マイノリティ・リポート』のような展開になるが、それも予知能力者たちの陰謀だったという見応えたっぷりな展開。
☆☆☆
なんじゃこりゃ!という内容だが悪くはなかったです。
ちなみにこの世界のモーティの息子とモーティは血が厳密には繋がっていなくて、シーズン6で類似した次元にスミス家はやってきているという設定。
エピソード10:ホット・リック
シーズン・フィナーレはダイアンとベスと心優しいメモリー・リック
原題はHot Rick。
シーズン5のエピソード8で登場した記憶のリック。サイボーグ化し悪の存在へと落ちたバードパーソンを元に戻すべく記憶の世界に入った際にリックと出会い、リックの脳内に潜んでいたがシーズン7の2話でリックとジェリーが入れ替わったり合体した展開でジェリーの中で生きていた模様。
そんな彼を捕まえたリックは発明品の中に閉じ込めるが、記憶のリックの策略によりベスの脳内に脱出してしまいベスの脳が狂い出してしまう驚愕の展開。
同時並行でリックが実は亡きダイアンのわずかな記憶を厳重に匿っている事実が判明。全次元に存在が消えた彼女を唯一見れるということ。同時並行でダイアンの記憶を消したことを今の彼女に告げたことで関係がおかしなことになるという人間味が出てしまうリック。
最終的にはベスの危機を救うために再びベスとのもの悲しい展開に。。。
☆☆☆
シーズン8 個人的まとめ
この後どうするんだろうという不安いっぱいになったシーズン8。大きなシーズンの物語が不在になってしまって、ネタでブービーバットがいるが、それも期待できないし、契約としてはシーズン12まで製作は決まってるし、もちろんシーズン8も面白かったが、面白さは徐々に右肩下がりになりつつある。
オリジナリティのあるネタは難しく過去の掘り返しやまさかのジェリーを2回もメインに据える愚行もあったりとネタ切れも甚だしい状態で残り40話面白く作れるのか??ファンとして不安ではあるが次シーズンも期待したい。
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