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『バットマン:アイ・アム・ベイン』を読破したので感想を。

ベイン・・・黙れ

アメリカ2017年4月〜2017年8月アメリカ


アイ・アム・シリーズ最終作は復讐のベイン

ベインにより寿命を使って精神汚染された
バットマンの命を救ったゴッサム・ガール。

彼女を救うためベインの本拠地で
サイコ・パレートを奪ったバットマン。

今度はベインがゴッサムに殴り込みだ!

復讐に燃えるベインとバットマンの最終決戦。
知力も精神力もバットマン並みのベイン。

そんなベインに立ち向かう為に、
バットマンが取った奇策とは?

またその他エピソードとして、
バットマン・アニュアルの
アイズナー賞受賞作の短編
・忠犬

スワンプシング登場回
・Batman Vol3 #23

アイ・アム・シリーズ完結と
短編2種構成だ。

ポテトはジョーカー化しますか?

今までにないギャグセンに感動した

これまでバットマンのギャグといえば、
アルフレッドの小言と決まっていたし、
ギャグを言うジョーカーはトチ狂ってた。
ある種コウモリのコスチュームを着た人間が
正義のヒーローであることも
メタ的に異常であり、
笑えないギャグのメタファーでもあり、
そのギャグが真剣であるからこそ
狂気であるとジョーカーの論理として
バットマンシリーズが
構造化していた気もするが、
今作ではそんなルールがあったのか?
なかったのか?な状況で、
日常的な緩い回が序幕で垣間見られる。

ゴッサム・シティには
バットバーガーなる、
いつ自分がそのやばいヴィランに出会うかも
わからない状況下で、
ネタにしたハンバーガーショップが運営され
そしてそこで突如作戦会議をするという
今までにない展開に感動した。
もしかしたら賛否の話題で
盛り上がったかもしれないが、

皮肉混じりにティムを抜いた
バットマンとロビン達での
何気ない会話。
ダミアンが人形付きのセットを買ったら
レッドフードだったとか、
殺し合い前提とも言える
ダミアンとジェイソンの狂気なやり取り。

his
ジェイソンってレッドフード初登場は
ゴリゴリの敵だったのに、
なんでこんなに仲良くできるんだよ。
ブルースのハンバーガーを
ナイフで食おうとする
謎のギャグ含めて秀逸で、
序幕から楽しくてしょうがないのに、
この回のラストでは、
衝撃的な絵面が早速出てきて、
この1冊の満足度が爆上がりで、

いつも何週間もかけて読むのに
1日で読み終わってしまった。

“この先に進みし者はすべての望みを捨てよ!”

ようこそアーカム・アサイラムへ

New52では良い奴として描かれたベインさん。
トム・キングさんバットマンでは、
バットマンの同格として、
対決のために、
嫌がらせの連続を繰り広げていました。
1年近く暗躍しようやく第一部完結。

New52では番外編しか出なかったようだし。
バットマンの背骨を折った有名キャラだけど
2012年に映画化された
『ダークナイト ライジング』で、
めっちゃ小物に描かれてしまったせいで、
その立場がなくなっちゃた感あったし、
ベインの液体がなくてもめっちゃ強い
ことが証明できて良かった。

his
むしろベインに頼る理由がいまいちわからないのはあれか

てかNew52でも
ダークナイト誌で活躍してたのか。
日本は翻訳1巻で終了したからな。。。

そんな最強のベインさんが、
アーカムアサイラムで
バットマンに唆された
ジョーカー以外のヴィランと対峙し、
ぼこすぼこす。

これがまた面白い。
キャラの博覧会風で終盤らしい
大円団っぽくて良い。

最終的にはいつものバットマンらしい、
バットマンの内面の精神の描き、
今作ではバットマンがマザコンで
いつでも母親を求めていた弱さが描かれ、
同様にベインもまた死んだ母との
心の中で糧にしており、
二人の真逆の精神の根底作りが
対比され、
カタルシス的なバットマンの勝利が描かれる。

his
勝った理由は主人公であるからとも言える。

しかしこの母親というか女性への傾倒は、
今回のトム・キングが目指すリバースでの
バットマンの物語の方向性とも言える。
アイ・アム・スーサイドにて
主要キャラとして
描かれたキャット・ウーマン。

そして自分を救った女性である
ゴッサム・ガール。

彼女達との交流、
そしてバットマンが導いた答え、

バットマンの愛する女性という焦点にて
ベインはそのテーマのツールでしかないのかもしれない。

わたしってば、あなたにお礼を言ってなかった。ありえなくない?

ゴッサム・ガールは何者なのか?

結局これまでの3冊を読む限りでは、
彼女が誰からこの力を授かったのかは、
わからずじまいだった。
特殊な薬品?
劇中にて億万長者の子供として育った二人が、
海外に行って力を
身につけたような描写はあった。

てっきりすべてベインの仕込みかと思いきや
ベインにはめられて兄は死んでしまったし。

結果
バットマンとの会話で寿命を使いながらも
ヒーローで居続けることを決め、
ヨーロッパに旅立った彼女。

しかしうっかりネタバレに触れてしまったが
後々まさかのやつと一緒に出てきたり、
プラチナ・クリプトナイトによって
寿命が延命されたりするようだ。
ふむ。
リバースのバットマンを読み進めれば
いつか真相に辿りづけるのだろうか?
ちなみにベインも2020年でアーされるそう。

また初登場は、リバースにて
チラリと登場。
バットシグナルを見て、
まだ行くタイミングじゃないと兄が言ってる。
やはり何か暗躍の理由があるのかもしれない。

心温まるエピローグだったので、
気がかりだ。

忠犬

バットマンの季節もの番外編。
クリスマス企画にて、
犬の保護の話。
バットマンにもスーパーマンみたいに
かつて相棒の犬がいた。
リバースになって相棒犬が登場。
ちなみに
この世界にもジョーカーが
いることが示唆される。

どうだエース?バットハウンドにでもなるか?
よしよし、なりたいんだな

とりあえず心が温まる短編。

ブルース犬にはそんなに優しいのか。
顔がほぼダミアンだった。笑

またスワンプシングが登場。
絵のタッチが独特。
スワンプシングってこう言うやつなのか。
アルフレッドの行動にギャグ要素あり。
スワンプシングのコミック表現面白。
しかし物語の顛末がもやる。
ブルースが凄まじく激昂。
どうしようもない奴にはこういう
態度になるのか。

さて次はボタンとドゥームズデイクロックを
購入したので、その前に
リバースを読み直そうかなぁと。
いやいやそんなことより
ホワイトナイトの続編も気になってて。

いや節約のためにまずはリバースからだ!

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