中途半端な総集編という映画
はじめに
製作
1998年日本映画
Endless Waltzの客層向けのPR映画
監督
加瀬充子
・機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
・TIGER & BUNNY 2
・最終兵器彼女
「機動戦士ガンダム/第08MS小隊 ミラーズ・リポート」のストーリーはどのような内容ですか?
ネタバレ あらすじ
2023年3月11日U-NEXT自宅鑑賞
2023年14本目
抱き合わせ商法
『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』
と同時上映された本作。
『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』
が90分と映画1本分に対して
今作は50分という中編。
もはや総集編の領域。
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いや総集編だけども。
今作はSDガンダム祭りを除けば
1992年の
『機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光』
以来の劇場公開作品。
と言っても完全オリジナル作品ではなく
前作同様にOVAの総集編であることに
関わらず。
2010年の
『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』
まで完全オリジナル作品の
ガンダムはダブルオーの劇場版まで
なかったので相当下火だったと思われる。
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「機動戦士ガンダム/第08MS小隊 ミラーズ・リポート」を視聴するための方法はありますか?
というわけで
自ブログについては
ガンダムの記事が人気なわけで
他にもとりあえず簡単に見れて
感想の書きやすい
劇場版を見て
感想でも書こうと思い。
まだ感想がない劇場版作品
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』
をU-NEXTにて鑑賞しました。
いやぁU-NEXTは
ガンダム作品見放題で
映画館の割引や
新作映画もレンタルできるし
HBOの高品質な海外ドラマも
見放題だしお得やわぁ。
今作は1996年より発売された
OVA作品
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』
の第8話の話を
再構成した作品で。
第1話と第6話の終盤と第7話を
再編集し新規カットを追加した。
となんじゃこりゃ状態ですが
公開した1998年8月時点では
最終話直前の
震える山(前編)が発売した直後。
むしろ1997年後発で短期間で販売完結した
『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』
をOVA3話を1本にまとめ
ガンダム生誕20周年記念作品とし
『GUNDAM THE MOVIE』として
強引に劇場公開。
あっさりと完結したガンダムWの客層を
現在絶賛発売中で
最終巻も製作中のWのファン層にも
08小隊を楽しんでもらうべく
超中途半端なコマーシャル作品を
2本立てとして上映した印象が強い。
自分は当時リアルタイムに
レンタルして鑑賞していたが
7歳から見始めて10歳で完結というのが
スパンが空きすぎて
記憶に乏しいが
おそらく今作もレンタルで鑑賞した。
製作ゴタゴタだった08小隊
08小隊と言えば
ガンダム版ロミオとジュリエットだと
自分は思ってるし
1年戦争の時代に
アプサラスなんて作れたの
やっぱりおかしくね?とも
思ってはいるわけだが
それ以上のこのゴタゴタ感。
90年代末期のアニメOVA
暗黒期のようなものを感じさせてくれる。
80年代末期からの90年代前半の
手書きアニメのアニメーターの
命の削り方を感じさせる
素晴らしいアニメーションの数々。
特にSF系は凄まじく
その熱量はUHDで見るとより
鮮明に感じさせてくれる。
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その反動なのか今作では
ストーリーも担当していた監督が
5話の途中で亡くなってしまい、
その後しばらく製作休止の中
再開したもののかなりペースは悪く
作品としてもまとまりに
かける部分もある。
テコ入れのように
震える山でのノリスの阿修羅のごとく
殺戮やシローの捨て身の戦いなど
見応えのある終盤はあるものの
前半のなんとも言えない展開の
数々には脱ガンダム感さえ
感じさせてくれる。
まぁガンダムは大体終盤に
テコ入れで見応えある戦闘描写
盛り込みがちですからね。
飛び飛びな内容に辟易
裁判後の事情聴取にて
新キャラのミラーのレポートを
ナレーションとして
1話と7話の総集編。
ゲリラとの戦いも
かなり飛び飛びながらも
人が爆死したり
コックピットにバズーカだったり
襲いくる人々を特殊な爆弾で殺したりと
かなりのゴア表現で
ゲリラ戦の恐ろしさを描くものの
そもそも合間の話を
切って貼ったしてる無理な
内容なので全くもってしんどい。
また物語自体も引き続き
続いていく中途半端な間の話なので
なかなか地獄な内容
流石に今作はリマスターされて
UHDになっても絶対買わないわ。
上質な絵の数々こそあるが
むしろこの後のノリス戦などの方が
面白いわけだし。
冒頭に熱砂の攻防の
アプサラス攻撃シーンは
かなり書き込まれていて
見応えたっぷりではあったが
やはり接着剤としての物語が
飛び飛びで鑑賞に耐えられなかった。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 3/10
・映像のアプローチ 7.5/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 5/10
・音楽 6/10
・上映時間と個人的趣味 4/10
50点
映画というフォーマットに
当時は価値を見出せてなかった
サンライズの製作者の意向を
感じてしまうのでした。
レンタル
通販
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