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▲【感想】進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 「酷い映画だけど好きです。」43点▲

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
日の丸2015年日本映画日の丸

映画評論家の町山智浩が脚本に参加した作品!!
ついに映画雑誌の元編集長であり、映画評論家として渡米して、アメリカから最新映画を紹介している町山智浩が日本の産業映画に脚本家として抜擢。
しかもそれが、日本の青年コミックで、大ヒット作品の『進撃の巨人』の実写映画化作品。
これまでコミック映画の実写化作品には、不評の嵐が巻き起こっていたが、そこにまさかの町山智浩が参戦。
一時期、日本の映画を悪く言った彼が、映画作りに携わってしまうという、ミイラ取りがミイラになるような状況。
もはや、本作の評判がひどいことになってしまったら、映画自体を作り手になってしまい、映画を批評するということが、全て自身に跳ね返ってくるという状況。
結果、映画の評判は散々に。
製作された時から、批判の的だった本作。
原作者が太鼓判をつけたりしてしまったわけだが、映画はヤフー映画を中心に散々な結果に。
この直近で、アニメ版を映画化したりしており、状況的に非常に厄介だったこともあると思う。
また対照的に、町山智浩が在籍していた映画秘宝チームが大絶賛するという異様な光景。
どこかメインストリームを外れ、ニッチな映画を応援し、映画の本質をひたすら追いかけていたような気がする映画秘宝が産業映画を応援し、大絶賛するというとても異様な光景が、映画ファンで映画秘宝を結構好きな自分としては、辛く思えた。結局はどんなにパンクな集団であろうと、ボスのためなら忠義を尽くす、組織でしかないんだなぁと。
感想:好きな作風の映画だけど、酷い出来です。
日本の漫画ですが、原作の舞台が西欧ぽいんです。でも勿論日本の映画なので、キャストは全員日本人です。
キャラクターはエレンとかミカサとかです。アルミンは無茶だなと。
まぁーそこはいいんです。
でも原作の人気キャラのリヴァイアさんは発音が日本読みでありえないから削除されて、敷島とかいう変な隊長が増えているんです。
まぁー自分は原作コミックも読んでないので、不満はないですがね。
とりま実写映画用に大幅にリメイクしているわけです。
脚本が普通に酷い
脚本に町山智浩が参加していても、そもそも映画としての出来は悪いことは変わりなかった。
上映時間が短めで、テンポとかそんなに気にならなく、体感時間とかは問題なかったけども、映画の話が悪い。
映画は、序盤で、巨人が攻めてきて、平和が崩れ去り、そこから月日が経ち、反抗作戦に主人公が参加して、巨人に襲われて終わる。
というプロットの根幹を映像化しているだけで、肝心のドラマがほとんどない。
また三浦春馬演じる主人公のエレンがどう見ても20代後半でありながら、中学生2年~高校生2年ぐらいの精神年齢でしかなくて、映画の展開に翻弄されてワーキャー言った結果、なぜかウルトラマンのような巨人に成って終わるという、主人公が主人公しないタイプの映画だった。
本当に大人がワーキャー言って、情けないってのは見てるの辛いっすわね。
肝心の巨人との戦いも、シキシマとミカサ以外はやっぱりワーキャー言ってるだけで、全然活躍しないで死んでいくだけで、アホ映画でした。
石原さとみなんて「こんなのはじめてー!!」とか怒鳴るぐらいしか見せ場ないし、キャスト無駄。
特にひどかったのがシキシマ。
エレンも悪い意味で濃かったが、シキシマも非常に濃い。
この二人だけ妙に濃くて笑える。
このシキシマが、たった一人だけ、巨人を倒す武器の立体機動装置を使いこなせてるんだけど、巨人との戦いと戦いの先にある平和の先を考えているというよりは、全く違ったことを常に考えているような変な奴で、自分を状況の蚊帳の外から見ている謎のキャラ。
その物言いなどが、『ガンダム』のシャアっぽいんだけど、出来損ないでまがい物な感じが、むしろ『ガンダムUC』に出てくる偽物のシャアのフル・フロンタルにそっくりで、これがむっちゃ興が深い!!
というわけで、めっちゃキャラが多くて、蹂躙されまくるのに、むちゃくちゃにダメな主人公と一人だけキャラ濃すぎて出来損ないな人がいて、映画としてのバランスがむっちゃ崩壊している。
肝心の巨人たちは、不気味でしたが、もう少しグロい方が、危機感が増していいかなー。
あと仲間だった子持ち未亡人っぽいのがエレンに急に性欲むきだして迫る展開は、エロさがあってよかったけども、唐突過ぎ。
その後、B級ホラーみたいに殺されてたけども。
あと近くでセックスしてたカップルも勿論襲われてて、その後、作戦が崩壊。
てか作戦が崩壊しまくってて、謎。
後編に伏線を投げたことが多かったが、だから後編が見たくなるか?っていうより、普通に酷い作品だなー次回作は見ないでもいいかなって感じです。
技術不足も感じる。
映画はテレ朝の日曜にやっている戦隊ヒーローのように音を後で載せた吹き替えになっているんだが、冒頭のバランスが非常に悪い。
アルミンはボソボソしゃべっているような演技なのに、凄まじく声が貼られていて、非常に違和感。
そういう技術不足もあるわけです。
作品は嫌いじゃない。
作品の世界観は良くできていると思う。
キャラの大きさなどに違和感もなかったし、終盤の肉弾戦もウルトラマンみたいでかっこよかった。
悪いとこも多いが、嫌いじゃない。帰りたいとも思わなかったし。
メモ得点メモ
物語の面白さと上映時間 5/10
映画の奥深さと世界観とオリジナリティ 6/10
キャラクターの魅力 0/10
監督の映像演出と印象的なシーン、映像を使った話の描き方 3/10
音楽 7/10
俺の趣味 5/10

43
原作とミカサのキャラが違くてやばいらしいよ。
原作ファンだったらヒロインがフル・フロンタルみたいなのの妾にされてたら、辛いわ。
あともう町山智浩さんは、映画をぶったぎるのができなくなると思う。
作る側の気持ちがわかってしまうと、情が湧いてしまうと思うし、こんな酷い映画作ったお前がいうのかよ!!?って反論されたら、なんも言えないよ。

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