合言葉は「マーサ」
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに
製作
2016年アメリカ映画
IMAXシーンがより高画質になって帰ってきた
この記事は2ページあります。
監督
ザック・ジャスティス・スナイダー
・300
・ウォッチメン
・アーミー・オブ・ザ・デッド
・マン・オブ・スティール
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」のキャストは誰ですか?
キャスト
ネタバレ あらすじ
2016年3月IMAX3D版鑑賞
2016年8月自宅Blu-ray
アルティメット版鑑賞
2021年7月4日UHDアップグレード版鑑賞
2021年37本目
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邦訳アメコミ好きの筆者の感想だよ。
というわけで、就職活動にも失敗したあの時、
ボロボロになった
俺の心の隙間を埋めてくれたのは、
バットマンの邦訳コミックでした。
あれ以来、アメリカンコミックで
描かれるヒーローの逞しい意思や
スーパーパワーや
崇高な精神は僕のボロボロに折れた
心の支えになってくれました。
特にDCコミックの重厚さは
辛い現実を忘れさせてくれる
素晴らしいパワーがあって、
ヒーロー漫画は大人でも
楽しめるのだと再認識しました。
まぁーそれでも2016年にもなると
マーベル映画にもちょっと疲れてきて、
そもそも前作『マン・オブ・スティール』が
スーパーマンの概念をぶっ壊す、
まったく新しい宇宙人が
ヒーローになることになった映画で
ファンの期待をジャスティスしたこともあって
バットマンにベン・アフレックが
起用されていてもそんなに
気持ちも高ぶっていたわけでもなく
初日と二日目は普通に仕事だったので
日曜日に母親とIMAX3Dで鑑賞してきましたよ。
よくよく見ると制作に
クリストファー・ノーランが不在の本作。
製作総指揮になっていて
名前貸し程度に収まっている。
超要約すると
メトロポリスとゴッサムシティ付近を20年以上守っていたバットマンが、新参者で街をぶっ壊しまくったスーパーマンにマジでイラついたので、ぶっ殺してやるぞ!!っていう映画
前作でファンを傷つけるスーパーマンが街を破壊しまくるのに加担して、人類の命を軽視する描写の数々を別視点でバットマンで描き、ファンの怒りに立ち上がってくれる!!ありがとうバットマン。というわけで、前作の苛立ちに免罪符を与えてくれる有能なプロット。
でも裏では、メタヒューマンを監視している
レックス・ルーサーの存在もあって、
スーパーマン以外にも世界には、
超人的な力を持った人がいて、
それを知った生身の体で犯罪者と
戦っていたベテランヒーローの
バットマンはタジタジ。
でもこの世界はバットマンを中心に動くようで
謎の悪夢で未来を幻視したり
未来からフラッシュがやってきたり。
マニアでも意味わかんねぇシーンがある。
普通のマニアでもこれなんだ?
と思うようなシーンがある。
それが前述のバットマンが見る悪夢。
きっとスーパーマンやジャスティスリーグの
別世界を描いたコミックから
引用してきたと思うんだけど
唐突に異世界が始まって本当に意味わかんねぇ。
コミックの引用考
バットマンが20年以上バットマンだったし、バットマンが鋼鉄のバットスーツを着てスーパーマンと戦う
→DARK KNIGHT
バットマンを描いた中編コミック。
ジョーカーにロビンを殺されて
引退していたバットマンだったけど
ある日を境に復活。
それに呼応するかのように医療施設にいた
常人化していたジョーカーも復活。
終盤では暴走するバットマンを止めるべく
アメリカ政府にスーパーマンが
派遣され戦うことに。
馬がひひんとなるシーンも
ここからきていると思われ。
あとスーパーマンが
核を食らって細くなるのも。
ネタバレ注意:スーパーマンが死ぬ。
→ドゥームズデイ、デス・オブ・スーパーマン
そういうことです。
トレンチコートを着たバットマン
→バットマン・アンド・サン
トレンチコートを着ている。
バットマンの息子のダミアンが
死んだバットマンの代わりに
バットマンとなって戦う未来。
ダミアンは元々犯罪集団に
育てられたため、
不殺の精神を持ち合わせておらず
劇中でも容赦なく殺す。
そのあたりも引用されているか。
スーパーマンが悪いやつ
→インジャスティス:神々の激突
殺しを行い人類を支配している描写がある。
また映画内でもバットマンに
「お前が私の愛するものを奪った。」
とあるのでバットマンのせいで
ジョーカーにロイスを殺されたように思える。
インジャスティスは格ゲーだが
悪役はスーパーマンで人類を支配している
描写があるので、それにあたるのではと思う。
メタヒューマンを監視している。悪夢の中にあるオメガのマーク。
バットマンがワンダーウーマンと合流。
→ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)
そこの伏線だし、そもそもその元ネタ。
劇中での悪役としてダーク・サイドが出てくる。
そいつの必殺技が
どうやらオメガのマークと関連している。
劇中内でのワンダーウーマン登場後の
バットマンの扱いも
ここから引用ということにしよう。笑
悪夢直後にフラッシュがやってきて警告をする。
→クライシス・オン・インフィニット・アース
フラッシュポイントかな?と思う。
こっちはDCコミックスの大イベントで
DCコミックスでは
世界が複数あると公式で明記されており
現在のDCでは52番目の世界が
中心になっているが
当時は複数の世界が同時に描かれていたりする。
その世界がアンチ・モニターこと
世界の破壊者により破壊されまくるという
凄まじいお話。
80年代の一大イベントで
世界が終焉して初代スーパーマンや
バットマンの世界がなくなったりします。
その後統合された世界で物語が進み
また色々あってNEW52になりますが
New52もそろそろ終わりそうな気配。
(もうついていけねぇよ。)
追い詰められたスーパーマンが田舎に帰る。
ここからかな?みたいな感じ。
スーパーマンの存在に対して世間が賛成か反対かを考える。
→キングダム・カム
描かれる一冊。
スーパーマンが引退し、みんな老人化。
若い人ヒーローたちが
問題を起こす困った世界で、
またもスーパーマンが立ち上がり
バットマンも帰ってくる。最高の一冊です。
スーパーマンが社会問題になるのは
ここでも描かれる。
・今作のあまりにも肉弾戦が強い!!ガジェットのワイヤーがビューン!!
→アーカム・シティ
そのあたりノーラン版のバットマンが
話は面白いけど
アクションが全然面白くない。
という不満を解消してくれました。バットマン最高!!
ともっともっと引用があると思われる本作。
つまりは超マニア向け!!
むしろマニアじゃないと
よく分からない変な映画になっている。
いやこれは僕が思うに
前作の『マン・オブ・スティール』で
ファンを失望させてしまったことに対する
ワーナブラザーズの制作側からの
謝罪なのかもしれないと思った。
あまりにも原作とかけ離れたスーパーマンを
作ってしまいみんながワーワー言っていたので
今作はコミックから多数の引用を
することによって
マニアが「あ!!このシーンはここだ!!」と
思えるように作ったというか
それか生粋のオタクだった
ザック・スナイダーが
ノーランから解放されたので
より自由に作った結果が
このようになったのかもしれない。