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◎【80点】劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-【解説 考察:時を経て異色さが払拭されたハイスペックガンダム劇場】◎

衝撃のラスト


でラストに突入するんですがそれが衝撃です。
本当に衝撃です。
えっ?という感じで
エンディングに行きます。(笑)
でも今思うとあの唐突な感じは
完璧でした。絵一枚で全てがわかる。
喜びの象徴にみえました。
ただ問題があって
ガンダムのメインである主役の
ガンダムがわずか5分程しか拝めない
挙げ句活躍しないという衝撃の活躍。

いや。まぁー映画的に正しいんですが
ガンダム的には間違いです。(笑)
でも仕方ないんです。
あのガンダムは「相互理解」の為の
ガンダムだったのですから。
でまさかのガンダムダブルオーシリーズの
プロローグが描かれます。それやばいです。
でエピローグです。
ここまでやっていただければ
本作はちゃんと完結したことになります。
とりあえず一言。

よくこんなガンダム作れたな。むしろ偉いよ!!

ガンダムってすっごい存在ですからね。
よくこんなBANDAIの意向を
シカトしたようなSF巨編を作ったよ!!

一つ言いたいのが
本作は異種との対話をするお話なのですが
その方法がすっごいですよね。

思っていることが全てわかっちゃう空間が
作れるパワーを使うという
なんともぶっ飛びな。
最終的には謎の生命体と
主人公はわかりあい。
自身を礎にしてしまうというまた。
でもそこにあるのは
前向きな思いだけで
そして人は人と簡単にわかり合えるように
ならないと外宇宙に行けない。
その為に人は進化しないといけない。
で先駆けの刹那は特殊な力でわかり合えた。
それってつまり初代ガンダムで描かれた
ニュータイプとほとんど一緒なんじゃない?

初代ガンダムで描いたSF部分の進化

だってシャアは最初、人は宇宙に進出に辺り
コミュニケーションが遮られた空間の中で
円滑にコミュニケーションを出来る存在を
ニュータイプと呼ぶとか言ってて
全ての人は過酷な宇宙空間で生活して
ニュータイプになるべきだって言ってたけど
その能力。
つまり空間認識力の向上がパイロット的
センスと結びついて
ニュータイプはいつしか撃墜王と同意語に
なってしまうという下りがあって
そこだけが派生しガンダムは
ロボットアニメとして真価が
出てきたのに対して本作は正に
そのコミュニケーションに重点をおいた
原点リスペトの素晴らしいガンダム映画に
なっているんではないだろうか?

そう言った意味で
ガンダムファンとして自分は本作が
とても面白かったし
そう言った要素はF91でも取り入れられて
(失敗した?)なかなか面白かったけど
本作はまさにSF映画として
重要な要素をつめこんだすっごい映画だ!!
ただ一つ言えるのは
こんなガンダム作って
次どんなガンダム作るんだ?(笑)

あと正直ラストの辺りが2時間の
上映時間を持ってしても
少し詰め込み過ぎて早足になっていた気もする。
それだったら
序盤もう少し早足にすべきだったのでは?

なんか普通に映画として面白かった。
ただガンダムとしては多分ダメかもしれないな。

2022年10年ぶりに再鑑賞

Blu-ray購入時に鑑賞した記憶は
あるのですが通しで鑑賞したのは
実に10年以上ぶり。

もうあれから10年ですかぁ。

今作後に『ガンダムUC』が本格アニメ化
し出したのかぁ。
『ガンダムUC』が4年かけてそして
2018年には続編の『ガンダムNT』もあって
かなり長い期間描いていて
まぁその直後に『ガンダムAGE』があって
大失敗した印象もあって。

むしろ『ガンダムAGE』の失敗で
今作の異常さというのが払拭されたね。

むしろゲーム展開や模型展開が
コンスタントに続いているから
本当に10年が経過したとは思えない。

ゲームや模型のおかげで衝撃も恒常化した作品

公開時の感想を読み直すと問題作として
君臨していたなぁと。

しかし10年の間で度重なる
シナリオのゲームへの落とし込み。
謎多きMS群も模型化や
ゲームのプレイアブル化で
詳細化されることで
空白部分はほぼなくなり。

スーパーロボットとガンダムが融合した
強力な装備の数々が
個性として現在でも魅力的な存在として
君臨している。

his
UCガンダムの最終形態と同じくらいオカルト要素のあるダブルオークアンタ

しかもエピローグでは
クアンタに強化形態のエルス化した
姿も登場しフィギュア化もしている。

ガンダム作品としてオーバースペックが融合していてこれはこれで最高

と物語の衝撃も多くの人々に
消化され残ったのがイケメンキャラと
最強のガンダムたちが縦横無尽に活躍する
という10年の歳月が作品評価を変えた印象。

UHDで見たいやつ

UHDでの自宅鑑賞ですが
作品として緑とオレンジの粒子が
印象的な作品で
HDRとの相性はとても良い。

ただどの作品よりも
顔が長くてやや目が小さい
異色なキャラデザがちょっとキモいなぁと。

終盤では無数に登場するELSとの
戦いなどかなり細かな映像が
あるので劇場向きの作品であり

巨大テレビと相性抜群。

これは買って良かった気もする

総評

ガンダム作品の中では結果的には
大好きな作品。

オーバースペックなMSたちも
好きだし、洗練されたデザインも好き。
終盤でのクアンタが
クアンタムシステムを使った時の
分解形態とかかなり好きだったけども
それは模型とかで再現できなくて
当時残念だった。
MSのデザインが全部好きで
公開時は全部ガンプラ買った。

全種RGとかで出てくれないかなぁ?

現在でも根強い人気で
続編が出来るのすごい好きだし
声優陣も全員最高。

ELSの宇宙怪物の側面は
ゲームとかのリブート的なところで
ようやく受け入れられることが
できてきたなぁと。
ただただだるいけども。

もうこれもガンダムなんだよ!!

そう納得できます。

hisSCORE

・脚本のユニークさ濃さとテーマなど 7/10
・映像のアプローチ 9/10
・映画の美術面 8/10
・キャラクターの魅力 7.5/10
・音楽 7/10
・上映時間と個人的趣味 8.5/10

80点

物足りないクアンタの活躍は
ゲームやら模型やらで補完しましょう。

クアンタのアシンメトリーなデザイン
まじで最高。

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