緊急医療室の1日(15時間)を描くTVドラマ
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2025年アメリカの海外ドラマ
ERの製作陣集結
キャスト
ネタバレ あらすじ
2025年5月3日U-NEXT鑑賞完了
概要:伝説の海外ドラマ『ER』のショウランナーが再びERと向かい合う『24』
2025年5月21日時点で今作は北米の映画データベースサイトIMDbのTOP250のTV部門にて47位に入っている本作。4万7000人が鑑賞し平均評価8.9/10点という超高評価作品。2025年1月9日からMAXにて配信され15話の2025年4月10日にて完結。日本ではU-NEXTにて配信された。自分は最近移動中に海外ドラマなどを見る時間にしようと考え、今作を鑑賞することにした。
全15話と最近の海外ドラマシリーズにしては長めの本作。往年の人気作品『24』に近い1シーズンで1日を描き、1話1時間という括りで、その日の合計15時間、朝7時から夜10時までが描かれた特殊な作品。舞台はニューヨークの隣の州のペンシルバニア州のピッツバーグの救急医療室。今作は1994年から2009年という15シーズンも制作された大ヒット医療ドラマ『ER』のスタッフが再び提供するという伝説が再び幕を開けるというノリがある。また主役でこの医療室の責任者の指導医を『ER』のシーズン1から出演していてシーズン11というシーズン1からのメンバーの中では最古参のノア・ワイリーがプロデューサーも兼任し登板という往年の『ER』ファンもほっこりな製作・キャストの作品がやっぱりずば抜けて凄まじい医療ドラマだったのだからやはりやばい!!
ここが凄い:無限にやってくる命の危機
普通の医療ドラマであれば1話内でのメイン症例を扱い、その他で登場キャラクターが交わり関係性の変化が描かれたりすると思うが、今作はER内の1日に限定し、取り留めなく急患がやってきて、キャラクター同士の交流は合間合間のみ。新たな病気の応急対応の連続、大体は気道確保などの、患部への切り込みなどやカテーテルの挿入などがメインだが、がっつり大火傷だったり脳死だったりとヘビーなものがちらほら、出産まであったりとてんやわんやで、濃厚だがめちゃめちゃ面白い。たった15話ながらも多数の病気を目の当たり。そして現代らしいSNSの問題やオピエイドの依存問題や、2025年らしい事件も多数描き、強烈。患者一人一人に問題やドラマがあり、普通に救えない命もある。特に時間を割いたのは若者の脳死問題と、安楽死問題は数話にわたって描いていた。またパワハラ問題や薬物横領問題など1日でめちゃめちゃ色んなことがあって『24』ばりの1日ではある。
ネタバレ:銃乱射事件起きます!
作中内で不条理とも思える容赦無い死亡例の連続、特に青年の脳死と少女の溺死はえぐくてメンタルやられますがシーズン終盤の12話〜14話は今流行りの銃乱射事件をネタにして、緊急病棟が惨劇の応急処置場へと変貌。傷や状態でグレードが決められ、銃槍の数々に更に心を痛めます。また主人公のロビーの元妻の連れ子に新しい彼女ができるのですが犠牲になってしまう。そんな彼女が処置のために上半身裸でおっぱい丸出しにされるわけで、キスもしてない女性の裸体を最悪な状態で目撃し、しかも帰らぬ人になるという鬼過ぎる展開に脱帽。それまでのノリと違う対テロや災害対応のように雰囲気がガラッと変わり夜勤スタッフも合流する凄まじい展開には驚きながらもしんどみが異常。シーズン終盤ということもあり主人公のロビーも右腕が薬物横領がばれて更迭したり、頼れながらも確執のある部下の心労を思い帰宅させてしまい現場はカオスだしでボロボロ。最終回には屋上のフェンスを越える彼の姿が描かれるが、むしろそれが日常であると言及され、そうまでしてこの仕事を続ける意味とは??と自分も疑問に思えた。問題児多すぎながらも希望のあるドラマとラストに大満足でしたし、次は何が起こるんだと短期間で見れてしまいましたが。
驚愕:無修正女性器から赤ちゃん爆誕!
電車の中で見てて、いやいや流石にモザイクかかるでしょ!と思ったら普通に無修正でおまんこ登場して急いで消した。男性が立ち会ったら失神すると言われてる赤ちゃん誕生の瞬間をまさか見ることになるとは。
入り口が広がるグロさや出てきた頭が戻ってく様のなんたる状態。無事産まれたが、その後女性が出血多量になって意識消失するの自分の妻の出産思い出して怖くなりました。いやこの映像作品制作の挑戦に感動しますがマジでびっくりしました。
唯一の癒し:研修医ウィテカーとキング
イケメン仕事出来パパのラングドンがパワハラやったり、更迭されたりと家庭とか大丈夫なのかよ?とか思いつつ最後には人命の為全てを無視しして救護にあたるがロビーにはブチギレられ、挙句にロビーにも自分と同類で壊れてるとのたうち周りどん底まで落ちてしまい、とほほでしたが、研修医のウィテカーは終始救いでした。彼だけギャグパートも担当し、ひたすら処置服が汚れてしまって何度も取り替える件やら、ねずみの首をへし折ったりやら、序盤では診療していた患者さんが度々なくなる辛い展開もあったけどもエピローグでは衝撃のシャワーシーンとまさかの問題児が姉御キャラとして彼の面倒を見る謎展開にも発展とこのドラマシリーズの唯一の救い。また同様にキングの活躍も癒し。自閉症を患っているように思える描写があるのだが、それをしっかり向き合いながらも業務に取り組み、ラングドンにも褒められたり、作中では自閉症の妹の面倒も見ているという辛い境遇もあったりするが、その経験を活かしたホスピタリティや難易度の高い処置を成功させたり他のキャラが色々な問題を抱えたり、トラブルを起こしたりしているのに対しては安心感を覚えて良かった。
凄い:シーズン2も決定
見事にシーズン2も決定し、次回はアメリカの独立記念日を舞台にした作品になることが決定、今作で登場した研修医たちがどう成長していくのか?ラングドンは一緒に働いているのか?看護婦長は今でも働いているのか?毎日精神的にボロボロの彼らにまた会えるのか?シーズン2も配信されたら鑑賞したいと思いました。

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