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○【71点】STUBER/ストゥーバー【解説 考察 :現代ポリコレてんこ盛りコメディ】○

STUBER/ストゥーバー

製作

2019年アメリカ映画

こういうコメディ映画が好き!

監督

マイケル・ドース
・俺たち喧嘩スケーター

キャスト

クメイル・ナンジアニ
・ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
・かぞくはじめました

デイヴ・バウティスタ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
・リディック: ギャラクシー・バトル
・ブレードランナー 2049

イコ・ウワイス
ザ・レイド
ザ・レイド GOKUDO
・マイル22

カレン・ギラン
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ/エンドゲーム
ジュマンジ/ネクスト・レベル

あらすじ

現代のアメリカ西部ロサンゼルス。
麻薬組織のボスであるテジョ(イコ・ウワイス)を
追いかけるロサンゼルス市の
ヴィクター(デイヴ・バウティスタ)と相棒の
新人警官サラ(カレン・ギラン)。
テジョをあと一歩のところまで追い詰めるが、
高過ぎる身体能力の前にサラは殺されてしまう。

半年後。
警察ではテジョの捜査がFBIに移譲される為、
ヴィクターは上官により捜査終了を指示される。
そんなヴィクターは最近視力低下に悩む為、
娘のニコールにより
レーシック手術を受けさせられる。

手術後視力の少ない彼の元に、
情報屋からテジョの情報が舞い込む。
目がほぼ見えない中、
車を運転する彼だった。

同じくロサンゼルス。
ホームセンターの店員の
ストゥ(クメイル・ナンジアニ)は、
お金が必要な為、ホームセンターの仕事が終わると、
リース車を使用してUberの運転手として働いている。

毎日同僚で上司に嫌がらせを受けているが、
ストゥは学生時代の同級生ベッカに恋焦がれ、
彼女が新規オープンする自転車ジムの共同
オーナーになった為、お金が必要なのだ。
日夜色々な人々を運ぶ彼だったが、
頑張ってサービスを整えているにもかかわらず、
評価が低かった。
星5が欲しく星1を避けたい彼のもとに
車を事故で失ったヴィクターがUberを呼び寄せた!

ひょんなことからヴィクターのテジョ捜査の
運転手となってしまったストゥ。
視力のほとんどないヴィクターに無茶苦茶振り回され、
挙句に殺人事件現場にも遭遇してしまったストゥは、
ヴィクターの途中でやめたら星1だ!
という脅しに屈して、危険なドライブを強いられる!

2020年8月16日自宅 amazon video鑑賞
2020年47本目




『ザ・レイド』のイコさんが悪役!!

というわけでアクション要素もバディ要素もある
贅沢なサンプリング刑事コメディ映画
『ストゥーバー』

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で
コメディ筋肉キャラで覚醒した
元WWEレスラーのバティスタと
半自伝的なロマンティック・コメディ映画
『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』にて
アカデミー賞にノミネートされ
映画界大注目のパキスタン系アメリカ人
クメイル・ナンジアニのダブル主演の本作。

面白かった!

映画の設定としては、
バティスタがガーギャラから連れてきたのか?
相棒のカレン・ギランを冒頭に
イコに殺され、
復讐を誓うが固執し過ぎて社畜ぼっち!

強制休暇andレーシック手術という

バティスタ老眼に序盤からダウン!

というクソ雑魚もさもさムキムキ親父に
運悪く貧乏でUberで小遣い稼ぎ中のクメイルさんが
捕まってしまう!
高評価レビュー欲しさに
デスロードを突っ走ることになっちゃうという
面白要素満載の本作。

93分しかないのに体感120分の濃厚な映画

あんまり白くないアメリカっぽいコメディ

悪役の親玉がまさかのインドネシア人の
イコさん。
しかも面白いことに、
普通の小太り系なマフィアのボスキャラとは違って、
動きも素早く、肉弾戦になるとめちゃめちゃ強い。
ちょっとした油断が命取り、
カレン・ギランを殺害!

そして主人公はパキスタン系アメリカ人。
バティスタについては粗暴なアメリカ人。
でも娘はキューバ系。

さらには警察内の裏切り者もいて、
これまでのアメリカ映画とはちょっと違う
ポリコレをうまいこと意識した作風。

またUberを用いたことは普通だが、
リース契約で車を使用しているという
ネガティブ要素が、
結局ボコボコになる車=
リース違約金で苦痛をあげるクメイルが
面白い!

コテコテだけども面白い

そういったポリコレや現代要素を
サンプリングしているが、
全体的にコテコテ。
クメイルは長年の思人と
バティスタの嫌がらせに揺れ、
『恋人たちの予感』ネタも盛り込まれたり。

クメイルの勤務場所のホームセンターでは、
『イコライザー』もびっくりな
ガジェットいっぱいの大喧嘩あり!

Uber要素も最後まで充実し、
コテコテなシナリオだが、
バイオレンス要素も豊富で
飽きさせない!
前述の通り濃密な作品になっている!

コテコテだけど期待感以上の描写が多数なので感謝!

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 7/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 7.5/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 7.5/10

71点

こういう映画は点数じゃないんですよ。

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