◎【80点】バッド・チューニング【解説 考察 :学生の夏休み前日の絶大なパワー!】◎

バッド・チューニング

製作

1993年アメリカ映画

写実さと
パワフルさの調和

※原題の直訳ってぼーっと混乱(dazed and confused)なの青春狂騒劇って意味かしら。

監督

リチャード・リンクレイター
・ウェイキング・ライフ
ビフォア・ミッドナイト
6才のボクが、大人になるまで。
・スキャナー・ダークリー

キャスト

ミラ・ジョヴォヴィッチ
・フィフス・エレメント
バイオハザードIV アフターライフ
・THE 4TH KIND フォース・カインド
・バイオハザードIII

アダム・ゴールドバーグ
・ビューティフル・マインド
プライベート・ライアン
・ゴッド・アーミー/悪の天使
・FARGO/ファーゴ

ベン・アフレック
アルゴ
ゴーン・ガール
ザ・タウン
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

マシュー・マコノヒー
ダラス・バイヤーズクラブ
マジック・マイク
キラー・スナイパー
MUD -マッド-

あらすじ

1976年5月28日アメリカ南部のテキサス州の首都オースティン市にあるリー高校。
この日は夏休み前日。
アメリカでは夏休み明けで進級する仕組み。
進級する高校生達は、来年進級して高校生になる中学生たちをいじめる準備に取り掛かる。
この地域では毎年進級する後輩達に身体的ダメージや精神的ダメージを追わせて歓迎する式たりが根付いている。
男子達は特製羽子板バッドを準備!!
女子達はイケてる女子を選定し、歓迎の儀式を開始!!

男子達は車を走らせて、ターゲットを見つけ次第攻撃!!
帰宅開始の生徒は全員狙い目だ!!
逃げ延びたミッチだったが、今日の夕方から野球チームの試合があった。
それを狙ったお尻大好きフレッド(ベン・アフレック)と仲間達。

ミッチは好プレーで試合は勝利するが、仲間達に裏切られ、1人フレッドたちの犠牲になってしまうが、
夜からの高校生の進学パーティーに誘われることに成功。
ミッチは高校生の先輩に迎えに来てもらい、
モールにあるバーへ向かう。
多くの車達がバーへ向かう中、
本来級友の家で大規模なパーティーを予定していたが、ビール配達員のヘマで彼の父親にバレ中止、
だが大規模なパーティーは意外な場所で強行されるようで。。。

2020年2月1日 Netflix自宅鑑賞 2020年6本目



若かりし頃のマシュー・マコノヒーが見たくて鑑賞!

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『トゥルー・ディテクティブ』のマコノヒーの強烈な演技が忘れられず、
Netflixをザッピングしていたらうっかりデビュー作の本作『バッド・チューニング』を発見。
軽い気持ちで流し見していたら、リンクレイター先生の抜群の映画感覚に心を鷲掴みされて、
結局最後まで見てしまったんだなこりゃ。

現在でも有名な俳優の若い姿が拝める!!

本作マシュー・マコノヒーのデビュー作だけにとどまらず、
映画界ではまだ著名でなかったベン・アフレックも出演、
そして『バイオハザード』など怪奇大作アクションで有名になる前のミラ・ジョヴォヴィッチや、
下級生にケチャップをぶっかけるブロンドガールをアカデミー賞主演女優のレネー・ゼルウィガーが演じたりしている。
この頃まだデビューして2年目。

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リンレイター先生のこだわりの裏話

実はミラ・ジョヴォヴィッチの役はもっとあるはずだった。

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英語版ウィキィペディアを参照だが、
本作に対してまだ初期作にも関わらずリンクレイター先生並々ならぬ思いで作品に取り組んだご様子。
正ヒロインだったミラ・ジョヴォヴィッチは、当初中心キャラクターだったケヴィンを演じるショーン・アンダーソンの演技に納得がいかなったようで、撮影後に大幅に出演シーンをカット。
その彼女だったミラのシーンも付随して大幅カットで、
ヒッピーよりの大麻好きでロック好きのネェちゃんというキャラクターポジションにおさまってしまった。
序盤はケヴィンの家でパーティーをするって件で中心人物だったのにね。
大幅カットにショックをうけたミラ・ジョヴォヴィッチは、ヨーロッパに行ってしまいしばらく俳優活動は休止するのだけど、
リュック・ベッソンと出会って『フィフス・エレメント』に出演し、一気にスターダムへ。

マコノヒー発掘の立役者と彼の役柄の違和感の正体

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また映画の舞台であるテキサスにて、地元の俳優を使いたいと考えたリンクレイター先生は、
俳優活動をし始めたばっかりのマシュー・マコノヒーと出会い意気投合。
リンクレイターに見染められて出てきてアカデミー賞受賞まで上り詰めるとか両者どれだけすごい映画人なんだよ。笑

ショーン・アンダーソンの演技や撮影時のコミニケーション不足に嫌気が差した先生は、
マシュー・マコノヒーの役を大いに増やしたわけ。

いつ出てくるのかな??って思ったら急に中盤に出てくるやばいやつで、
いかつい車に乗ってるし、言葉は現在と変わらずめっちゃ訛っててめっちゃ個性強くてまじで驚き、
そっからほぼ出ずっぱりで、
逆になんで中盤から出てきたマシュー・マコノヒーがこんなに活躍するんだろう?って思ったら、
制作背景揉めてたのね。。。と納得。

最終盤まで出てくるめっちゃ熱いポジションで、
あれ??主役グループとめっちゃ交流あったんかいお前!!と変に違和感あったんだよな。

ベンアフに対しては不安だったリンクレイター

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またベン・アフレックに関しては、
良いやつすぎる雰囲気があって逆に悪役をやらすのにリンクレイター先生は不安だったみたい。
まだ32歳ぐらいで成功して間もない監督だったのにリンクレイター先生すごい批評家の視点強くてびっくりだわ。
むしろ本作では好青年なのに、悪さばっかして弱いものをいじめて、挙句に今の死んだ目をまったくしないでキラキラしたお目目のベン・アフレックが、クソ野郎過ぎて鮮烈なのだが、
そんな彼が中盤で仕返しされる感じもまた堪らなく、
むしろそういう観客の気持ちをベン・アフレックの当時のいいやつ感を逆手にとったシナリオがマッチしてて、
すごいわリンクレイター先生。

てかカルト映画という扱いの本作だけど、
ちゃんとニューヨークとカリフォルニアでオーディションしてるんだね。

多くの俳優が登場する中でも、
のちの大スターになるベン・アフレックやマシュー・マコノヒー、ミラにケチャップガールとして起用したレネー・ゼルヴィガもいたりと、
流石リンクレイター先生。
またベンアフに関してはリンクレイター先生の現場での活動が今後の映画監督業にてとても参考になったそうです。

まぁ主要キャストのほとんどは、あまりお見受けしなくなってしまったが。。。

しかしすごいなぁと。

ただ上記のことはWikipedia情報なので、どこまで信じるかはあなた次第

でもマコノヒーとベンアフって今作で全然共演してないんだよね。
ベンアフ途中降板のような形で怒って家に帰っちゃってフェードアウトだもん。
ベンアフのリンクレイターに気に入られずに役が少なくなってしまったのかな?

そうやって考えると意外とちぐはぐした映画だったが、
それ以上のパワーが全てを吹っ飛ばしていくんだよなぁー。

青春のある特定の時期を描いたワンナイトものは面白いな

本作は夏休み開始前日の大イベントを描いた作品で、
「よっしゃー!夏休みはじまっタァ!」という高揚感全快のパワーが映画からめっちゃ吹き出してくる。
高校生たちのエネルギッシュさと気が大きくなってしまっていつも以上の悪ふざけが凄まじくパワフルで、
見ていてとてもわくわくする。

それと同時に中学生から高校生になる大人の階段を登る少年の純情な心情も巧みに描いていて、
見所いっぱいでやばい。

後半の鉄塔近辺でのパーティーの壮大さとダウナーな感じがチルアウトしていて、
何度でも見たくなるし、
自分になかった青春を本作で穴埋めできるようなマスターピースな良さがある。

リンクレイター先生は20年後に『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』にて、
夏休みが終わる直前の大学進級前の4日間という精神的な続編を描いて、
それもまたこれから新しい日々が始まる!!ていう高揚感がエネルギッシュに描かれながらも、
どうなるかわからない未来への漠然な不安も内包していて、
本当にリンクレイター先生はある瞬間の切り出しが完璧だなぁってまじまじと思うのでした。
シナリオがあるってわけでもなく、スクールカーストのそれぞれに属している奴らのそれぞれの会話が際立っている。
ただ結局ごちゃ混ぜになってて、本当にそんなにみんなでつるめるものなのかね?って思ったりする側面はあるが、
ちゃんとダサいことになっちゃう人もいたりするわけだが。

映像も全部低予算映画の様相を感じさせないキレ具合だったと思う。
名残惜しいのは、Netflixでの配信がこの感想書いてる時点で終わってしまった点。
書きながら再チェックしたかった。。。。

まぁ『アメリカン・グラフティ』は見たことないんですけどね。
『アニマル・ハウス』もツボらなかったんですけどね。。

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hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7.4/10
・映像のアプローチ 8.3/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 9/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 8.5/10

80点

音楽もそれそこでそういう風に使って、切っちゃう?
的なキレがやばかった。
サントラ今度買いたい。

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