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◎【86点】アクアマン【ネタバレ映画感想:大作映画の展開全部盛り盛り】◎

製作

2018年アメリカ映画

監督

ジェームズ・ワン
ソウ
ワイルド・スピード SKY MISSION
死霊館
死霊館 エンフィールド事件

出演

ジェイソン・モモア
ジャスティス・リーグ
・コナン・ザ・バーバリアン
アンバー・ハード
・マジック・マイクXXL
・マチェーテ・キルズ
ラム・ダイアリー
・ラストミッション
ニコール・キッドマン
・ムーラン・ルージュ
・コールド マウンテン
・めぐりあう時間たち
・アザーズ
・バットマン フォーエヴァー
テムエラ・モリソン
・スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
・ワンス・ウォリアーズ
パトリック・ウィルソン
・インシディアス
・ウォッチメン
・ハードキャンディ
オペラ座の怪人
死霊館
ウィレム・デフォー
・スパイダーマン
グランド・ブダペスト・ホテル
・フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法
・シャドウ・オブ・ヴァンパイア
プラトーン
ドルフ・ラングレン
・ロッキー4/炎の友情
・ユニバーサル・ソルジャー
・JM
エクスペンダブルズ2

あらすじ

1985年アメリカ最北東部の海辺。
灯台守のトーマス(テムエラ・モリソン)は、
ある日岸に女性が流れ着いているのを見つけ、
彼女を救助し保護する。
彼女の正体は海の世界アトランティス王国の女王のアトランナ(二コール・キッドマン)だった。
地上人と海底人違う世界で育った2人だったが
穏やかな時間が流れる。
アトランナは地上の文化に触れ、そしてトーマスと恋に落ちる。
トーマスとの子供を身ごもったアトランナ。
三人は幸せな日々を送っていたが、
ついに彼らのもとにアトランティス王国からの追っ手が現れる。
圧倒的な力で追っ手を撃退するアトランナだったが、
2人の安全と引き換えにアトランティス王国に帰還するのだった。

アーサーは幼少期から海洋生物を従わせる力と
水の中でも呼吸が可能、
水圧にも耐えられる特殊な力を持っている。
数年後大きくなったアーサーのもとに
アトランナの友人であるアトランティス王国の参謀バルコ(ウィレム・デフォー)が現れ、
彼に水中での高速移動の仕方や戦い方を教えるのだった。

時は経ち現在より少し前。
成人したアーサー(ジェイソン・モモア)は、海難事故や海賊行為に対して、
危機に陥った人々を救う生活をしていた。
ある日、アーサーはゴッサムシティの億万長者のブルース・ウェインと出会い、
世界征服を企む違う星のダークサイドが
部下のステッペンウルフを使い、
ダークサイドいる世界と地球と時空を繋げようと
地球各地にあるマザーボックスを集めていると知り
その一つがあるアトランティスへの襲撃を防ぐために、
初めてアトランティスに行く。
そこでアトランティスの友好国のゼベル王国の姫メラ(アンバー・ハード)と出会う。

アーサーは、ブルース・ウェインことバットマン、
アマゾン族の女王のダイアナ、
超高速度で動けるバリー、
そして生き返ったクラーク・ケントことスーパーマンと協力し、
ステッペンウルフとその部下たちを撃退し、
地球の危機を救う。

故郷に戻ったアーサーは、
ロシアの潜水艦を襲撃した海賊を撃退するが、
去り際に襲ってきたディヴィッド・ケインの父を見殺しにする。

ディヴィッドは、アトランティスの次期王とされる
アーサーの異父兄弟のオーム(パトリック・ウィルソン)に雇われており、
オームは地上人の海洋汚染を食い止めるために、
隣国のゼベル王と会合時に、潜水艦で襲撃させ、
地上人が攻めてきたと既成事実を作り地上に宣戦布告しようと企てていた。
計画を成功させたオームは、
ゼベルと協力して、まずは海底を支配しようと企て、
統治に成功した暁に地上侵攻を計画していた。

愛する父と穏やかな日常を過ごすアーサーだったが、そこにメラが現れる。
メラを邪険に扱うアーサーだったが突如オームが起こした津波が街を襲う。
メラによってアーサーは父を救われ、
その借りを返すために、
メラと一緒にアーサーはアトランティスへと向かう。

アトランティスでバルコと再会したアーサー。
バルコはオームの地上侵攻を止めるために、
アーサーにアトランティスの王となることを依頼する。
王になるには、古代の海底の王の武器であるトライデントを手に入れることで、
海の王国のもの全てが王と認めると言い伝えがあり、
トライデントを手にするには、地図をもとに探す必要があるというのだ。

その話の途中、
アーサーたちは、アトランティスの警備隊により襲撃され、
アーサーは捕まってしまう。
オームと初めて会ったアーサーは、
オームの挑発にのり、
決闘をすることになる。

オームの圧倒的な技術に負けそうになるアーサーだったが、
メラの加勢によって窮地を脱する。
逃亡者となった2人は、
トライデントを見つけるために、
地上へと向かう。

そしてオームは、
アーサーの息の根を止めるために、
海賊のディヴィッド・ケインに殺害を依頼、
そして彼にアトランティスの超強力な武器を与え、
アーサーへの復讐に燃えるディヴィッド・ケインはそれを改造し、
ブラックマンタへとなるのだった。

2019年2月17日IMAX3D4Kレーザー劇場鑑賞 2019年16本目



大幅アレンジのアクアマン!!最高のエンタメ映画で爆誕!!

『ソウ』シリーズの生みの親で、
『ワイルド・スピード SKY MISSION』でドル箱スーパー映画監督の仲間入りしたジェームズ・ワン監督が、
ワーナーDCの救世主として召喚!!

『ジャスティス・リーグ』で初登場し、New52のブロンドイケメンとはだいぶ違う、
アクアマンってよりフィッシャーマンの呼び名がふさわしい、
荒々しいバイキング風のアクアマンとしてジェイソン・モモアが豪快に好演!!
しかしあまりにも出来の悪かった『ジャスティス・リーグ』やら『スーサイド・スクワッド』のこともあって、
製作時に不安だらけだった本作。

結局のところ北米の批評家ウケは悪く100点満点中55点という低評価だったが
僕個人としてはすっごく面白かったです。

もうねハリウッドのビッグバジェット映画の歴史を全部映画にぶっこんだような。
ジェームズ・ワンのやりたいこと全部盛り盛り!
盛って盛って盛って盛りまくって、ハリウッド馬鹿映画オタたちの理想を描いたような映画だったので、
最高でした。

原作厨は卒業しました

『ダークナイト』の映画化された頃は、
「原作の設定を巧みに利用していてこの映画は最高」
もしくは
「この映画は原作の設定を大幅に無視したアレンジの数々で、
 原作の大事なことを全く描けていないクソ映画」
と言ってましたが、
もうあれから10年以上も経って色んな作家のアメコミを読んでいると、
作家によって絵のタッチも物語もヒーローも全然違うんだなぁと思い、
まぁそりゃキャラクターの根幹の理解は一つで
アレンジの仕方の話だということはありますが、
それを見て、一概にあれじゃないといけないとか、
そういう原作厨のような側面は自分なくなってきたと思う。

そういう面では、今作のアクアマンは、
アクアマンというよりは、ジェイソン・モモアの
モモアマンだったわけで、
まぁ原作コミックにもこういうワイルドバイキング要素が
シリーズにもあったみたいですが、
それでもね。
うん。ジェイソン・モモアマンでしたよ。

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『ゲーム・オブ・スローンズ』のシーズン1で
出てきたカール・ドロゴを彷彿させるモモアマンが、
まぁキャラ立ちまくりなのに人格者で最高。

ハリウッドの大予算映画の展開全部盛り込んでてびっくりした

本作は『アクアマン』はいわゆるスーパーヒーロー映画の第1作目であり、
巷に毎年1本作られる続ける、ヒーローの誕生を描いた映画ではあるのだが、
その要素以外にも、
全ての大予算の大作映画をてんこ盛りしていてびっくりした。

海底の王国を舞台にした映画というので、
もうその時点でSF要素があるわけですが、
そこからトライデントを手に入れるために、
地上の砂の王国を探せとかで、
「何そのアドベンチャー映画?」状態。
しかしそこから、義理の弟との死闘がコロシアムで行われるわけですが、
すっとぼけ気味のヒゲモジャワイルド系ヒーローということで、
どこの『マイティー・ソー』ですか?
と思ったら束の間、
あっさりのコロシアム大盛り上がり状態と、
ギャグ要素もりもりで、
お美しい強いヒロインの参戦含めて、
それどこの『マイティー・ソー ラグナロク』ですか?状態。

アトランティスの門やら、
海というよりは宇宙チックば潜水艦というか戦闘機の数々や、
異生物感も含めて、SF要素も強く出ていて、

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近年のマーベル要素をさらっと盛り込む。

と地上に出てくれば
どこの『ナショナル・トレジャー』ですか?
しっかり落とし穴や滑り台、
はたまた頭を使ったギミックの数々で、
大作アドベンチャー映画要素を盛り込む。

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それどこの体当たり肉弾アクション映画ですか?

ちょっとした息抜きロマンチックと『ナショナル・トレジャー』要素の後には、
映画ではおなじみの宿敵の襲撃。
しかしそれをダッシュ!ダッシュ!ダッシュで逃げるヒロインのメラ!
そして戦うモモアマン。
その豪快な逃げっぷりや、
荒々しい壁破壊の数々といい、
この構図
どこの『ミッション・インポッシブル』ですか?状態
あの等身大感のある生々しい肉弾アクションといい、
ちょっとむちゃしちゃった旧作ならジャッキーアクション、
現代ならトム・クルーズアクションを
本作でも披露し、
スリリングに描く、

もはやジェームズ・ワン監督の映画愛に敬服。

それどこのホラー映画ですか?

さてアクションで盛り上がったら、小休止を挟むと、
なんとわらわらと恐ろしい怪物が出てくるじゃないですか、
なんともホラーちっくな不気味な映像感は、

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さすがジェームズ・ワン監督。

その直後にダイナミックな映像でヒーローらしい、
スカッとする移動映像が見事ですが、
直後にスーツを着た人が登場、そのスーツの質が高くてやばいが、
そこから一気に物語は終盤へ?

これどこの『スターウォーズ』ですか?
終盤では、海底王国の数々の大戦争が描かれる。
わらわらしている甲殻王国の人たちは、
一見するとスターウォーズのドロイドのような異形さがある、
ついに大バトルが描かれ、
妖怪大戦争のような大スペクタクルな戦争描写が、
しかしそれだけでは終わらない、ジェームズ・ワンの映画愛にはもっと上があった。

それどこの『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ですか?
いや公開は2019年の夏あたりですが、
もう先駆けて、怪獣なみの超巨大生物が大暴れ、
いやもうこれは大スクリーンで見るための映画かよ!
というぐらいすごいものがてんこ盛り。

さすがにニヤニヤが止まりませんでしたね。

そして最終盤では決闘リベンジ。
アクアマンの代名詞、金色の鎧と緑のタイツが、
全くダサくなく、神々しく王様のスタイルとしてかっこよすぎるわけですが、
そして決闘ですよ。
どこの『スターウォーズ』の終盤ですかね?

もう『リトルマーメイド』もびっくりの海洋大スペクタクルビッグバジェットハリウッド大作!!

だいたい全部ネタバレしましたが、
こんなハリウッド映画のフルコース久しぶりに浴びました。

ありがとうジェームズ・ワン!!

早速2019年のベスト作品見ちゃった感あるよ!!
早くUHDが欲しい!!

ニコール・キッドマンのキャリア最大ヒット作に!

今作の一番びっくりしたのが、
この映画がニコール・キッドマンの最大の興行成績を稼いだ映画に。
数多くで印象的な演技をしているニコールキッドマンですが、
ヒット作には恵まれてはいなかった。

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でも今作で、海の女王として、冒頭から大アクションを見せ、
さらに後半では魚人コスプレを披露と、
新鮮でやばい。
美しすぎるアンバー・ハードも終始かっこよく綺麗、可愛いし、
最後の展開で怒涛のキスシーンも素敵で見事だし、
抱かれたいって思ったけど、

それよりもあの豪快バイキングのモモアマンの母親役のニコールキッドマンの方が
熱かったわ。

ブラック・マンタかっこよすぎ問題

まぁオームも「おれは今日からオーシャンマスターだ!!」と

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ワンピースのルフィもびっくりな発言を、
ジェームズ・ワンの往年のホラー映画盟友のパトリック・ウィルソンが好演するわけですが、
ブラック・マンタがもう可愛い強いでかっこいい。
びっくりしたのが、あのでかすぎる頭は、
デイヴィッドさんの趣味!!
しかもアトランティスの武器を独自改造してクラフトスーツという、
アイアンマンを彷彿させる展開に胸熱。

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でも悪役なわけですが、冒頭のアクアマンのヒーローならざる選択の結果ということも含めて、
恨めないとこもあるんだよな。
しかし強くてチャーミングってどんだけいいキャラだよ。
続編でも暗躍しそう??

バルコ悪役じゃなかった。。

New52の原作コミックでは、
『ジャスティス・リーグ アトランティスの進撃』で、地上襲撃を仕組んだ張本人で、
影でオームを操ってた参謀。
今作でもウィレム・デフォーが演じているのでもしや?と思いきや、
ただの『スタートレック』のスポックもどきの和風おじさんでした。
それ以外にも意外な髪色で武闘派王様をドルフ・ラングレンが演じててよかった。

甲殻の王様が可愛すぎた

いやあのデザイン可愛すぎでしょ。
威厳全くなし。
そのあとの大怪獣のクラーゴンみたいなの登場で、
そいつがトライデント守ってたって設定なんだけど、
過去に挑戦した人みんな負けたっていうけど、
あいつには勝てないなってタコの化け物かと思ったら、ゴジラでした笑

それでも全く期待できないDCエクステンデッド・ユニバース

『アクアマン』もすっごく面白かったし、『ワンダーウーマン』も面白かったですが、
肝心の集約映画の『ジャスティス・リーグ』が全くもってクソ映画で、
興行成績は高いが、批評家の評価が低く、マーベルコミックのMCUに全然追いつけていない彼ら。
コミックはマーベルよりも読みやすいんだけどなぁ。
コミックは断然DC派の自分ですが、DCエクステンデッド・ユニバースには全く期待していない。

根本的にはMCUの全ては『アベンジャーズ』に統括されて、
全てのシリーズに関わりがあり、世界観のつながりや小ネタが魅力的で、
それぞれの作品を見ることに付加価値を与え、
その感動が『アベンジャーズ』に集約されるという構図が、本来のコミックでのタイインであったり、
クロスオーバーの魅力だと思うのですが、
このDC〜には、それが映画製作者たちの判断ミスやコミック愛のなさなどにより、
欠如しており、
そもそもあんまり面白くないものがポンポン作られて、
原作コミックがそもそも面白いのに、
それをうまく映画化できなかったわけです。

むしろ『ワンダーウーマン』以降は、
コミックにこだわらず、映画として面白いものにしようとしている側面があるけども、
コミックを意識しだして、全く違ったり、中途半端だったり、そもそも脚本が面白くない映画程度の展開に陥ったり、
それをMCUに対抗して、テコ入れして、
最初はザック・スナイダーが娯楽としてのヒーロー映画ではなく、神話としての映画製作をして終始暗いトーンにしていたが、
『ジャスティス・リーグ』で観客に媚を売り妙な明るいトーンに改変して大失敗。

しかし今作『アクアマン』では、見事にテコ入れされて、
痛快娯楽映画になっていたわけですが、
まぁシナリオにツッコミどころが多く雑だったりもするのですがね。
そういうのが酷評に繋がったのかな。

今作が良かっただけで、次回作が全くクソ映画の可能性がある。
そしてベン・アフレックの降板が決定や、ヘンリー・カーヴィルも離脱の噂もあり、
そもそも『ジャスティス・リーグ』の続編はあるのか?
と不安と不満だらけのシリーズ。
続報はいい話全く聞かないしな。
とりあえず、4年後にアクアマンの続編が公開決定してるが、遅すぎるし、求められてるのか?
4年間もアクアマンを他のDC映画に出さないのか?
ファンとしては計画自体終了して欲しかったりするんだよな。

パンフがマストバイですよ

映画面白かったので、
パンフ読んで補足したいなぁと思って購入。
これがまた面白い。
映画秘宝ばりの濃さでびっくりした。
映画秘宝のライターのギンティ小林さんが、
今作のスタントマンチームについて文章を寄稿していて、
その広い知識がジェイソン・モモアのこれまでのキャリアや、
意外なとこからのカメオ出演などなど、
本作の舞台裏の製作時の面白い視点での文章がまた面白いし、
これまでのアクアマンのコミックの歴史もさらっとまとめてあって、
2019年映画パンフとして、
年間ベストなのでは???
と思わずにいられなかったので、
是非本作を、年間ベスト入りあるかも?
って思う人は購入してください。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 8/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 8.5/10
・キャラクターの魅力 8.5/10
・音楽 8/10
・上映時間と個人的趣味 9/10
86点

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