★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2020年TV向けシリーズ
進化したデイブ・フィローニの真価
製作総指揮
ジョン・ファヴロー
・アベンジャーズ/エンドゲーム
・アベンジャーズ
・アイアンマン
監督
デイブ・フィローニ
・スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
出演
ペドロ・パスカル
・ゲーム・オブ・スローンズ
・キングスマン: ゴールデン・サークル
・イコライザー2
・グレートウォール
ロザリオ・ドーソン
・イーグル・アイ
・デス・プルーフ in グラインドハウス
・レント
・メン・イン・ブラック2
あらすじ
惑星コルヴァス。
かつての宇宙の調停者ジェダイの生き残り
アソーカ・タノ(ロザリオ・ドーソン)は、
この地の帝国残党兵に占拠された街を
単身襲撃していた。
彼女にザ・チャイルドを合わせる為にやってきた
マンドーは、帝国残党兵の長であるモーガンにより
彼女の所持する純ベスカーのロッドを報酬とし、
アソーカの暗殺を依頼する。
承諾したマンドーはアソーカの潜む
枯れ果てた森にザ・チャイルドと向かう。
2020年11月28日ディズニー+にて観賞
『スターウォーズ』とは何だったのかに立ち返るフィローニ
いよいよ『クローン・ウォーズ』にて生み出された
アナキンの弟子であるアソーカが実写作品に初登場
自分『クローン・ウォーズ』の劇場版を
初めて見たときは、アソーカなんぞは闇堕ちした
アナキンにより抹殺される悲劇の舞台装置でしか
ないと切り捨てていたのです。
テレビシリーズを見たときは、
アソーカとアナキンのやり取りが面白く、
最終盤に待つであろう悲劇が
とても怖かったのですが、
オーダー66から逃れ、
旧三部作『スターウォーズ』の帝国時代も
生き残り、まさかのその後の世界で
実写として登場することになるとは
夢にも思わなかった。
そしてその記念すべき回を監督するのは、
その生みの親であるデイブ・フィローニ。
なんと粋な人選でしょうか。
さらにそのフィローニはこの回を
特別な作風にしていてとても感動した。
それは元来『スターウォーズ』というものが
黒澤明の時代劇映画『隠し砦の三悪人』の
SFリメイク作品であったように、
まるでテレビドラマの子連れ狼の
1エピソードをSFリメイクしたような
西部劇風と日本時代劇風が混在する
素晴らしい雰囲気と展開。
魅力的な戦士であるアソーカとマンドーの
2人の西部劇と時代劇の決闘が、
素晴らしい構図の数々で映像化されており、
フィローニのアニメーターとしての技術が
実写映画内で開眼したかのような素晴らしさ。
劇場で見たかった素晴らしい構図
閉ざされた街を襲撃するアソーカの侍アクションが
キレッキレで、それでいてスタイリッシュな映像。
もっと大きな画面で見たかったと思えるほどの
美しさでしたよ。
デイブ・フィローニまじすご。
グローグー
アソーカのネタだけじゃない。
シリーズの革新する怒涛の展開。
なんとザ・チャイルドの本名や
彼の設定がシーズン2で明かされてしまう。
意図的にシリーズの長期化を避ける為なのか、
この時点で全貌を明かすとは思わなかった。
そして彼の本名が発覚し、
それを読んだ際の彼の反応のかわいさもやば。
マンドーの嬉しそうにグローグーを呼ぶ
シーンなどシリアスでないゆるいとこでも
最高の興奮をもたらしてくれてやばかった。
グローグーの覚醒の日も近いのかもしれないと
都会に行ってしまう子供を思う親の気持ちに
なってしまった自分。
次回はどんな展開が待っているのか?
またアソーカも『反乱者たち』に登場する
敵キャラを言及しており、
シーズン3に登場?の可能性もあるのかなと。
モフ・ギデオンのダークセイバーなど
フィローニのスターウォーズの世界の
続編たるシリーズへと着地して行く
『マンダロリアン』。
来週も楽しみ