あの日食べた高級料理の名前を僕たちはまだ知らない
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2022年アメリカ映画
どうも皮肉大好きアダム・マッケイ製作です
製作
アダム・マッケイ
ウィル・フェレル
・アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
・バイス
・サクセッション
・パパVS新しいパパ2
監督
マーク・マイロッド
・サクセッション
・シェイムレス 俺たちに恥はない
キャスト
ネタバレ あらすじ
2022年11月25日劇場鑑賞
2022年44本目
クリエイターの嫌いなものを……
ブラック・コメディらしいし
予告編からして
最悪な展開が彷彿される映画
『ザ・メニュー』海外の評判も
良かったので鑑賞しました。
監督はドラマ畑で大活躍し
『ゲーム・オブ・スローンズ』の
後期や『サクセッション』で
大活躍しているマーク・マイロッド。
そして製作には近年皮肉たっぷりな
社会派ブラック・コメディばっかり
生み出しているアダム・マッケイ。
そして今回はウィル・フェレルも
名を連ねている。
怖い敵役には
『ハリーポッター』の後期から
登場するラスボスの
名前を出してはいけない人を演じた
レイフ・ファインズ。
主役には海外ドラマや映画で
若手No.1の美貌とパワーを持つと
考えられる
アニャ・テイラー=ジョイ。
アニャ・テイラー=ジョイ演じる
計画外の人という招かれざる客の
マーゴがこのシェフの計画から
逃れられるか?という
ブラック・コメディ。
スプラッター要素あるか?と思ったらほぼなし
クッソネタバレ:悪趣味が過ぎるよなぁ
見終わった瞬間。
見た人となんだったろこの映画
と言い合いたくなる歯がゆい映画。
前述のようにスプラッタ要素もなく
自身の仕事を中心にした人生に
絶望した男の
職場や関係者やファンを巻き込んだ
果てしない集団自殺ショウ。
しかし名優レイフ・ファインズの
終始涙ぐんだ目元から醸し出される
絶望感に同情してしまったのか?
それとも最後に
生き残ることができた
彼女の選択により
初心に帰ることができた彼の
喜びに感動し、この地獄を抜けて
生き延びた何者でもない
アニャの勇敢さに感動したのか。
それとも燃やし尽くされる
搾取する敗者たちの
間抜けっぷりにスカッとしたのか?
この歯痒さこそ極上のブラックコメディのバランス
なんて思ってしまうわけですが。
仕事は人を壊す
労働は悪!定時に帰宅してしっかり休め!
なんて思ってしまった今日この頃。
料理を作って喜んでたおっさんが
批評家に見出され
最高傑作を求められ
孤島に閉じ込められた挙句
客は自分の料理のことなんて
全く覚えていない。
働いて働いて賃金を上げて
名声を手にした人生を仕事に捧げて
一瞬も休まず批評、
そして口コミ
さらには評論家気取りの一般人に
何もかも搾取されたシェフ。
お客さんを喜ばせて働くうちに
いつしか無茶振りの連続。
感謝もなく出来なければキレられる
逆に無茶な要望をしだす。
なんのメリットがあるのだろうか?
そこでやめられれば凡人。
そこで突き進めれば一流なのか?
自分は凡人だ。
凡人で結構だ。
自分のD級っぷりと天井の実感に
打ちひしがれながらも
この映画のシェフになることが
アメリカンドリームだったのか?
それとも悲劇なのだろうか?
ニコラス・ホルトが俺だった件
と料理を食べては
うま!隠し味はこれだ!と
推定する。
誰にも頼まれてないのに
ネタバレするあいつ。
それ俺やん。
いや悪気はないんです。
こっちは感動したり楽しんでるんです。
でもくっそ迷惑だしうざいんだなぁと。
申し訳ございません。と思いつつも。
そんなやつツィッターに
ごろごろいるやん。
と思ったわけですが。
この怪盗に対する探偵。
そしてクリエイターに対する
批評家。
でもお前ら何も作れないやろ?
と言われてしまうと
本当に立つ瀬なし。
映画内でしっかり公開処刑された挙句
おそらくこの後のネタバレを
めちゃめちゃ丁寧にされた挙句。
でもお前のような無能な奴には
食べる権利はない。
すぐに首を吊ったほうがいいと
言われたらショボーンってなる。
まぁパワハラはもっとクソですよね。
でもあれだ
この映画見た人でチーズバーガーの話した人は燃やされて欲しい
まじそれ隠し味やん。
アダム・マッケイの切り口
やはりこれまで皮肉たっぷりの社会派
コメディの映画を監督してきた
だけあって
批評家や勘違いした観客。
などなど
嫌いなものをひっくるめて
復讐してやろうと
チーム一丸になってる感が
見えてくる気がするのがやっぱり
やばいのだが。
そしてそのターゲットは
こうやって運営費用を自己負担している
感想ブログの自分もまさに
そうなんだなぁと思いつつも
皿の上にいるのはやはり自分だなと
まさに注文の多い料理店のオチだ。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 8/10
・映画の美術面 7.8/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 6.7/10
73点
完全に病んでる成功者の自殺という
なかなかの胸糞映画。
見終わった直後より
感想書いている今の方が
冷静に楽しめてるから
きっとこの映画のメニューを
しっかり自分は堪能して
味わうことができたのだろう。
しかしお持ち帰りは致しません。
レンタル
通販
おそらくディズニープラスに2月ぐらいに
見放題になるのではないでしょうか?
アカデミー賞絡むかな?
絡みそう。