★この記事をまとめるとこんな感じ★
製作
2019年アメリカ映画
ミステリオの
ジェイク・ジレンホールが最高だった。
監督
ジョン・ワッツ
・スパイダーマン:ホームカミング
・COP CAR/コップ・カー
出演
トム・ホランド
・スパイダーマン:ホームカミング
・インポッシブル
・アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
ジェイク・ジレンホール
・ナイトクローラー
・プリズナーズ
・ブロークバック・マウンテン
・ドニー・ダーコ
サミュエル・L・ジャクソン
・パルプ・フィクション
・ヘイトフル・エイト
・ミスター・ガラス
マリサ・トメイ
・いとこのビニー
・レスラー
・イン・ザ・ベッドルーム
・マネー・ショート 華麗なる大逆転
ジョン・ファヴロー
・スウィンガーズ
・アイアンマン2
・シェフ 三ツ星フードトラック始めました
・アイアンマン
トニー・レヴォロリ
・グランド・ブダペスト・ホテル
・DOPE/ドープ!!
・フィフス・ウェイブ
・スパイダーマン:ホームカミング
コビー・スマルダーズ
・アベンジャーズ
・ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
マーティン・スター
・フリークス学園
・Silicon Valley
・アドベンチャーランドへようこそ
あらすじ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界。
指パッチンにより復活したスパイダーマンことピーター・パーカー(トム・ホランド)は、
高校に復帰。
親しかった友人たちはほぼ指パッチンで消滅していたので、特に変わらない日常を過ごしていたが、
5歳年下だったやつも同級生におり、小馬鹿にしていたそいつが今やイケメンとなりピーターの恋のライバルに。。
ピーターは5年前には苦手だったが今ではMJに夢中。
近々学校のヨーロッパ研修旅行でMJに告白することを画策し、
親友のスパイダーマンのサポート役でもあるネッドに計画を告白する。
しかし世界では新たな危機が起きていた。
メキシコで巨大竜巻が発生したがそれが人型だというわけ、
調査にやってきたシールドの長官のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とマリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)。
今度は砂の魔人が彼ら前に再び現れるが、そこに謎の救世主が現れる。
ヨーロッパ旅行に旅立つピーターたち一行。
水の都ヴェネチアを観光するピーターたちの前に水の巨大な怪物が現れる。
スーツを持ってなかったピーターは変装しながら崩壊する街から人々を救うが、
このまま戦うと正体がばれてしまう。
そこにフューリーたちを救った謎の救世主が空から現れ、特殊な力を使い怪物を倒すのだった。
その力に感動するピーター。
その夜。
早速ピーターの泊まるホテルに現れたニック・フューリー。
事前に電話が来ていたが無視していたピーター。
フューリーによって秘密基地に連れてこられたピーター。
そこで先ほど空を飛ぶ救世主ベック(ジェイク・ジレンホール)と再会する。
彼は二度目の指パッチンにより別次元の地球から来た彼らの世界のアベンジャーズの一員で、
その世界は今世界を危機に陥れる風や水の怪物の仲間たちにより家族を失った。
それを止めるべくこちらの世界でも彼らと戦うのだ。
フューリーはベックの貢献に感心しており、ゆくゆくはシールドの一員としてともに世界を救う手伝いをしてもらおうと思っていた。
ピーターにも協力を仰ぐフューリー。
しかしピーターはこのヨーロッパ旅行を堪能したいと思っていたし、
自分よりも経験を積んだベックことミステリオがいれば地球の平和は守れると考え依頼を断ろうとするが、
補助メンバーとして協力を強制される。
またフューリーからトニースタークの贈り物として、彼のサングラスを渡される。
そして旅行プランもフューリーにより変更されるのだった。
バスでの旅行先のプラハへの移動中、
トニーの形見のサングラスを使うピーター。
そのサングラスにはイーディスという人工知能がついており、また大気圏外にある人工衛星に収納された
100機はある最新型攻撃兵器内蔵ドローンを制御することができた。
まさしくトニーの未来への遺産だ。
しかしピーターは強力するこの力をまだ高校生である自分が持っているべきか悩むのだった。
そしてその夜。
ついにベックの地球を滅ぼした火の怪物の出現予兆が現れる。
学友たちと離れ援護に来たピーターだったが、親友のネッドが何故か怪物の出現地点におり、
またピーターの動向を常に気にかけるMJもまた怪物の出現場所に現れる。
ついに怪物が現れる中、ベックとピーターの共同戦線が始まる。
2019年6月29日IMAX3D劇場鑑賞 2019年55本目
我慢できずに早速鑑賞
IMAXサイズの映画ということで、7月19日オープンのグランドシネマサンシャインのIMAXで鑑賞したかったが、
公開初日からTwitterで「今年1番」とか「エンドゲームより面白い」とか「ネタバレ厳禁!」とかめっちゃ煽ってきたので、
我慢できずに近所のIMAXで鑑賞してしまった。
すごいのが日本最速公開で、まだ公開当時はメタスコアなども出てないし、観客評価もでてないという久しぶりに未知なる状況。
しかも悪役と思しきキャラが原作コミックでは奇術師でペテン師のミステリオとあって、
予告では全く描かれなかった物語が多数あることは明白。
『キャプテン・マーベル』のように原作コミックスでは強敵のスクラル人が悪いやつじゃない!
みたいにミステリオももしかしたら別次元のアイアンマン設定とか超ワクワク展開あるかもしれないじゃないですか?
また『エンドゲーム』後のMCU作品とあって、5年間の空白や、今後登場するかもしれない新生X-MENや
ファンタスティック・フォー、それ以外の次なるアベンジャーズの強敵の伏線が垣間見れるかもしれないと、
ものすっごく楽しみでした!!
『エンドゲーム』後のMCUが描かれる
映画の味わいこそはやはりMCU版スパイダーマン。
べんおじさんの死などの大いなる力には大いなる責任が伴うなど、
貧乏要素や孤児要素が抜けたイケイケ少年のヒーローと学生生活に葛藤しながらも学生青春映画寄りのMCUの1作。
そこの風味を忘れず、前作での死闘で引退したアイアンマンとキャプテンアメリカ。
そして5年間消失した人々の復活がどんな感じなのかも歯切れ良くサクサクと説明し、
一気に本題!!
前作の『ホームカミング』の面々全て5年間消失組という都合の良さ。
しかしピーターの心境は一気に変化。
前作ではスタイル抜群なお姉さんマドンナキャラに恋していたのに、
今作では冷静でミステリアスだけどいつも側にいてくれる謎なMJに両想いだと確信しているピーターは、
彼女とお付き合いしたくてヒーロー活動どころではない!!
しかし世界は新たな危機に瀕していた!!
ネタバレしなきゃしょうがない!
公開前から絶対的に怪しいミステリオ。
その正体はやっぱり別次元のヒーローではなかった!!
結局トニー・スタークが原因!
フェイズ3最終作の本作。
その位置に違わず、やはりトニー・スタークが原因の物語だった。
ようやく前作でその命を犠牲にし人類を救ったトニー・スタークことアイアンマンだったが、
彼を恨む人はまだまだいた。
『ホームカミング』でもサノス軍の前線のチタウリたちが使っていた武器などを回収し、街の補修をしていた人から
強引に仕事を奪ったトニーは逆恨みをされていた。
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』では精神的ストレスを利用されウルトロンを開発してしまったり、
『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』ではウルトロンが起こした事件で家族を失った人が、トニーとキャップの仲を引き裂く方法を知り、
それを用いて仲違いをさせられたり。
恨まれ続けるトニーは、死後に残した人類を救う最強兵器を高校生のピーターに託すという無茶ぶりをやってのけた結果、
それをトニーを恨むトニー・インダストリー被害者の会が思春期のピーターに牙を剥く。
ベックさんは『シビル・ウォー』の序盤でトニーが新作製品として紹介する現実拡張システムの開発者で、
トニーはその発表会で否定して、ベックさんの将来は断たれる。
それ以外にも1作目でリアクターを真似て作れと激昂したオバディアに協力していたので、クビになったと思われるエンジニアのおっさん。
他衣装担当脚本担当(どんな恨みか忘れてしまった。)が協力して
原作コミックのトリックペテン師のヴィランでメンタル攻撃型ヴィランのミステリオを
現代的に大幅にアップデートとして、拡張現実として現実だと思わせながら、
トニーが製作した小型戦闘ドローンを用いてミステリオと怪物の戦いをあたかも現実のように見せ、
またピーターもそのドローンの攻撃に四苦八苦。
MCUエピローグとピーターの物語の共存の上手さ!
結局トニーの最後の負の遺産がまたもMCUの悪として描かれる。
MCUのフィナーレとして、いやエピローグとしての立ち位置がうまく、
またMCUスパイダーマンとしての物語もトニーを失ったピーターの次世代の託された人間としての現実と青春の狭間の葛藤が、
前作よりもより高くなり、今作でようやく大いなる力には大いなる責任が伴うことが描かれる。
ジェイク・ジレンホールのおそろしきハマりっぷり
ネタバレになりますが、ジェイク・ジレンホールのミステリオはハマりまくってました。
特に中盤での真意が判明してからの狂気っぷり。
全身タイツと鎧を脱いで、
CGテクスチャに体を取り込むようなタイツと顔面映像を取り込むようなヘルメットが、
コミック風のミステリオから現代戦のソリッドでミリタリーなコンバット風の姿がとても魅力的。
さらにそのミステリオのキャラクターがペテン師どころではない、
狂気を逸したマッドサイエンティストとして、
幻想やトリックを使った魔法使いという設定を現代の最先端技術を用いた
拡張現実でのホログラムを大量の小型高性能ドローンを多数使うことで、
現象を映像でカモフラージュして実際には小型殺戮ドローンで襲撃するという恐ろしい技術を用いるのが面白い。
そのミステリオの中身であるベックを演じるジェイク・ジレンホールが
過去作の『ナイトクローラ』での狂気と『ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー』のキモいアート評論家を
足したようなキモ怖い感じがむちゃくちゃはまり役で、
恐ろしくもあり強くもあり、元来の2枚目でありながらも性格俳優であり、カメレオン俳優であるジェイク・ジレンホールの
魅力が全面に出たヴィランとなっていて非常に魅力的だった。
やはりジェイク・ジレンホールが出ることにしてしかも悪役で一回きりとなれば、
彼の演技力がめちゃめちゃはまる役じゃないとだめだよな。
前半のたくさんの経験を積んだ頼れるおじさん感も良かったが、後半の狂気を孕んだ悪人感が、
ピーターが過ちを犯したことをギンギンに感じさせてくれるのですっごくいい。
ゲームっぽい映像だがミステリオとの戦いは終始面白かった!
例えるならバットマンのゲームの『アーカム・アサイラム』に出てくるスケアクロウ。
彼は特殊な神経ガスを用いてバットマンを精神的に追い詰めて幻想を見せてその隙に殺そうとしてくるんですが、
その演出をミステリオもスパイダーマンにホログラムで映像を見せ、現実的にはドローンが攻撃や落とし穴に落としたりとしている
わけですが、その映像がすっごく面白かった。
終盤でのロンドンでの戦いも大量のドローンとのバトルでスパイダーマンの力を極限まで使って、
ドロンを破壊していき、スパイダーセンスを使った特殊な戦い含めてすっごくかっこよかった。
でもほとんどがゲームっぽい映像で、
直近のPS4の『スパイダーマン』を彷彿させる怒涛のアクション映像だったから、
着想面では近いものがあったのかもしれない。
類似しているけど、どっちも魅力的なアクション映像の数々があって最高なことは変わりない。
多数のキャラを描きまくり
ピーターの物語だけでなく学校の面々の描写も多く、
笑えるシーンが多数ある。
高校生のピーターの青春群像劇であることは変わりなく、
ネッドは接点がなかったベティとラブラブのばかっぷるになっているし、
via GIPHY
情緒不安定だった先生は黒人の先生と変な凸凹コンビで笑わせてくれるし、
『アイアンマン』からハッピーが本格参戦し、ピーターが自作スーツを新たに作るシーンでは、
エンジニアとしてのトニーの姿を思い出したり、ピーターの叔母にガチでアタックしたりと笑わせてくれる。
またピーター周りでは、「レッドツェッペリン」ネタで実際はACDC『アイアンマン2』の冒頭曲なのに
若者としてのレジェンドロックはよく知らないというウィットで笑わせてくれる。
MJ周りでも過去作のMJとは全く違ったアプローチのMJとしながらもこれはこれでいいのかもなぁと
思わせる面白さがあっていい。
『スパイダーマン』映画としての重すぎる愛すべき隣人の苦悩がないが、
これはこれでエンタメとしてアクション、映像、笑い、演技、音楽等すべてが上質で、
普通に面白かった。
また今作のフューリーとマリアが最後の最後で実は偽物だったことがわかるわけだが、
演じた2人は最初からそれを知って演技していたのかな?
そういうラーメンの麺にいろんなスパイスを練り込んだような
巧みな作品で、それなのに主題もちゃんと描けててすごいなぁと思う。
次回作はどうするんだろうか?
今作でMCUシリーズとはスパイダーマンお別れになってしまう予定だったのだが、
最後の最後でむちゃくちゃなクリフハンガーをぶっこんできたSONY!
そりゃぁ次回作がヒットしなかったら権利持ちのSONYとしても困るよね。
それでもあの怒涛の展開は、いろいろと厳しいものがあると思うが、
そりゃJ・K・シモンズが『スパイダーマン3』以来の同じ役での登場にはすっごく舞い上がった。
しかしその後のベックの最大の嫌がらせはびっくり。
『ファー・フロム・ホーム』とはまさにこのこと。
さてさて次回作はこれも含めた解決としての『ホーム・スウィート・ホーム』なのでしょうか?
そして『ヴェノム』との合流はあるのか?
さらに前作の最後に出てきたヴァルチャーとスコーピオの登場もあったりするのか?
こうなってくるとキングピンとかの登場ぐらいしか解決策なさそうだけども、
メイおばさんが死んでしまったりする可能性あるのかなぁー。。。
そういえば予告編にあったアイアンスパイダーマンのシーン全くなかった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 8.5/10
・映画の美術面 8.5/10
・キャラクターの魅力 8/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 8.3/10
82点
エンドクレジット後のエピローグでフューリーがまさかの『キャプテンマーベル』のスクラル人と入れ替わっていたわけですが、
とうのフューリーはタヒチ?(『エージェント・オブ・シールド』でおなじみの)でバカンスかと思いきや、宇宙の彼方でスクラル人と宇宙戦艦で
何や建造中??これは一体どの話に続くのか?
そして次回のMCUってどれの映画化なのか?
さすがにブラックウィドウの過去の話はスルーしようと思います。
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