◯【68点】ファイティング・ファミリー【解説 考察 :笑って泣けるスポ根映画】○

ファイティング・ファミリー

製作

2019年アメリカイギリス映画

WWEという
エンタメに人生を捧げるまでの道のり

キャスト

ジャック・ロウデン
・イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語
ダンケルク
・最悪の選択
ニック・フロスト
宇宙人ポール
ショーン・オブ・ザ・デッド
・ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
アタック・ザ・ブロック
レナ・ヘディ
ゲーム・オブ・スローンズ
300
ジャッジ・ドレッド
・高慢と偏見とゾンビ
ヴィンス・ヴォーン
・ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き
・ウェディング・クラッシャーズ
・南の島のリゾート式恋愛セラピー
・デンジャラス・プリズン -牢獄の処刑人-
ドウェイン・ジョンソン
・ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
G.I.ジョー バック2リベンジ
センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島
ワイルド・スピード MEGA MAX

あらすじ

2008年イギリスのイングランド東部の都市のノリッジ、ベヴィス家はインディーズプロレス興行で生計を立てるプロレス一家だ。
ザック(ジャック・ロウデン)は、アメリカのエンタメ産業の中で大人気のWWEでチャンピオンになることが幼少時からの夢だ。
妹のサラヤとタッグを組んで父親のリック(ニック・フロスト)とジュリア(レナ・ヘディ)と興行で対戦し、観客を大いに盛り上げている。
妹のサラヤもまた幼少時からザックと一緒にプロレスを嗜んでおり、
女性レスラーながらも男に負けないパワーとテクニックで観客を魅了しているが、
プロレスをしていない時は、ロック好きのパンク風なファッションで、家計もギリギリの生活を送っており中流階級の人からフリーク呼ばわりされている。
ザックとサラヤは普段はプロレス道場を営んでおり、下級労働者の子供達にプロレスを教えて、不良にならないように健全に指導している。
だがザックとジュリアは前科者だ。

そんなある日、WWE公演がロンドンで公演、かねてからWWEに売り込みをかけていたザックとサラヤはトライアウトに呼ばれることになる。
トライアウトにて、全力を出し切った2人だったが、合否の結果はサラヤのみトライアウトにてテレビドラマの魔女のキャラクターのペイジと名乗り、結果合格。
しかし兄のザックは不合格になってしまい、大の仲良しだった兄妹の関係は崩れ始めてしまう。
家族の期待を背負ったサラヤは単身で遥か彼方のアメリカのフロリダへと旅立つ。

しかしサラヤの待っていたのは、フロリダでの軍隊方式の地獄のトレーニング。
ロンドンにて自分を見出してくれたハッチの鬼の指導の数々に多くのトライアウト合格者が諦めそして脱落を言い渡される中、
ペイジは同期のモデル出身でプロレス未経験の女子仲間たちとも馴染めず、そしてずっと支えてくれた兄にも距離を置かれ、
精神的に辛い日々を送るのだった。

そんな中、クリスマスの長期連休のため、イギリスに帰ることになるサラヤは、周りと同調するため、紙をブロンドに染め、色白い肌を小麦色にするが、それでも溝は埋まらず、このまま夢を諦めようとしていたが、父と母の要望により、一夜だけのクリスマスイベントで兄のザックと対戦することになるが。。。

2019年11月14日 試写会劇場鑑賞 2019年89本目




WWEやプロレスがわかんなくても楽しめるスポ根映画!

2014年からWWEで活躍していたサラヤ・ジェイド・ベヴィスの半生を脚色して映画化した。
製作総指揮にはドウェイン・ジョンソンことロック様も参加し、
イギリスとアメリカという遠距離を紡ぐ感動のスポ根映画。

プロレス貧乏一家で生まれたサラヤは、自ずからプロレスラーになりたかったわけではなかった。
家族の自営業を手伝う側で、自身の高いセンスを意識しないまま、WWEのチャンピオンに憧れる兄の側で生きてきた。

そんな彼女がWWEのトライアウトに合格!
ずっと側で育ってきた兄は失格。
二人三脚で生き抜いてきた2人に大きな確執が生まれてしまう。

そんな人間ドラマの葛藤とアメリカの一大エンタメのWWEの下部組織NXTでのスポ根な日々を描きつつ、
イギリスの労働者階級で貧しく生きる子供たちのさりげない日常を描いたヒューマン映画。
この度フィルマークスの試写会が当選したのでいち早く鑑賞してきました。
※本当は嫁がWWEファンだから応募したのだが、当選した結果、応募者1人しか見れなかったので自分がみた。

豪華キャストのアンサンブル

フローレンス・ピューの映画出演作に大注目

主演には『ヘレディタリー/継承』の監督の2019年の大注目作ホラー(?)『ミッドサマー』の主演のフローレンス・ピュー。
この人メイクでイメージ変わるね。
俳優のポジション的にはヘイリー・ステインフェルド風のちょいブス演技派系なのですが、

via GIPHY

こっちの方がまだ無名で使いやすくて変な映画で演技力いっぱい出せそう。
でもヘイリー・ステインフェルドが今『ホークアイ』のテレビドラマの2代目女性ホークアイでキャスティング候補らしいが、
フローレンス・ビューの方が似合いそうだなって、思った矢先MCU『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のMCUシリーズ続編の『ブラック・ウィドウ』に出演が決まってしまい、シリーズの整合性を考えると『ホークアイ』は難しそうだな。。。。

ジャック・ロウデンのイケメンぶりに痺れる

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またサラヤのずっと心の支えだったプロレスに全てをかけてきた心優しい立派な人間の兄を『ダンケルク』で顔がサイモン・ペッグに似てるけどめっちゃ若くてイケメン!なジャック・ロウデンがプロレスラーとして常に上半身裸でなかなかセクシーで暑い!
中盤以降はサラヤとの確執で眉を潜めた苦悩するイケメンぶりがさらに至福な表情を堪能。
そしてそして労働者階級の低賃金としてのジャージスタイルがスポーティでめっちゃかっこいい。

レナ・ヘディの愛に泣く

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『ゲーム・オブ・スローンズ』邪悪な女王として君臨し続けたサーセイ。
今作ではブロンドから赤髪で口ピアスというパンクロックファッションで登場。
しかし『ゲーム・オブ・スローンズ』では王座を巡る駆け引きの中、愛するものに歪んだ方法でしか向き合うことができなかった彼女が、
まっすぐな家族愛を常に表現する姿で『ゲーム・オブ・スローンズ』の影が浄化されて、

転生して人をまっすぐ愛せてよかったなぁー

と無駄に涙腺崩壊するオタク脳。

ニック・フロストとサイモン・ペッグのコンビ復活か??

個人的にはエドガー・ライトの作品でサイモン・ペッグとのバディとしての活躍が最高で印象的な俳優さんで大好きなんだけど、
サイモン・ペッグがハリウッドで成功してしまって、2人のコラボが見れなくて寂しくなっていたが、
衝撃のジャック・ロウデンとの家族役。
しかもジャック・ロウデンが兼ねてからサイモン・ペッグに顔面が似てて挙句若くてイケメンというわけでして、
その2人が並ぶだけで、映画オタとしてほっこりしてくる。

映画オタ必見映画だったのか。

久しぶりのヴィンス・ボーンのはまり役

最近自分の見ている映画やドラマではお見受けしなかったヴィンス・ボーン。
コメディアンとして爆笑とる系のフリークではなく、でくの坊としての安定感皮肉屋系のコメディアンなイメージの彼でしたが、
今作ではWWEを支える超有能な裏方として、スターを育成する鬼軍曹として、辛い現実に打ちひしがれながらも多くの若い才能を見出し、
そして夢見るものを殺してきた汚れ役としてとてもはまり役。
安心感も半端なくて、ほっこりさせてくれたぜ!

ロック様がいいとこ取り

ポスターのど真ん中にいるだけあって、要所要所で出てきて良いこと言うロック様。
さすが製作総指揮ドヤ顔もするぜするぜ。

監督もコメディアンだから出てくるぞ!

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イギリスのコメディアンでテレビ番組も出て多数表彰されてきたスティーヴン・マーチャントさん。
監督脚本も兼任しているが、
ザックの妻の父親役として真面目な中流階級の父として、プロレスのアドレナリン全開な面白さがわからないおっさんを演じてる。
っとこの俳優さん『ビッグバン・セオリー』にて主人公の1人シェルドンの恋人のエイミーの彼氏候補として登場するが、
エイミーよりも天才物理学者のシェルドンに興味津々という変な強烈な役柄として登場した人ではないか。
この人すっごいマルチに才能を持った人だったのか。すっごい見た目しょぼい味のある人だけど。

その他のWWEのスターもカメオ出演。

脚色が良いのか?悪いのか?

映画はほっこりさせて感動もさせてくれる。
映画の元ネタは2012年のドキュメンタリー映画を下敷きにしている。
現実はもっと大変な日々や下積み時代があった模様。
特にWWEのトライアウトについてはロンドン公演の時ではなく、アメリカ巡業中だった模様。
さらには、サラヤ自体がインディーズプロレスとして精力的に活動していた期間が長かったよう。
映画ではイギリスの片隅で細々とやっていた才能のある少女が!とかなり脚色されていて、
現実ではイギリスじゃなくて各地、国をまたいで巡業。
日本人ともマッチを行っていたりしていた模様で、
そういった部分は一切削除して、「貧乏」「個性的」「兄の影」などの要素がフューチャーされていて、
不遇な少女が大スターになるまでのシンデレラストーリーとして仕立て上げられている。
現実の精力的な活動やNXTでもかなりの試合数をこなし、そこでチャンピオンとして君臨していたというバッグボーンは一切なく、
急にWWEで鮮烈なデビューをしたモデル体系ではないスキル重視の女性プロレスラーとしての衝撃がフューチャー。
実際ブロンドモデルの愛玩の象徴化していたWWEの女性部門が、ゴスロリよりな違う魅力を備えた女性プロレスラーとして、
これまでとは違う女性層等を獲得できたのではないかと思う。

その部分が現実的にフューチャーされるわけではなく、単純に笑えて泣けるエンタメ映画として成立したのは、
いいのか?わるいのか?
イギリスパートではニック・フロストとレナ・ヘディのファミリー要素とジャック・ロウデンの葛藤とプロレス道場の善意面でほっこり、
アメリカパートでは過酷なプロレストレーニングでのスポ根パートで絶妙なバランスだったが、
とんとん拍子で世界的な大興行のWWEに抜擢されるのが違和感はあった。

そこの違和感をロック様が担うわけだが、
現実的には彼女がデビューした時期にはロック様は映画スターとして路線変更をしていたため、
本作での登場は脚色が強い。
そうなってくるとどこまでが本当かも分かりづらい部分もある。
結局のところペイジという大スターの本質に迫れた映画か?というところでは多分迫れてない、
上部だけどの感動サクセスストーリーだ。
しかしそれだからこそエンタメとして成立していて面白かったとも考えられる。
だからこそ俳優それぞれの活躍やアンサンブル。ちょっとしたプロレス技の数々に魅了された自分の映画体験は多分間違っていなかったのだなと思わずにはいられない。

WWEとしてのシナリオは??

WWEもプロレスとして脚本があるとは思うのですが、
その部分において最後のカタルシス部分の「まさかのペイジが新女王」という部分。
まぁやっている側は知らされていない部分もあると思うし、WWE側がしくんでいるとは思う。
それは暗黙のルールだと思うが、
そこのあたりの裏シナリオを少し垣間見たかったなぁと思ってしまった部分はある。
結局のところヴィンス・ボーンが主催者にペイジの情報を流して、新たなるファン層の獲得を仕掛けたことだとは思うが、
とんとん拍子すぎて、その裏事情に迫る部分の描写をもうちょっと見せてくれた方が良かったなぁって思う。
映画としての深みが増すのかなと。ただそれはWWE側としては描かないことが暗黙なのかなぁ。

絶妙なコメディ映画としての技術の調和

監督がイギリス出身のコメディアン。
また主人公の父親という大黒柱のポジションにニック・フロストを採用し、
映画全体がコメディー要素を大事にしている。
ニック・フロストの一言ずつがオフビートでコメディとしての間があり、笑える。
笑いの要素がいい塩梅で盛り込まれているのはエンタメ映画として良質の条件だなと実感。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6.5/10
・映像のアプローチ 6/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7/10

68点

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