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◎モールス 2012年度14本目◎

「スウェーデン版アメリカ版ともに普通に面白い。見比べよう!」

$『A Little his REDEMPTION.』映画オタクの映画批評~season Ⅶ~-モールス
アメリカ2010年アメリカ制作アメリカ

監督
マット・リーヴス
(クローバーフィールド/HAKAISHA)
出演
クロエ・グレース・モレッツ
(ヒューゴの不思議な発明、キック・アス、(500)日のサマー、グレッグのダメ日記)
予告編

ドクロ真面目なあらすじドクロ
1983年の冬。アメリカ南西部ニューメキシコ州でのお話。
警官は病院で1人の男を尋問する。その男は頭部が塩酸でただれており、判別ができない。
連続猟奇殺人事件の容疑者であるその男。
尋問途中に電話が入った警官は、その部屋から出る。
するとその男に少女が話しかける。少女は窓の外にいる。
男は謝るのだった。
そして男は、病室の窓から飛び降りるのだった…。
物語は2週間前に戻る。
12歳の孤独で不幸なな少年オーウェンは、親が離婚しており家庭環境も悪く、母親は宗教に偏っており、また学校でも同級生にいじめにあっている。
ある夜、住んでいるアパートから外を眺めていると、少女と男がアパートの自宅の隣の部屋に引っ越してくるのを知る。
ある日、オーウェンが一人で外で遊んでいるとその少女アビー(クロエ・グレース・モレッツ)と交流を持つのだが、アビーはオーウェンに友達にはなれないと告げるのだった。
だがオーウェンとアビーは次第に親しくなり、モールス信号で交流をしたりするようになる。
だが学校では、オーウェンに対するいじめはより苛烈なものになってしまう、そして付近では何者かが人を遅い血を奪おうとするのだった…。
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2012年4月20日鑑賞
ドクロ感想ドクロ
さて、この感想はどういう構成にしようかな…。
リメイク?いやいや再映画化ですお。
2008年のスウェーデン映画『ぼくのエリ200歳の少女』のアメリカ、ハリウッドスタジオのリメイク作品。
監督は、『クローバーフィールド/HAKAISHA』でJ.J.エイブラムスとタッグを組、怪獣映画に新たな視点を持ち込んだ観客を度肝抜かしたマット・リーブス。
今作では彼が脚本も手がけており、リメイクと言えど、2年というブランクしか無いため、色々な批判にあうことや比べれることに対して懸念してか、とても真剣に同一の原作を基にし、舞台をスウェーデンからアメリカのニューメキシコに移動し、時代設定も80年代でニクソン政権下という異質な時代へ移行させ、近年のコーウェン兄弟の西部劇映画『トゥルー・グリット』のようなリメイクというよりは、完全なアメリカ版『エリ』としての再映画化という感じだ。
『エリ』が原作者が脚本も手がけたという異様なやる気や、このアメリカ版も本来は『エリ』の監督が依頼されたわけだが、それを断り(『裏切りのサーカス』作ったのかな?)、マット・リーブスが作る事になったわけです。
いやマット・リーブスはなかなか大変だったと思うし、『クローバーフィールド/HAKAISHA』の次の映画として少し時間があったと思うけど、映画の出来を判断すれば、素晴らしい仕事を成し遂げたのではないか?と自分は思います。
近年のハリウッドを考えるとネタ切れが甚だしく、過去の遺産、またはアメリカ外の映画をアメリカ版として生み出すことが多くなっており、『ツーリスト』とかなかなか酷かったり、逆に『インファナル・アフェア』のようにアカデミー賞作品賞になってしまう『ディパーテッド』なども生み出したり、まさに一長一短。
その中で「アメリカが作れば、皆が見やすくなるし!やっぱりアメリカ最高っしょ!!エリだっけあれ面白かったし、アメリカで作ったらもっとマニーゲットできるよ!!ショウミーザマネー!!」というプロデューサーの思惑があるというわけで、それでもリーブス監督はアメリカ版を意識して『エリ』をアメリカ版として組み替えたなぁーと。
オリジナル版を見たことがある自分でも、普通に色々違って良かった。
まずオープニングをオリジナル版の中盤の転換点を先に持ってきて、アメリカらしいフラッシュバック形式に変えた事。
それ以降は、結構オリジナルそのままだったけど、オリジナルで出てくる老夫婦のグループが、本作では消去され、アパートの住人としてのスプラッター要素に変更されていたり、学校で捕まる
アビーの父親が、車事故に変更されていて、その車事故でのアクションシーンの出来も高く、アメリカらしいアクションを上手く組み込まれているんだよね。
また一番の違いとしては、アビーを完全なモンスターとして描くこと。
完全なアメリカらしいごちゃごちゃした怪物らしさを引き立たせて、より残忍に変更し、これがアメリカだ!!と言わんばかりのホラー描写がある。
オリジナル版の北欧スウェーデンが舞台で、閑散としていて事件もない平和な世界に現れる1人の哀しきモンスターとその平和と一概に思われる中で、残忍ないじめにあう主人公の心の交流と、その平穏の中に混沌を生み出すモンスターのエリの存在が、静かな池に石を投げるように小さな波紋でも際立って目立つような、静けさと興奮が合わさった面白さがあるわけだが、こちらの方では、完全に静けさはあるものの一度起伏があればエンジン全快にしちゃうような感じ。
また舞台を80年代に変えたり、オーウェンの母親がキリスト教に傾倒していたり、父親はゲイかな?そんなアメリカの異様な暗闇をさりげなく描いたり、殺されるアメリカのティーンとかも馴染みがあるよね。(笑)
また個人的に一番の違いは、映画音楽かな?エモーショナルなシーンをより強調するようにアメリカ版では、荘厳な音楽をならしてくれて、見ている側を非常に上手く誘導してくれる。
てか音楽が普通に良かったわ。
あとは異様なVFXね。(笑)
またオリジナル盤ではちんこが切り落とされているのがモザイクで消されてしまっているけど、こっちでは、アビーが自身の秘密をあっさり言う。
これはほーほーという感じ。そういえばおっぱいあったような無かったような。『ダークシャドウ』ではなかなかおっぱいあったけどね。(笑)
でもクロエ・モレッツって男の子のような顔しているかな?
また最終的には、同じくプールサイドの殺戮があるわけだが、こちらは少しアクションな感じが強くなってしまい、オリジナルの方が衝撃が強くて美しくもあった。
でも面白いんだよ。普通に。
本作は世界の映画賞でかなり賞賛されているわけで、特に主演の二人のクロエ・モレッツと『ザ・ロード』の少年の演技はかなり好評。
いやいいやクロエ・モレッツは『キックアス』からクソやばかったでしょ!!今更なんだよ!!
そのままクロエは『ヒューゴ』に出たりと引っ張りだこですな。
映画の感想としては、『エリ』同様に同じ風に終わるからどのバージョンでもラストの少年が次なる運命を背負う姿には、複雑な気分になるな。
あのアビーが誰かに依存しながら、年老いた相棒を犠牲にして、また新たな宿り木を見つけて、旅立つ姿が何とも面白いんだよねぇー。オーウェンの未来は結局、地獄でさ、今という地獄からアビーが助けて、新生活を手にするのだけど、それも一時な感じがなんだかエグいんだよね。
もしかしたら『モールス』が『エリ』に繋がるのかもしれないし。(笑)
メモ得点メモ
8
『モールス』と『エリ』を見比べても面白いし、普通にこの映画もオススメ。
スティーブン・キングはこれが大好きらしい。(笑)
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関連項目
◎ぼくのエリ 200歳の少女 2011年度34本目◎
◎トゥルー・グリット 2010年度152本目◎
△ツーリスト 2011年度90本目△

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