人間がいないカタストロフィ?(海)
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2024年ラトビア・フランス・ベルギー映画
動物たちだけの逃避行、んでどういうこと?
ネタバレ あらすじ
2025年3月20日劇場鑑賞
2025年18本目
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概要:2025年アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作品はラトビアから生まれた
2024年5月にフランスのカンヌ国際映画祭で上映され、2025年ゴールデングローブ賞アニメ映画賞、2025年アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した作品『Flow』を鑑賞しました。本作は北ヨーロッパにあるロシアの西にある国、ラトビアから生まれた作品。ギンツ・ジルバロディスは2019年にも長編アニメ映画を制作し、一部の賞を受賞し好評を得ていた。
今作には人間は登場せず、野生の猫や犬、鳥、カピバラ、猿たちが大洪水により船に居合わせた結果、チームとなり冒険をする、言語が存在しない作品である。
南半球っぽい舞台にて人間がいた痕跡はあるが存在せず、そこには地殻変動なのか地球温暖化による海面上昇なのか突如陸地がなくなっていくという恐ろしい事態に黒猫ちゃんが直面するというわけです。愛した主人の家から生き残るために脱出し、たまたま流れてきたカピバラの乗る船に乗って、終わりなき旅に出ることになってしまう、なんだか社会問題も感じさせる作品になっている。
特筆すべきはアニメっぽくない猫たちの動き。動物らしく物に興味を奪われ遊ぶ瞬間を切り取る機知に富んだ視点が素晴らしい。
しかし劇中人間のように窮地を乗り切るので二足歩行はないものの、動物たちがボートを操舵することに対して違和感は覚えてしまうことはあった。
映像は大作のような予算がかかっていないので情報量はそこまで多くなく、キャラクターの映像は解像度が低く質感も淡い感じになっているが、キャラクターたちの動作には上記のようにこだわりをかんじさせてくれる。
疑問:この世界観は???
と映画を見ていて、びっくりしたわけですが、なんか終盤、宇宙船なのかワームホールが突如出てきて、鳥が吸い込まれて天に召されちゃった。鳥が自分で呼ばれるようにそこへ向かっていったので寿命か何かと関連しているのか?全くわからなかった。主人公黒猫ちゃんも心配になって着いてったが運良く逃れてた。とても謎だった。
またその後も急に海が干上がって新たな大地が出てきて猫たちは助かったが、今まで窮地をたびたび助けてくれた鯨のような神様が水がなくて動けなくなって死亡フラグが立った直後に映画が終了になり全く訳が分からなかった。何かしらのメタファーなのではないか??と感じる部分もあるし、そもそも猫ちゃんは気を失ってここに辿り着いたので死後の世界という点も捨てきれず。さらには映画のエンドロール後には、さっき露陸にいた鯨が再び海にいる、過去とも未来とも判別できない映像が入り、解説がないと腑に堕ちない作品になっていた。この手のものだとノアの箱舟とか、北ヨーロッパ諸国の関係性など何かしらのメタファーはあるのだと思うのだが、そこまで映画がツボにはまらなかったからかパンフレットも買わず、しかしもう一度観たいなぁという確かな映画としての手応えは感じたが、ソフトまでは。。。という感じなので定額VOD配信に追加されたら流し見したいと考える。
感想;映画なのか?ゲームなのか?
と今作見てて感じたのは台詞がなく、ひたすら危機に直面する猫ちゃんが窮地を退けて新たな陸地に辿り着くという物語ということもあり、映画を見ていたというよりはなんだかテレビゲームの画面にHUDを非表示にしたイベントムービーなしのシームレスゲームの配信をずっと見ているような感じでした。特に映像の解像度の低さを考慮するとインディーズゲーを見ているような感覚。
ダイナミックな演出やらイベントが発生し、美麗な映像が挿入されるパートもあるにはあるが、すぐさま何かしらのアクションが起きたりと猫が主役のゲームを見ているようでした。こだわり抜かれた映像作品ではあるのだが、プレイ時間2時間でプラチナトロフィーが手に入るインディーズゲームの所感がめちゃめちゃ強かった。むしろインディーズゲームもそれぐらい現在は優れた体感を与えてくれるものも多いとも言えるし、映画とゲームどちらが優れているか?と言いえば、実写であれば映画の方が圧倒的ではあるが、アニメになると軍配はゲームに上がる部分もある。それは体感を通した感動へと連なっていくのであるから、であるならば今作はゲーム以下だったか?と言われると、似たようなゲームやったことあるかもしれないという人によってはそこまで楽しめないかもしれないと思うのであった。
パワフル:音楽は一丁前
と映像はインディーズらしさがあるが音楽はハリウッド大作らしい仰々しい音楽が鳴り響いていて迫力は凄まじかった。一緒に見ていた子供は音の大きさに怯えているように思えた。映画全体は猫への試練がとても多く意地悪とも言える作風なので、それに拍車をかけている。あんなに水が怖かった猫ちゃんが終盤には海に潜って魚を取るようになるという
非現実的ではあるが大きな成長にたどり着くまで終始恐ろしさがある映画だった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 7/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10
70点
期待値を上げ過ぎたかもしれない。
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