タイトル代わる凄まじいマーケティング戦略
★この記事をまとめるとこんな感じ★
はじめに:ご訪問ありがとうございます
製作
2025年アメリカ映画
使い捨て軍団の結束
キャスト
ネタバレ あらすじ
2025年5月2日IMAX版鑑賞
2025年22本目
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考察:MCU34作目
MCUも遂に34作目。そしてまさかの単独ヒーローものではなく2023年の『マーベルズ』に続くチームものです。これまで主役じゃなかった脇役たちが揃うというわけ。マーベル・シネマティック・ユニバース 公式タイムラインガイドを見つつ作品内の時系列から追うと劇中も2027年頃と予想。
概要:MCUもスーサイドスクワッド作った?と思ったら…
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マーベルコミックのアウトローキャラで結成されるサンダーボルツがMCUとして映画化。原作よりだとレッドハルクとかデッドプールとかヴェノムとかがメンバーのスパイダーマンとかボコボコにしてそうなメンツですが、今作では2021年の『ブラック・ウィドウ』で登場したエレーナを中心に、アレクセイや2021年のドラマシリーズの『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』にてデビューした2代目キャプテン・アメリカことジョン・ウォーカー / U.S.エージェント、2018年の『アントマン&ワスプ』にてヴィランのポジションだったエイヴァ・スター / ゴースト、そして2011年の『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』からシリーズ皆勤賞とも言えるバッキーにてチーム結成。
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タスクマスターについては敢え無く登場即死亡というあんまりな扱いではあったが、先行してDCで映画化された『スーサイド・スクワッド』や『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を彷彿させる悪役たちのチームものとして使い捨てのような出オチ満載のデスゲーム要素のある映画かな?と思ったら全然違ったのであった。
予習必須:実質『ブラック・ウィドウ2』
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と主役にエレーナを迎えた本作。セクシーとも美人とも言い切れない小柄ながらパワフルで存在感を出すフローレンス・ピューが前作に続き妹分を好演。恐ろしき暗殺者として再びCIAとも世界を牛耳る黒幕として人殺しの任務を行うエレーナさんですが、やっぱりしんどい様子。洗脳からも解放されたが憧れだった姉のナターシャのように世界のために戦うことを所望し、ヴァルとの関係を精算したいという設定から、ナターシャが死んでからどう声がけしていいかわからず距離を取ってたアレクセイという妙な生々しい不器用な人間臭い弱さ。超人血清により精神面も性格面もぐちゃぐちゃになったアメリカの元英雄のジョン・ウォーカーも参戦するが、ベースはエレーナの闇との精算の物語か、同じく負の側面を抱えてアンバランスな精神状態でソーのような力を手に入れたセントリーことボブとの出会いにより、エレーナは個人ではなくチームとして、そしてアレクセイともう一度家族として、人生を変えるための戦いに赴く。
via GIPHY と2023年に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を監督し直前の過去のペドロ発言のせいで2019年頃に一度クビになり2021年にDCで『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を監督、そしてマーベルとは懐を断ち、DC映画の中心人物へとなり2025年に『スーパーマン』の監督やら2022年にはドラマシリーズの『ピースメイカー』2024年には『クリーチャー・コマンドーズ』を制作とマーベルは大きすぎる魚を逃したわけですが、スプラッター系のホラー出身のジェームズ・ガンは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』ピースメイカー』『クリーチャー・コマンドーズ』にてその本領を発揮し、ゴア表現や酷い展開で次々とキャラクターを葬っていく。そのスリリングな魅力、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでのウィットに富んだ会話や擬似家族の愛の物語の強さ。一貫したテーマ性を巧みに描くジェームズ・ガンの才気は今作でむしろそれを再現しようとしたと思える。冒頭のタスクマスターの殺害やその後の会話やボブとのエレーナの関係、そして彼らの結束などなど、MCUが失ってしまった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』という魅力的なチームの代替品として『サンダーボルツ』を結成させ、そしてそれ以上の存在に映画の最後にしているのだが、それはそれで面白かったのだが、映画としてはジェームズ・ガン映画をお手本にしてそこまで上手くできなかった作品になってしまったのかなぁと思う。
それぞれ訳ありのキャラクターが多数登場するが、ゴーストに関しては完全にエレーナと同世代で親友ポジ、ウォーカーはアレクセイとの対比やらバッキーとの対比やらで絶妙な深みのある3枚目。アレクセイは完全にボケキャラの元気役、そのまとめ役で司令塔としてMCUで10年以上活躍するバッキーという素晴らしい人選で、この一件で彼らがチームとなっていく。
ここが惜しい:ジェームズ・ガンを追いかけて
ここが好き:サンダーボルツの由来
劇中の設定で彼らがサンダーボルツになる理由がエレーナの所属した弱小サッカー・チームなので好きでした。そのノリで奮い立たせるの好きです。
ネタバレ:衝撃のラストとその後の広告展開
とラストに明かされる彼らが、ニュー・アベンジャーズとして仕立て上げられるわけで、サンダーボルツではなくアベンジャーズ不在のMCUにて新アベンジャーズを司る存在になるとは流石に思わなかった。また結果的にエピローグで彼らが別次元から来るファンタスティック・フォーと合流をするのだから、実際今作はMCUにて超重要な作品の一つだったわけである。しかし恐ろしいのがマーケティングである。映画を見ることで彼らが実はアベンジャーズになり、今作が使い捨て軍団の作戦映画ではなく、新しいチームの成り立ちの映画だったということが明かされるのだが、その秘密を容赦無く、マーケティング戦略で広告として明かしているのが恐ろしい、日本のマーベルの公式も映画のタイトルを変更しニュー・アベンジャーズに変更してしまったし、話題作りのためにやることにネタバレの容赦がなさすぎるだろう。。
考察:セントリーの活躍が楽しみ
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とソー並の身体能力やらビームやらとスーパーマンの能力を持つボブですが、今作のラストでヴォイドを封じ込めたせいか力が使えない様です。次のアベンジャーズではおそらく普通に力を使えると思いますがその活躍が期待されます。次回作としてはアベンジャーズ同士の戦いや異世界アベンジャーズとの戦いなどがある展開なので戦闘描写的には大活躍が見込まれ、キャプテン・マーベルやソーなどと過去のサノス級の力を使えるんだろうなぁと。もしかしたらその次回作までチート過ぎるから力封印かもしれないが。また思えばニュー・アベンジャーズ、バッキー、アレクセイ、ウォーカーと3人も超人血清がいるのもやばいなぁ。アベンジャーズの次回作は肉弾戦がめちゃめちゃ多いといいなぁ。今作もあったにはあったがちょっと短かったし、後半は戦闘より『エターナル・サンシャイン』のような精神描写の工夫が楽しい映画だったし。。
hisSCORE
・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 6.5/10
・映像のアプローチ 7.6/10
・映画の美術面 7/10
・キャラクターの魅力 8.4/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 7.7/10
73点
ほぼほぼ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ですね。
考察:どうなる『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』
とエピローグでMCU35作品目の『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の続きになることが描かれたわけで、MCU36作目の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』が楽しみになるわけですね。サノスに代わる大ボスとしてDr.ドゥームが決定しておりその続編の『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』とあるように原作コミックでは別次元のヒーローたちが世界存続のために命をかけて戦う展開が繰り広げられます。DCコミックのリランチのにように今作を機にMCUの仕切り直しとして、多数のキャラクターが死ぬ可能性も否定できない状況。登場するキャラクターは事前に発表されてますがそれ以外のキャラクターももちろん出てくるだろうしMCU以外の20世紀FOXのX-MENがどのように関わり、消滅するのか?さらにはテレビドラマシリーズのキャラクターは登場するのか?などなどマルチバースを取り入れて広がりまくった風呂敷を一気に畳選別するのか??カーンの俳優により混迷してしまったMCU、またルッソ兄弟が傑作を2本作ってしまったことにより期待値がやばい『アベンジャーズ』確かに『アベンジャーズ2』は案外普通のお祭り映画でしたが

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