【レビュー】機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY

機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY
日の丸2016年日本OVA作品日の丸

二人は殺しあう宿命
漫画『機動戦士ガンダムサンダーボルト』の映像化作品。
もともと配信形式で4話あったものを一本にしたもの。『ガンダムW エンドレスワルツ』に近いが、むしろ本編の長さを考えれば、これを見た方が尺などが増えているようなもの。
むしろ配信を見た人は負け組に近い。
この『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(以下 サンダーボルト)
は宇宙系の漫画を描いていた太田垣康男が描く宇宙世紀のガンダム。
しかし独特の解釈でガンダムの世界を描いており、もともとのガンダムから出展するロボットことMSたちは、独特のデザインや追加パーツが増設されており、能力が底上げされている印象。
またガンダムがこれまであまり描いてこなかった、義足や義手を持った人たちが戦場に赴き、さらには戦争を英雄化することなく、むごたらしい人殺しとして描くことを強調しており、かなりおぞましい作品になっていて、これまでのガンダムでは味わえないものが味わえる。
ガンダムファンとしては嬉しい限り。
漫画では味わえないアニメ独特の音を堪能
漫画という活字と絵の組み合わせでは、このサンダーボルトは味わい尽くせない。
それは主人公二人は戦火の中音楽を聴くという、これまでのガンダムになかった要素がある。
主人公で連邦軍のパイロットのイオはサンダーボルト中域で流れる海賊ラジオのジャズが大好き。
対する、義足のスナイパーのダリルはオールディーポップを愛している。
漫画では味わえなかった音楽をアニメ化により余すことなく堪能できる。
またBGMとしてとても魅力的に印象的に使われており、作品としての質を高めていた。
すごい!君の作ったMSは、オレの失った手足よりも自由だ!!
義足のスナイパーのダリルは、結果的足と腕を失うことで、MSと神経を直結するリユース・P・デバイスを利用し、MSを体のように動かせる超機動のザクを駆る。
その凄まじい強さのかっこよさ。
また同様にイオは白い悪魔ことガンダムをフルアーマーでさらに重装備で駆るという凄まじい特機の殺し合いが描かれる。
めっちゃ燃える。二人の狂気が孕んだセリフの掛け合いも素晴らしい。
しかもね。この二人結局どっちも戦争の犠牲者で、そもそも地球軍なのにイオは宇宙出身だし故郷は滅んでいるし、大義もクソもない戦争の犠牲で殺し合いに魅入られた悪魔。
またダリルも戦争により体を奪われた。また戦いの場所もアバオアクーでもソロモンでもなく一つの中域。
ポケットの中の戦争のような隅っこで起きる戦争末期の戦い。
なんとも儚く、そして激しく舞う。
当初自分も個性が強すぎるし、規格外の兵器が多数出ることに違和感を覚え、敬遠していたが読んでみると凄まじく濃く個性もあってすっかり虜に。
MSの性能はパラレル。
唯一の不満はMSの性能がとても一年戦争レベルのものとは思えないぐらい高い。
ユニコーン級だよ。ジムもシールド二つかまえているし、そもそもジェネレーターとかどうなってんだよ!!
状態。
殺し合いは続くのか?
原作はサンダーボルトから地上に移ったがまだ原作のストックは足りない。
続編も考えているのだろうか?結構サイコザクが出てくるまで長そうだけど。あと完全オリジナルの宗教要素が出てきたからね。
でも今作はアニメ化したからサンライズが正史にしたんだな。
とりあえずもともと最高だったアニメにハイレベルの音楽も盛り込まれたので、かなり神がかっている印象。
話題になるといいな。
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