その陪審員にならなければ
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2024年アメリカ映画
イーストウッドも今の日本じゃ配信スルー
制作・監督
クリント・イーストウッド
・ミリオンダラー・ベイビー
・グラン・トリノ
・許されざる者
・スペース カウボーイ
キャスト
ネタバレ あらすじ
2025年1月3日U-NEXT自宅鑑賞
2025年3本目
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概要:94歳でも映画監督できるわけです
2021年の『クライ・マッチョ』から
3年の月日を経て
クリント・イーストウッド監督の
最新作が日本上陸。
映画祭にて2024年10月公開され
同年11月に一部劇場のみ北米で
公開されアカデミー賞ノミネート対応
の映画になったが
同年12月20日には配給のワーナーは
ワーナーの定額配信サービス
MAXにて公開が決定され
日本でも業務提携している
U-NEXTにて公開開始!
年末年始の休みを利用して自分も鑑賞。
今作は裁判の陪審員に参加する
人を描いたが作品。
イーストウッドさん2025年には95歳なのに
まだまだ現役で映画監督やってるし
プロデューサーもやってる。
プロデューサーとしては
トム・クルーズとクリストファー・
マッカリーの『ガントレット』という
作品も控えており100歳まで
映画製作者として活動していそうではあるが
流石にゴーストライターならぬ
名前貸しだろうと思わずにいられない。
と思ったがしっかり本作でも
ニコラス・ホルトと髭面の彼との
2ショット写真もあって
映画妖怪過ぎる
※そもそも見てなかった。。。
感想:自分から首突っ込む藪蛇野郎に困惑
裁判員制度により
選ばれてしまった主人公のジャスティン
(正義=ジャスティス?)は
事件の詳細を聞いてるうちに
犯人俺じゃね?
と思い始め
無実かもしれない彼を救いたいといし
彼の罪は自分の罪だという
罪悪感と
でも助けたら自分の大事なもの全てを
失ってしまうという
凄まじい優柔不断に苛まれ
良心の呵責と事件当日の辛い日の
記憶に己の天秤が揺れまくる
普通の人
最初から「彼は有罪だと思う」と
言っておけば映画が30分で
終わったものの
1人で無罪かもしれないと言い出し
(真犯人かもしれないのに)
挙句に有志と意気投合し
事件の真相を一緒に調べようとしちゃう
間違いまくりの主人公に困惑。
徐々に真相に近づくにつれて
自分に矢印が向くかもしれないと
びくびくしながらも
やはり良心の呵責なのか
矢印を自分に向けようとするも
やっぱり彼を犯人にしようと
したりと人間の弱さが
十人分に醸し出される
素晴らしい映画
法廷劇といえば私としては
『十二人の怒れる男』が脳裏をよぎる。
同じくほぼ全ての人が
有罪と言う中、彼の人生を思い
無罪かもしれないと討論を始める。
しかし今作ではそれを言い出したのが
真犯人かもしれないし
言動も妙に弱々しい不審さがある。
作品としてオマージュこそあるが
描かれる日数も長く
そして冤罪を推し進めようとする
検事も登場し彼女もまた
この事件を通して
自身の出世と正義に
天秤に揺れることになってしまう。
しかし天秤が振り切った時
古典のような禍というか
正義が舞い降りるわけですが
まぁその直前の彼の言動も含め
彼女の正義に火を灯してしまった
わけだと思うわけです。
めちゃくちゃ凄いわ!
ここが微妙:色々絶妙
イーストウッド大将が
どこまで今作に関わっているのか
全くわからないが
編集の切れ味もまた絶妙。
絶妙な主人公のダメさもあれだが
編集にてテンポよく
映画を進めてるようで
フラッシュバックをぶっ込みまくって
テンポが逆に悪くなったり
そして映像がU=NEXTだからか
それとも低予算風なのか
テレビドラマチックなざらっとした
映像だった。
ただラストの裁判の結果の展開や
その後の顛末などの
絶妙なホラー的なアポローチ含めて
絶妙なラインを終始進み続けてて
本当に絶妙な映画でした。
ここが良い:見応えを感じさせる演技
優柔不断で善悪に揺れ
そして自身の過去の過ちに
また心を痛めながらも
新たな命の為に
その罪から逃れようとするという
めちゃめちゃ特異できつい状況で
めちゃめちゃ優柔不断な
キャラクターをニコラス・ホルトが体現。
2025年には『スーパーマン』の
レックス・ルーサーに抜擢し
2024年には4本も映画に出演し
いずれも好評のようです。
また敵役にはトニ・コレット。
思えば2人は『アバウト・ア・ボーイ』で
共演し20年ぶりの再共演で
最終的には対立構造に
親子だった2人が
今度は親になる立場の彼を
追い詰めるというメタ的な面白さも
もちろんだが
やはりトニさんの演技力も凄まじい。
さらには
僅かな登場時間しかなかったが
J・K・シモンズが元警官で
今は花屋という熱い存在。
存在感凄まじく見応えたっぷり。
その他の陪審員たちも
どっかで見たことある俳優さんも多く
法廷ドラマを盛り上げる
自由な発言が見事でした。
妙な面白さ:陪審員制度
やはり妙な面白さとして
境遇が違う陪審員たちが
揃って有罪が無罪かを話し合う展開。
それぞれ出身も職業も立場も違うわけで
最初は有罪で終わらそうとしたのに
無罪の可能性知ると
それぞれが自分の立場で意見を言い合う。
絵を描ける人はホワイトボードに
詳細な現場の絵を急に書き出すし
裁判に何度も参加した人は
めちゃめちゃ場を仕切ろうとするし
元刑事は勝手に捜査し出すし
犯人の裏の顔を知る人は
事件とは直接関係ないが
犯人が裏社会と繋がりがあることを
持ち出すし
刑事ドラマが好きな人は
勝手に探偵になり出すしと
この手の映画の醍醐味が炸裂!
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8.5/10
・映像のアプローチ 7.3/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7.5/10
77点
流石に音楽はイーストウッド
じゃなかったですが
雰囲気は変わらずで
イーストウッドの映画見たなぁと
思う気持ちになれた。
久しぶりのイーストウッドの映画。
しかも最新作を
サクッと家で見れてラッキー
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